私ごとですが、部屋を引っ越すことになりました。
引っ越すとなると楽しみなのが家具選び。
彼女と同棲することもあり、「ちょっと奮発して長く使えるいい家具を購入してみようかな」なんて考えています。
中でも憧れがあったのがソファです。
値段も手が届く範囲で、長く使えて、おしゃれで、そんな都合の良いソファーがないだろうかと調べていて出会ったのが「カリモク60」というブランドでした。
今回はそんな「カリモク60」について調べたことをまとめていきたいと思います。
「カリモク60」とは?
そもそも「カリモク60」という名前が気になります。
“カリモク”ってなに?
カリモクとは、日本最大級の老舗家具メーカー「カリモク家具株式会社」のこと。
インテリアに無知な私はこれすら知りませんでした。
なんでも「カリモク株式会社」は1940年、愛知県刈谷市にて創業したそうで軽く80年以上の歴史があることになります。
カリモク家具より
今でも「カリモク」ブランドで家具は販売されていますが、非常に高級です。
「カリモク60」は「カリモク」の技術や思いを受け継ぎ、コストパフォーマンスにもこだわったブランド。
そして、「カリモク60」の“60”にもしっかり意味があります。
原点は1960年代の家具。だから「カリモク60」
カリモク60より
カリモク家具株式会社が創業したのは1940年のことですが、当時のカリモク家具が作っていたのは主に輸入家具のパーツだったそうです。
その後、自社にて家具製品の販売を始めたのが1962年のこと。
カリモク60より
今、「カリモク60」で販売されているアイテムの中でも人気の高い『Kチェア』や『ロビーチェア』といったアイテムは60年代にはすでにラインアップに存在したアイテムだそうです。
そういったカリモクそのものを体現するようなアイテムを中心に、新たなブランドとして立ち上げられたのが「カリモク60」。
1960年代の家具がルーツだから「カリモク60」。
「カリモク60」から発売されているアイテムは、どれも普遍的で飽きが来ず長年使い続けられるものばかりです。
これはきっと洗練され尽くされたデザインだからこそなのでしょう。
「カリモク60」の製造は人の手と機械とを上手に使って
カリモク60より
「カリモク60」のアイテムは機械と人の手を上手に組み合わせて作られているそうです。
技術の高い職人の生み出す商品は優れているに決まっています。
しかし、同時に人の手だけでは限界があります。だって時間が有限ですから。
カリモク60より
商品の販売において、時間の短縮はそのままコストダウンにつながります。
「カリモク60」は人の手と機械を上手に使い分け、優れた品質とコストパフォーマンスを実現しています。
天然木の見える部分の優しい曲線は目で見ても美しいですし、触ってみてもいつまでも触り続けたくなる不思議な質感。
量産家具のコストパフォーマンスには遠く及びませんが、満足感と所有感の高さはお金では買えません。
「カリモク60」が長く使えるワケ
カリモク60より
コストパフォーマンスに触れましたが、実は「カリモク60」は考え方によっては非常にコストパフォーマンスが良いんです。
飽きの来ない普遍的なデザインである
カリモク60より
まず、「カリモク60」の家具は普遍的なデザインです。
飽きが来ないのでずっと使い続けられます。
また、傷がつきやすい木製部分も天然木なので傷が味になっていきますし、ソファなどのクッション部分もへたりにくいと好評です。
気に入ったアイテムをずっと使い続けられるのは嬉しいですよね。
「カリモク60」は部品ごとに購入・交換できる
カリモク60より
また、もしもどこか壊れてしまっても「カリモク60」の多くの家具では部品の購入が可能です。
なので自分で交換を行なって、使い続けることができるのです。
これはソファなども同様で、クッションを新品と交換したりすることも可能。
カリモク60より
クッションがいくらへたりにくいとはいっても、永久にへたらないわけではありません。
10年くらいはへっちゃらみたいですが、20年も使えば流石に交換が必要でしょう。
それに、10年後には子供が生まれて、ソファにイタズラをされるかもしれませんし…・
そんな時でもパーツを購入してお気に入りのアイテムをずっと使い続けられるのです。
「カリモク60」の定番アイテムについて
ここまで読んでみていかがでしょう?
ずっと使い続けることができるのって、とても素敵だと思うんです。
私たちは大量生産の時代に生きています。
服や靴、もちろん家具も壊れたら捨てるのを前提に作られているものばかり。
だから一層、「カリモク」のようなブランドが光り輝いて見えるのかもしれませんね。
カリモク60より
ここからは「カリモク60」から販売されている商品を紹介したいと思います。
ただ、商品数が多いので、定番アイテムに絞ってご紹介していきたいと思います。
「カリモク60」第1号!:Kチェア
カリモク60より
「カリモク60」の記念すべき第1号がこれから紹介する『Kチェア』です。
というか、「カリモク家具株式会社」が自社製品として初めて販売を行なったのもこの『Kチェア』なんだとか(正確には全身になるチェアで多少の違いはあったようです)。
分類をするのならミッドセンチェリー系の家具で、無駄な機能のないシンプルな形でありながら飽きの来ない素晴らしいデザインだと思います。
カリモク60より
実は、私が引越し先で使おうと購入したのもこの『Kチェア』。
『Kチェア』には1シーターの他に、2人掛けの2シーターもあります。
私が購入したのはこれで、形に一目惚れして購入を決めました。
もちろん、座り心地が良いのも近くの販売店で確認済みです。
色も定番の“スタンダードブラック”のほか、これも定番の“モケットグリーン”などから選べます。
正規店で購入するなら色をカスタムするパターンオーダーも可能です。
ゆったり感を求めるなら:ロビーチェア
カリモク60より
続いて、Kチェアよりもゆったり深く腰掛けられる『ロビーチェア』です。
カリモク60より
クッション性もこちらの方が高く、座っている時間が長い方にはKチェアよりも『ロビーチェア』の方がおすすめ。
『ロビーチェア』も1シーター、2シーター、3シーターと大きさを選べます。
使い方や部屋のレイアウトに合わせて選びたいところ。
肘置きの部分も布で覆われているので、2シーター以上なら昼寝にも良さそうです。
また、こちらも色が色々とありパターンオーダーも可能です。
ソファでもっとまったり:オットマン
カリモク60より
「カリモク60」のソファと同素材の『オットマン(足置き)』も定番です。
オットマンなしでももちろんくつろげるんですが、オットマンがあると別次元。
カリモク60より
足の高さが合うだけでこれほどリラックス感が異なるのかとびっくりします。
我が家にも導入するか検討中。
友人が訪ねてきたときの補助椅子としても使えるので、汎用性も高いアイテムなんです。
「カリモク」の色味を合わせて使いたい:リビングテーブル
カリモク60より
正直、贅沢だと思います。
でも、「カリモク60」のソファには「カリモク60」のテーブルを合わせたくなりませんか?
木の色もマッチしていて、合わせてコーディネートしたら素敵だろうなぁ。
カリモク60より
部屋のリビングを全て「カリモク60」で揃えるのはなかなか厳しいですが、ちょっと憧れる。
リビングテーブルも素材や大きさ、形もさまざまで販売されている定番の一つです。
「カリモク」はこれからもどんどん進化していく
「カリモク」から「カリモク60」が生まれましたが、「カリモク」の進化は止まりません。
パターンオーダーと3Dシミュレーター
カリモク60 PATTERN PRDER
先ほど「Kチェア」のところでもお話ししましたが、「カリモク60」では色々なアイテムをパターンオーダーできます。
布地や木材部分など好みのものを選んで注文できます。
店舗で話を聞いてきましたが、納期は1ヵ月〜という形のようです。
スタンダードブラックのアイテムや、モケットグリーンのアイテムなら即納が可能なショップも多いので急ぎの場合はそちらを利用するのもいいでしょう。
私はスタンダードブラックのKチェアを購入したので購入日に家に運ぶことができました。
カリモク3Dシミュレーター
「カリモク60」では「カリモク3Dシミュレーター」という、部屋のレイアウトを簡単にシミュレーションできるサービスを展開しています。
PCまたはiPad上で操作ができ、部屋に「カリモク60」を置いたときのイメージを簡単に掴むことができます。
これなら店舗に行かなくても部屋に置くことができるかどうか簡単に判断することができます。
カリモク60+
vanillaより
「カリモク60」から派生した、「カリモク60+」というブランドが展開中です。
これは、文字通り「カリモク60」を現代にあったものへとアップデートしたもの。
「カリモク60+」では、「カリモク60」とはまた違ったラインアップを見ることができます。
カリモクニュースタンダード
また、2009年から始まった「KNS(karimoku New Standard)」というラインアップも。
これは、カリモクのもつ優れた技術と、国内外のデザイナーがタッグを組み新しい商品を生み出そうとする試み。
よりモダンなアイテムが揃っており、一見の価値ありといえるでしょう。
まとめ:「カリモク60」とは?
今回の記事をまとめます。
「カリモク60」は1960年代にカリモク家具株式会社が製造していた商品を、ほぼそのままで販売するブランド。
特徴としては、人の手と機械をうまく組み合わせて品質が良いのにコストパフォーマンスも良いこと。
また、長く使い続けることができるようにパーツ単位での販売もされており、壊れた部分を自分で交換して使用することもできる。
大量生産の「買い替えて使う家具」とは違い、「良いものを長く使い続ける」ことができる現在では数少ないブランド。