一生履ける!?長く愛用できるブーツを見極めるポイントを3つ解説

ブーツの醍醐味といったら、長く履くことでその成長が実感できること。色味の変化や、擦り傷も味として楽しむことができます。

 

しかし、ブーツにも一生履けるような寿命の長いものから、数年で履けなくなってしまうようなものまで色々な種類があるのです。

 
あかパンダ
今回はこの記事で“長く履けるブーツの見極め方”を勉強してみませんか?

 

 

長く履けるブーツかどうか、どこをどう見ればわかる?

せっかく購入するブーツ。どうせなら手入れをして長く履き、自分だけの一足にしたいと思いませんか?

 
あかパンダ
履き込んだ世界に一足、あなただけのブーツの魅力は計り知れません。

 

しかし、ブーツの中にはそこまで長く使用することを想定していないモデルも存在します。一見すると違いがわかりませんが、この記事を最後まで読めば大丈夫。

長く愛用できるブーツかどうか簡単に見極めることができるようになれるはずです。

 

 

条件1:ブーツのアッパーがリアルレザーであること

長く履くことができるブーツかどうか見極めるポイントは全部で3つあります。

 

そのうちのひとつが、ブーツのアッパー素材にリアルレザー(本革)を使っていること。

ブーツのアッパー素材として代表的なのが牛革ですが、定期的にメンテナンスを行えば非常に長く使うことができる耐久性に優れた素材です。

 

 

フェイクレザーの質は向上もブーツには適さず

BEAMSより。フェイクレザーのアイテムも手入れが楽などメリットがある

最近では本革に近い見た目のフェイクレザーも広くファッションアイテムに使われるようになってきました。高級なものであれば見た目もほぼ本革との違いがなく、値段についても変わらないどころかむしろ高いものまで出始めています。

 

しかし、革靴にはリアルレザーが欠かせません。フェイクレザーの質感は上がっていますが、耐久性はまだ別。本革はメンテナンスこそ必要なものの圧倒的に耐久性に優れます。

 
あかパンダ
摩耗や引き裂き強度に優れる本革の特性もブーツには欠かせない要素なのです。

 

 

リアルレザーのブーツなら手入れで傷も消える

リアルレザーのブーツの場合、小さな傷であれば靴クリームなどを塗って補色してやることで簡単に目立たなく、または消すことができます。

 

これもリアルレザーとフェイクレザーの大きな違い。ブーツを購入する際、長く愛用したいと思ったのなら本革のものを選んでみてくださいね。

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条件2:ブーツがグッドイヤーウェルト製法であること

REGALより

次に、ブーツの製法に注目してみましょう。ブーツの外箱や、オンラインショップで購入する場合にはアイテム説明などにブーツの製法が書いてあるはずです。

ブーツはソールが減ってきた際にソールを交換することができます。しかし、その回数が製法によってまるで異なるのです。

 
あかパンダ
長く履けるブーツを選びたいなら、何度もソールの交換が可能な「グッドイヤーウェルト製法」のような作りのものを選ぶようにしましょう。

 

 

セメンテット製法のブーツはソール交換に限界がある

REGALより

安いブーツによく採用されている製法が「セメンテッド製法」という製法です。これはソールを圧着して革靴を仕上げる製法で、ソールの交換は基本的に1回程度しか行えません。

ブーツを量産するのに適した製法なのですが、長く愛用するのには向かない製法なのです。

 

 

製法によってはブーツのソール交換は何度でも

一方、「グッドイヤーウェルト製法」などの場合、ソールを接着剤で圧着し糸を使って縫い合わされている状態なので、ソールの交換を行って長く履くことができるのです。

【ソールの交換を繰り返し行える代表的な製法】
ハンドソーンウェルテッド製法
グッドイヤーウェルテッド製法
ノルウィージャン製法
ブラックラピト製法
ステッチダウン製法

これらの製法の場合には安心して長く履く事とができるはずです。

 
あかパンダ
最も一般的なのは「グッドイヤーウェルト製法」。価格も安価で手に取りやすいはずです。

 

 

条件3:自分の好きなデザインのブーツを選ぶこと

GMT.incより

長く愛用できるブーツの選び方、最後は「自分の好きなデザインのブーツを選ぶこと」です。

ここまで2つはブーツの製法について触れてきました。しかし、ブーツを履かなくなるのは物理的に“履けなくなる”だけでなく飽きて“履かなくなる”のが原因であることも。

 

DANNERより

そうなると、やはり自分好みのデザインなブーツを選ぶのが一番。

  • アッパーリアルレザーが使われている
  • ソール交換ができる製法が使われている
 
あかパンダ
以上2つの条件を満たしていて、デザインが自分好みのものを選びましょう。

多少高くてもいいんです。その分長く履けばいいんです!

 

 

長く愛用できる筆者的おすすめブーツブランド

さて、ここまで長く愛用できるブーツを選ぶ3つのポイントをご紹介してきました。

 
あかパンダ
ここで筆者おすすめの長く愛用できるブーツブランドをご紹介させてください。

 

1.履きやすさが魅力のDr.Martens

Dr.Martensより

「Dr.Martens(ドクターマーチン)」は英国で愛されてきたワークブーツブランド。名だたるミュージシャンなどに愛用され、不動の人気を得ています。

このブーツブランドの特徴が黄色いステッチの入ったアイコニックなスタイルと、空気入りのソールが生み出す圧倒的な歩きやすさ。ブーツ初心者に最もおすすめしたいブランドです。

 

ソールについて交換は可能なものの、純正ソールのみの販売は行なっていないため社外品のソールへの交換になります。しかし、逆にそれもおしゃれで長く愛用しているのが一目でわかるというメリットも。

 
あかパンダ
純正ソールがとにかく頑丈で減らないので、しばらくはそのまま楽しめるはずです。

Dr.Martensのアイテムを見てみる

 

 

2.ワークブーツの王道RED WING

RED WINGより

アメリカのワークブーツブランド「RED WING(レッドウイング)」。日本で最も知名度のあるブーツブランドではないでしょうか。

昔ながらの製法で作られており、まさに質実剛健。ワークブーツらしいルックスと、履き込むほど格好良くなっていく経年変化が持ち味のブランドです。

 

値段は約4万円からで、高いと感じるかもしれません。しかし、それだけ長く愛用できるブーツであることは間違いありません。傷が映えるブーツなので、メンテナンスをしながらお酒が飲める。そんな大人なアイテムです。

 
あかパンダ
ワイルドなブーツだけでなく、意外とフォーマルなブーツもラインアップしていますよ。

RED WINGのアイテムを見てみる

 

 

3.英国最古の革靴ブランドTricker’s

GMT.incより

英国最古の歴史を持つブーツブランドが「Tricker’s(トリッカーズ)」。創業1829年で英国王室御用達の証“ロイヤルワラント”を持つ名門中の名門です。

 

定番のカントリーブーツは履き込むごとに足にフィットし、どんどん成長していく面白いブーツ。日本での販売価格は約10万円ですが、並行輸入品を選べば半額ほで購入可能。人とは少し差別化したいあなたにおすすめです。

 
あかパンダ
おすすめはブラックかブラウンで意外とどんな服装にも合うんです。所有感が高い一足です。

 

 

長く愛用できるお気に入りのブーツを探してみて

長く愛用できるブーツの条件を最後に復習しておきましょう。

 

  1. アッパーリアルレザーが使われている
  2. ソール交換ができる製法が使われている
  3. 自分の好きなデザインである
 
あかパンダ
大切なのはこの3つ。ブーツを買う前に意識してみてくださいね。
 
店頭でもオンラインショップでもこのポイントを守れば長く愛用できるブーツが手に入るはずです。
ぜひ、皆さんが素敵なブーツライフを送れるように祈っています。