今回はレザー用の汚れ落としについてのお話。
色々な会社から色々なレザー用のクリーナーが販売されています。筆者はこのブログで革靴や革製品についての記事をよく書いていますので、レザーのクリーナーをよく使います。
また、実はレザー用の汚れ落としは用途によってる使い分ける必要があります。
このあたりもレザー初心者にわかりやすく解説していきます。
革靴ブロガーがおすすめのレザー汚れ落としを解説!
さて、今回は革靴の記事を中心に記事を書いているブロガーの筆者が、おすすめのレザー用汚れ落としを解説していきます。
今回紹介するのは、2つのレザー用汚れ落とし。この2つを購入しておけば、レザーの靴・バッグ・ジャケットなど革製品ならどんなものにでも対応できるはず。
革製品を愛用しているなら、レザー用の汚れ落としをひとつは用意しよう
まずはなぜ、レザー用の汚れ落としが必要なのか説明していきたいと思います。
レザー用の汚れ落としはただ単に汚れを落とすだけではないのです。
ブラッシングで落ちない汚れを落とせる
レザー製品の基本のメンテナンスはブラッシングです。馬毛のブラシなどを使って、レザーの表面をのホコリを落とすだけで綺麗になります。
しかし、時折これだけでは落としきれない汚れが付くことも。そんな時に便利なのがレザー用の汚れ落としなのです。
実は汚れはレザーの大敵。革の栄誉は水分と油分。レザーの表面にあるホコリや汚れはレザーからこの栄養を奪い取ってしまうのです。
つまり、レザーの汚れ落としを使うとレザーを綺麗にすることができるだけでなく、栄養を守り革の寿命も長くすることができるのです。
汚れ落とし1本で革靴・バッグ・ジャケットにも使える
レザーの汚れ落としは、革靴用と素手売られているものでもバッグやジャケットなどありとあらゆるレザー製品に使うことができます。
1本あるとどんなレザーでも綺麗にすることができる万能アイテム。
実は、レザーの汚れ落としには種類が“2種類”ある
実は、あまり知られていないことですが、レザーの汚れ落としには2つの種類があります。
それが「オールインワンタイプ」と「洗浄力特化タイプ」。
レザーの汚れ落とし・保革・艶出しができるオールインワンタイプ
M.MOWBRAYより
まずは「オールインワンタイプ」のレザー用汚れ落としから。
このタイプの汚れ落としは、汚れを落とす以外にも“保革(革に栄養を与える)”や“ツヤ出し”などの機能を備えている場合が多いのが特徴です。
オールインワンタイプのレザー汚れ落とし:メリット
オールインワンタイプのレザー汚れ落としですが、最大のメリットはこれ一本で革靴のメンテナンスが済んでしまいます。
- 汚れ落とし
- クリームの塗り込み
- ツヤ出し
この3つの工程が、オールインワンタイプの汚れ落としを使うことで一度に済んでしまいます。
オールインワンタイプのレザー汚れ落とし:デメリット
一方、レザーをの汚れを落とす洗浄力が足りないことも。頑固な汚れは落ちなかったり、古い靴クリームを落としたりワックスを落とす時に思ったように落とすことができなかったりします。
ただし、洗浄力が弱いということはレザーへの負担も少ないということ。
レザーの汚れを落とすことに特化したタイプ
Saphirより
続いて、汚れ落としに特化したタイプのレザークリーナーです。
余分な機能はなく、汚れ落としに特化したもので、ここでは「洗浄力特化型」と呼ぶことにします。
洗浄力特化型のレザー汚れ落とし:メリット
洗浄力特化型のレザー汚れ落としのメリットですが、やはり強力な汚れ落としの力です。
オールインワンタイプでは敵わないような汚れもガンガン落としてくれます。
本格的なレザーケアをする場合には、必ず持っておきたい汚れ落としです。
洗浄力特化型のレザー汚れ落とし:デメリット
一方、デメリットも。洗浄力特化型は、その強力な洗浄力が故にレザーを痛めてしまうことがあります。
このタイプの汚れ落としを使いすぎるのはNG。
おすすめのレザー汚れ落としは“たった2つ”だけ
では、筆者おすすめのレザー汚れ落としを紹介していきます。
「オールインワンタイプ」「洗浄力特化タイプ」各1つずつ、2つのみの紹介です。
おすすめのレザー汚れ落とし:オールインワンタイプ
オールインワンタイプで最もおすすめなのが『M.MOWBRAY(エム・モゥブレイ)』から発売されている「クリームエッセンシャル」です。
値段は2,000円ほどで、
- 汚れ落とし
- 栄養
- ツヤ出し
この3つの機能がまとまった使いやすいアイテムです。
使い方は簡単で、布に少量取り出してレザーを磨くだけ。
そしてこのアイテムの特徴が艶出し能力の高さ。はっきり言って異常です。
ブラッシングをして「クリームエッセンシャル」を使っただけでこのツヤ感。ちょっと他のレザー用汚れ落としでは考えられないレベルです。
おすすめのレザー汚れ落とし:洗浄力特化タイプ
次に、洗浄力特化タイプの汚れ落としです。筆者おすすめなのが、『Saphir(サフィール)』の「レノマットリムーバー」。
シャバシャバとした水のようなテクスチャで、頑固な汚れや油分汚れも除去。革靴の場合には塩吹きの除去にも効果があります。
これも使い方は簡単で、布に含ませてレザーを拭くだけ。シンプルな使い方ですが、効果抜群。
汚れが落ちすぎて楽しくなってきますが、使いすぎはレザーを痛める可能性があるのでご注意を!
レザークラフトなどをする方の場合には、カラー補修前に使うことで色の定着を安定させることもできます。
用法に合った正しいレザー汚れ落としでメンテナンスを!
さて、今回は用途ごとにおすすめの2つのレザー用汚れ落としについてお話してきました。
レザーの汚れを落とすことは本当に重要で、見た目も良くなりますし長くアイテムと付き合っていくことができるようになります。
ぜひ、一本くらいは汚れ落としを用意して愛用のレザーアイテムをリフレッシュしてあげてみてくださいね。