今回ご紹介するのは“メッシュベルト”について。
最近ではユニクロや無印良品でも販売されているメッシュベルトですが、ぜひ、この記事を読んだあなたには一生使える本物の一本を選んで欲しいと思います。
色々なメッシュベルトについて見て調べた結果私が選んだ最高のメッシュベルトを2本ご紹介。
どちらも胸を張っておすすめできるメッシュベルトですので、どちらが好みかこの記事を読みながら考えてもらえればと思います。
メッシュベルトを買おうかと思っているあなたに
ユニクロ(左)無印良品(右)
メッシュベルトを購入しようと思っているあなたへ。
最近ではユニクロや無印良品のようなブランドからもメッシュベルトが約3,000円と安価に売られています。
今回私がおすすめするメッシュベルトは安価ではありません。
しかし、経年変化を楽しみながら長く楽しんでいけるベルトです。
工業的に編まれたアミはメッシュが詰まって経年変化が楽しめません。
しかし、手で編まれた適度なテンションかついい意味で不規則なメッシュは個体ごとに異なる美しい経年変化を見せてくれます。
メッシュベルトを使うメリット
ここでメッシュベルトを使うメリットについて見ていきましょう。
実はとってもタフなメッシュベルト
メッシュベルトは実はとってもタフ。
細い革が合わさったような見た目なので、デリケートな印象を受ける方もいるかもしれません。
しかし、一般的な革ベルトと耐久性は変わりません。
メッシュベルトはサイズの調整が簡単
メッシュベルトは穴がありません。
穴の代わりにメッシュの間に溝を利用するからです。
これが結構便利で、パンツの生地の厚さに合わせて細かく調整が可能。
メッシュベルトはとても快適にパンツを履くことができる実用的なアイテムなのです。
メッシュベルトならサイズ選びもとても簡単
メッシュベルトはサイズ選びも非常に簡単。
一般的な穴の空いたベルトの場合には細かくウエストのサイズを測ってベルトを購入しなければなりません。
しかし、メッシュベルトならウエスト+15センチ前後のものを選べばOK。
短いとフォーマル、長めだとカジュアルな見た目になるのでファッションに合わせて選んでもいでしょう。
本気でおすすめできるメッシュベルト2本
さて、今回私が本気でおすすめしたいメッシュベルトが2本あります。
- Whitehouse Cox
- Vintage Works
Whitehouse Cox-ホワイトハウスコックス-
FRAMEより
ホワイトハウスコックスはイギリスのブランドです。
イギリス王室御用達の証であるロイヤルワラントを持っている数少ないブランドでもあり、英国三大革ブランドの一角でもあります。
そんなホワイトハウスコックスの作るメッシュベルトがこちら。
素材はレザーが「カウハイド」、金属部分は「真鍮」が使われています。
無駄のないシンプルなデザインが特徴で、オーソドックスでステレオタイプのメッシュベルトといえるかもしれません。
ホワイトハウスのメッシュベルトは幅のサイズを選べる
ホワイトハウスのメッシュベルトは少し面白い仕掛けがありまして、幅のサイズを選ぶことができます。
幅の長さを32mmと28mmで選ぶことができ、合わせたいファッションに応じた選択ができるのです
一般にベルトの幅は太いほどカジュアルに、逆に細いほどフォーマルになります。
また、32mmのものと比べると28mmのものは革の厚みそのものが薄く作られています。
ビジネス用のスラックスなどはループが小さいこともありますが、28mmのメッシュベルトならスムーズに着脱ができるはず。
最初から柔らかくメッシュベルトが肌に馴染む
ホワイトハウスのメッシュベルトは初めから肌馴染みが良いのも特徴です。
丁寧になめされたカウハイドが使われているので、最初から柔らかく腰回りにフィットします。
Vintage Works-ヴィンテージワークス-
ヴィンテージワークスは日本のレザーブランド。
海外製品に劣らない質の高いベルトを作ることを目的に1992年に創業したブランドです。
ヴィンテージワークスのベルトがこちら。
オイルがしっかりと染み込んだベルトで少々荒々しい印象を受けるかもしれません。
しかし、実際に間近で見ると編み込みや縫製は非常に細やか。
経年変化を目一杯楽しめるヴィンテージワークス
ヴィンテージワークスのメッシュベルトに使われているのは、Wickett&Craig(ウィケット&クレイグ)社製の上質なフルベジタブルタンニンレザー。
革本来の表情を感じることができ、経年変化を感じやすい素材です。
ヴィンテージワークスのメッシュベルトは金属部分に艶消しを施した真鍮を使用しています。
使われているレースは「ワックスレース」と呼ばれるブーツにも使われる強靭なものです。
素材の面から見ても最高の経年変化を楽しめるようにメッシュベルトが設計されているのがわかります。
所有欲を掻き立てる専用ケースとロットナンバー
ヴィンテージワークスのベルトは全て金属製の缶に入っています。
中にはワックスペーパーが入っていて、長い間使わない時でも包んで安心しておいて置けるようになっています。
また、ベルトの一本一本にはロットナンバーが入っており、これで製造年や使われている素材などを管理しているそう。
あなたに似合うのはどちらのメッシュベルトか
紹介した2つのメッシュベルトですが、どちらも素晴らしいのでぜひ2本とも購入してみてください。
・・・と、いいたいところなんですが、値段もなかなかなのでまずは一本だけ購入してみるのをおすすめします。
ホワイトハウスコックスとヴィンテージワークスがそれぞれどんな人におすすめなのかお話ししましょう。
Vintage Works メッシュベルト
アメカジが好きなあなたには
まず、アメカジ好きのあなたには間違いなく「ヴィンテージワークス」をおすすめします。
ジーンズやチノパン、ミリタリーパンツにヴィンテージワークスのメッシュベルトはベストマッチ。
逆に、スーツスタイルに合わせたいという方はあまりおすすめできません。
ベルトの幅も広く、また、ベルトのループもメッシュ仕様になっていてカジュアルな印象が強すぎるからです。
スーツスタイルにメインで合わせたいなら
スーツにメインで合わせるというのなら「ホワイトハウスコックス」がおすすめです。
無駄な装飾がなく、フォーマルな格好にベストマッチするからです。
カジュアルな格好にも合うので、どんな服装にも合う一本が欲しい方にもホワイトハウスコックスをおすすめします。
一方、革特有の経年変化をより楽しみたいという方にはヴィンテージワークスの方がおすすめかも。
少し物足りなく感じてしまうかもしれません。
あなたにぴったりのメッシュベルトを選ぼう
今回は私が本気でおすすめしたいメッシュベルトについてお話ししてきました。
「ホワイトハウスコックス」と「ヴィンテージワークス」はどちらも自信を持っておすすめできるベルトですが、どちらの方がおすすめかはあなたの考え次第。
カジュアルなものや革の経年変化が好きな方は「ヴィンテージワークス」を。
フォーマルが好きだったり、スーツにも合わせたいなら「ホワイトハウスコックス」を選ぶと良いでしょう。
Whitehouse Cox メッシュベルト
Vintage Works メッシュベルト