今回はREGAL(リーガル)について、どんな革靴ブランドなのか解説を行っていく。
現在、リーガルはすっかり日本の革靴ブランドとなっているが、ブランドのルーツはアメリカにある。
もはや日本一有名な革靴ブランドといっても過言ではないリーガルが、一体どのように現在のポジションになったのだろうか。歴史を辿っていこう。
また、これに合わせて、ブランドの特徴や定番アイテムについてもお話ししていこう。
- 1 REGAL(リーガル)とは一体どんなブランドか?
- 2 REGAL(リーガル)の歴史
- 2.1 1961年:REGALブランドが開始
- 2.2 1970年:REGAL1号店がオープン
- 2.3 1972年:REGALにて婦人靴の生産・販売を開始
- 2.4 1978年:リーガルブランドのメンテナンス用品が発売
- 2.5 1990年:日本製靴の社名をリーガルコーポレーションとする
- 2.6 1998年:REGALにて子供靴の生産・販売を開始する
- 2.7 2002年:ブランドを再構築、REGALの新ロゴが誕生
- 2.8 2004:東京 銀座にフラッグシップストアがオープン
- 2.9 2010年:東京 渋谷にコンセプトストアがオープン
- 2.10 2013年:リーガル公式ブランドサイトがオープン
- 2.11 2015年:リーガルのレディースにプレミアムラインがデビュー
- 2.12 2018年:東京 丸の内にレディース初のコンセプトショップがオープン
- 3 そして現代:日本TOPの革靴ブランドとしての実力は健在
- 4 REGAL(リーガル)の革靴の特徴
- 5 REGAL(リーガル)の定番革靴を紹介
- 6 REGAL(リーガル)の革靴の正しい買い方
- 7 まとめ:REGAL(リーガル)ってどんなブランド?特徴や歴史、定番アイテムを解説
REGAL(リーガル)とは一体どんなブランドか?
長年にわたって日本人の足元を支えてきたブランドREGAL(リーガル)。
しかし、その歴史や特徴などを知っている方はそう多くはないのではないだろうか。今回はリーガルについて歴史・特徴・定番アイテムなどさまざまな面から解説を行っていく。
まずはリーガルの辿ってきた歴史について、一緒に見ていこう。
REGAL(リーガル)の歴史
では、REGAL(リーガル)の歴史についてみていこう。歴史の始まりは1961年。第二次世界大戦からおよそ15年後、高度経済成長真っ盛りの頃である。
1961年:REGALブランドが開始
1961年。この年、日本製靴株式会社とアメリカのブラウン社が契約し、「REGAL」ブランドのシューズの製造を開始した。
元々「REGAL」を持っていたのはアメリカのブラウン社。1880年に誕生した「REGAL」は全米で最も有名な靴ブランドのひとつだった。
1970年:REGAL1号店がオープン
リーガルの記念すべき1号店がオープン。場所は東京駅の八重洲口であった。また、日本で最初のアメリカンスタイルのシューズショップでもあったようだ。
1972年:REGALにて婦人靴の生産・販売を開始
当時のリーガルはメンズ用のシューズを中心としていたが、1972年からは婦人靴の生産・販売も開始する。
1978年:リーガルブランドのメンテナンス用品が発売
REGAl HPより。現在のシューケアグッズ
リーガルブランドの各種靴クリームが販売されたのが1978年のこと。現在ではシュークリームはもちろん、ブラシやクリーナーなどリーガル製のシューケアアイテムは様々。しかし、原点はこの1978年のことであった。
1990年:日本製靴の社名をリーガルコーポレーションとする
1990年はリーガルにとって大きな変化の年であった。日本製靴株式会社がブラウン社(現在のクラレス社)からリーガルの商標権を取得し、ブランド名であったリーガルを社名とした。
現在のリーガルコーポレーションはこうして誕生したのである。
1998年:REGALにて子供靴の生産・販売を開始する
1972年の女性向けラインアップに続き、1988年にはリーガルから子供向けの革靴ラインが誕生。リーガルキッズという名前で、現在でもキッズ向けラインは存続している。
2002年:ブランドを再構築、REGALの新ロゴが誕生
2002年にはブランドを再構築。「REGAL」のロゴが新しくなる。
旧ロゴと比べるとシンプルとなりモダンなイメージとなった。
2004:東京 銀座にフラッグシップストアがオープン
2004年、東京 銀座にリーガルのフラッグシップストア、「REGAL TOKYO」がオープン。オーダーメイドシューズなどを提供している。
2010年:東京 渋谷にコンセプトストアがオープン
2010年には東京 渋谷にコンセプトストア「RGAL Shoe&co.」がオープンした。また、この年にはリーガルの靴関連資料保存を目的とした、「リーガルアーカイブス」もオープンしている。
2013年:リーガル公式ブランドサイトがオープン
現在のREGALホームページ
このリーガルの公式ブランドがオープン。現在でも運用されていて、オンラインストアではリーガルをはじめ、“リーガルコーポレーション”の展開する各種ブランドのアイテムなどを見ることができる。
2015年:リーガルのレディースにプレミアムラインがデビュー
2015年、リーガルのレディースラインにプレミアムラインが登場。履き心地や仕上がりの美しさ、繊細さにこだわって作られている。
2018年:東京 丸の内にレディース初のコンセプトショップがオープン
2018年、「Good Shoes,Good Foot.by REGAL」が東京 丸の内に登場。コンセプトは「働く女性の足元を美しくする」で、15種のカラーと4種のウィズから組み合わせてつくる「COLOR & WIDTH ORDER PUMPS」などを展開した。
そして現代:日本TOPの革靴ブランドとしての実力は健在
日本のTOP革靴ブランドとしての地位はもはや確立されているといっても過言ではない。
大きな母体を持つリーガルだから可能な安価で高品質な製品づくり。また、圧倒的な商品量もサラリーマンなど紳士靴を中心にここまで愛され続けている理由だろう。
REGAL(リーガル)の革靴の特徴
REGAL(リーガル)の革靴の特徴を紹介していく。大きく3つに分けてお話ししていこう。
REGALは日本人の足の形を熟知している
まず、リーガルは非常に長い期間、日本市場向けに革靴を出してきた。結果、日本人の足の形をどのブランドよりも熟知している。
日本人の足の形の平均に合わせた革靴づくりをしているので、歩きやすくストレスを感じにくいのだ。
国産革靴ブランド随一のコストパフォーマンス
リーガルが得意としているのが「グッドイヤーウェルト製法」である。これは革靴の製法の中では手間のかかる製法で、歩き心地が良くソールを交換して長く愛用できるため高級革靴に多く採用される。
リーガルの場合には、この製法を使った革靴が3万円程度の価格帯から購入することができる。
製法以外にも、国内工場で作られていることや革の品質など加味して考えるとコストパフォーマンスは圧巻である。
性別・年齢・用途に合わせた圧倒的なREGALのラインアップ
リーガルには”歴史”の部分で伝えたように、女性向けのラインや子供向けラインが存在している。
デザインもビジネスで使うようなものから、カジュアルに使えるものまで様々。さらにいえば、リーガルウォークなどブランド名を冠したサブブランドのようなものも展開している。
性別、年齢、用途など細かい要望に合わせた、痒いところに手が届く商品ラインアップがなんともリーガルらしい。
REGAL(リーガル)の定番革靴を紹介
REGAL(リーガル)の定番革靴を3足紹介していこう。
どれもリーガルの歴史の中で長く販売されている定番中の定番アイテムで、読者の方の中にもどれか一足くらいは手元に持っている方がいるかもしれない。
REGALの定番①:2504NA/プレーントゥ
ブランド | REGAL(リーガル) |
アイテム名 | プレーントゥ/2504NA |
アッパー | 牛革 |
ソール | 合成ゴム |
製法 | グッドイヤーウェルト製法 |
値段 | 28,600円(楽天市場:約22,000円) |
リーガルの定番を語る上で「2504NA」を出さなくてはモグリだと思われてしまうかもしれない。登場は1969年のことで、シーンを選ばないプレーントゥのカタチとメンテナンスが簡単なアッパー素材で多くのユーザーに受け入れられた。
現在でもほぼ形を変えずに販売さえている、リーガルの顔のようなアイテムである。
REGALの定番②:2051N/サドルシューズ
ブランド | REGAL(リーガル) |
アイテム名 | サドルシューズ/2051N |
アッパー | 牛革 |
ソール | 合成ゴム |
製法 | グッドイヤーウェルト製法 |
値段 | 29,700円(楽天市場:約27,000円) |
サドルシューズ型(正式にはこの形は“サドルオックスフォード”というらしい)の2051Nも定番である。形はプレーントゥに近いが、2色のレザーが切替になっていて非常に面白い。
シーンと服装を選ぶ靴ではあるが、これも長く販売されているリーガルの定番革靴である。
REGALの定番③:2177/ローファー
ブランド | REGAL(リーガル) |
アイテム名 | ローファー/2177 |
アッパー | 牛革 |
ソール | 合成ゴム |
製法 | グッドイヤーウェルト製法 |
値段 | 24,200円(楽天市場:約19,000円) |
1971年から発売が続くローファータイプのリーガル、「2177」も名作だ。形としてはサドルの両端がクルンと巻いてある“ビーフロール”タイプのローファーである。
ローファーの場合、日本人はかかとが小さいので海外製のものを購入して足に合わないと感じる方もいるかもしれない。そんな方にこそ日本人の足形に合わせて作られたこの「2177」をおすすめしたい。
REGAL(リーガル)の革靴の正しい買い方
リーガルの場合、日本のブランドなので海外ブランドほど正規品と二次流通品の差は少ない。
また、リーガル公式サイトは発送や梱包も丁寧で安心感もあるのでおすすめしたい。
一方、少しでも金額を抑えてリーガルの革靴を購入したいという場合には、楽天市場やファッションに特化したRakuten Fashionからの購入をおすすめしたい。
公式サイトより多少安く売られていることもあるし、何より楽天ポイント還元が魅力的である。3万円程度のリーガルであれば、3,000円ほどの還元を受けられることもある。
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まとめ:REGAL(リーガル)ってどんなブランド?特徴や歴史、定番アイテムを解説
今回は日本を代表する革靴ブランドであるREGAL(リーガル)についてどんなブランドなのか解説を行ってきた。
実は、定番の部分でも紹介した2504NAは筆者が社会人になってからずっと愛用しているアイテムである。見た目が好みなのと、手入れが楽で簡単にケアができいつでも綺麗にしておけるので重宝している。
ぜひ、日本が誇る革靴ブランドリーガルの革靴を購入してみてはいかがだろう。また、すでにリーガルユーザーである方においてはその魅力について再確認いただけたならこれほど嬉しいことはない。