私は動画撮影初心者ですが、DJIから発売された「DJI Mic」を購入してしまいました。発表時からこの製品のコンセプトに魅せられワクワクが止まらなかったのです!
このマイクは間違いなくワイヤレスピンマイクの革命。動画に疎い私だけど、実際に使ってみてこれだけはいえる!「DJI Mic」は神マイクだ!!
DJI Micを購入してみた
今回は「DJI Mic」を購入してみました。何度も発売の延期を繰り返し、いつになったら発売されるのかと思っていましたが4月の末にやっと発売。
それもなぜか自社サイトよりもAmazonを先行させるという謎の販売方法。私4月23日にAmazonで注文し、5月1日に無事に到着しました。しかし、DJIの公式サイトではなぜかまだ購入できないという・・・。
まぁ、手元に届いたので良しとしましょう。
DJI Micの付属品を紹介
「DJI Mic」ですが、コンパクトな箱に入って届く割になかなかボリューミーな中身になっています。
DJI Mic 充電ケース
まずは「DJI Mic 充電ケース」。この充電ケースにトランスミッターやレシーバー、その他いくつかの付属品をまとめて収納できるようになっています。
“充電ケース”という名前の通り、ケースにバッテリーを内蔵しています。トランスミッターとレシーバーを収納するとまるでAir Podsのように充電してくれる優れもの。このケースを使用すれば最大15時間の録音ができるそうです。
DJI Mic トランスミッター
非常に小型の「DJI Mic トランスミッター」。この画面の大きさでタッチパネルです。しかも感度も良好。
重さも非常に軽くてカメラのホットシューにつけてもほとんど気にならないと思います。少なくともこのせいで三脚がダレたりだとか、そういうことはなさそうです。
DJI Mic レシーバー
DJI Mic最大のウリが「DJI Mic レシーバー」。サイズ感はちょうど“消しゴム”くらい、重さは10円玉3枚分(30g)です。
しかも、このサイズで内蔵メモリを積んでいて、単体で録音もできてしまう(最大14時間)。
別途ピンマイクを接続する用のステレオジャックもあるのでより高音質な音声を取りたいという場合にも対応できます。
DJI Micのアダプター類
DJI Micのアダプター類。
iPhoneにつけて使用するための「DJI Mic スマートフォン アダプター (Lightning)」。Androidでも「DJI Mic スマートフォン アダプター (Type-C)」があるので安心です。
また、カメラのホットシューにつけて使用するための「DJI Mic ホットシュー アダプター」も付いています。
その他の付属品
ここまで紹介した以外にも、カメラと接続して使うための「DJI Mic カメラ音声ケーブル (3.5mm TRS)」。
風切り音を提言する「DJI Mic ウィンドスクリーン(これは2つついています)」。
「充電ケーブル」にこれらをケースごとまとめて持ち運べる「DJI Mic キャリーポーチ」も付属しています。
以上、ボリューム満点な付属品でした。特に防風用のウインドジャマーがついているのは非常に嬉しいです。
DJI Micの使い方が簡単すぎる
「DJI Mic」ですが、使い方も非常に簡単。実際に使ってみましたがあまりに簡単すぎてびっくりしました。
これなら動画撮影はズブの素人な私でも使いこなせそう。
DJC Micの充電ケースを開くとすぐペアリング
まず、「DJI Mic」には面倒なペアリングが必要ありません。
なぜなら、ケースを開くとすぐにペアリングされて待機状態になるからです。
「トランスミッター」を取り出して、「レシーバー」を1つ取り出せば“1つを運用する設定”に。2つ取り出せば、“2つの「レシーバー」で運用する設定”に瞬時に切り替わります。
面倒な設定が一切ないのでとても感動したポイントです。
アダプターを選択して刺すだけでOK
次に、“何でマイクを使うか”を選択します。スマホなのか、それともカメラなのか。
iPhoneなら「ライトニングUSB」のコネクタを、Androidなら「USB-C」のコネクタを「トランスミッター」に取り付けましょう。
「DJI Mic」を一眼レフカメラやデジタルカメラで使いたいという場合には「トランスミッター」に「ホットシュー アダプター」を取り付けてからカメラに取り付けます。その後、ケーブルででカメラと「トランスミッター」をつなげばOK。
たったこれだけで「DJI Mic」で音声を録音する準備は完了。
あとは動画を撮りながら話せばいいだけ
あとはスマホやカメラで動画を撮りながら「レシーバー」に向かって話せばいいだけです。たったこれだけ。
やることは充電ケースのフタを開けて、必要なものを取り出し、機材に差し込むだけ。こんな簡単に撮影の準備完了です。
ユーザビリティがあまりに良すぎて…もはや説明書不要なレベルです。
DJI Micの便利すぎるポイント
では、ここからは使ってみて思ったDJI Micの便利すぎるポイントについてです。私なりに感じた便利なポイントを紹介していきます。
音質などに関しては、Youtuberの瀬戸弘司さんの動画を上げておきます。この動画が非常に参考になると思いますので、ぜひご覧になってみてください。
充電ケースから取り出したら即接続
「DJI Mic」の安定性は凄まじいです。
充電ケースから取り出すと本当に一瞬でペアリング。しかも面白がって何度も取り出していますが、一度たりとも不安定になることなし。
ケースからポンポンと取り出してサクッと使えます。Bluetoothのイヤホンなんかだとたまに接続が不安定になることもありますよね。マイクに関してもそういった心配をしていたんですが、このレスポンスなら安心して使えそうだと思いました。
DJI Mic トランスミッターに内部メモリ内蔵
上部がマイク。ウインドジャマーもここに取り付ける
各「トランスミッター」内部に8GBのメモリを搭載しています。このおかげで、「レシーバー」を刺すカメラやスマホがなくても単体でボイスレコーダーのように運用できます。
この機能を活かして、「モトブログ」で上手く使えないか画策しております。ひとつをヘルメット内部に仕込んで、もうひとつをマフラー音を拾えるところに配置すれば、『音声とマフラー音の両撮り』というモトブロガーが大変な苦労をして実現していることを手軽に実現できると思うのです。
トランスミッターの取り付け方が豊富
「トランスミッター」の取り付け方が非常に豊富です。いろんなところにくっつけることができます。
まずはクリップを利用して衣類の首元に。これは一般的な付け方ですね。
そしてマイクに付属している磁石を服の内側に配置し、磁力で「トランスミッター」を固定することも。
磁力が強いので、あまり厚手でなければ固定可能です。
また、この磁石を利用して壁に取り付けて使用するようなことも可能。“磁石でくっつく”というのは言葉にすると簡単ですが、使い方次第で色々な音声の取り方ができそうですね。
DJI Mic 充電ケースの収納力がすごい
「DJI MIC 充電ケース」も非常に考えられて作られています。まず、付属品含めての収納力。
「充電ケース」の中に、
- DJI MIC レシーバー
- DJI MIC トランスミッター
- DJI MIC アダプター各種
を収納できます。ひとまとめにできるので無くす心配がないのです。
アダプターをつけたままでも収納できるように底に溝がある
さらに、「DJI Mic レシーバー」に各種アダプターを取り付けていても、そのまま「DJI MIC 充電ケース」に収納できます。何度もアダプターを取り外すのは面倒ですが、この点もしっかり考えられているのです。
以上が便利な点。“ワイヤレスで2チャンネルを同時に録音できるレシーバー”というコンセプトの製品自体はこれまでもありました。しかし、今挙げたような便利な点を併せ持っているものはありませんでした。「DJI Mic」、本当に凄い製品です。
DJI Micの残念なポイント
続いて、「DJI Mic」の残念なポイント。隠すことなく紹介していきますが、便利な点に比べればなんでもないものばかりです。
ウインドジャマーを付けるとケースに収まらない
付属している「ウインドジャマー」。これを付けていると「充電ケース」に入りません。
なので「ウインドジャマー」は使用した後に取り外して別に収納ケースに入れる必要があります。
DJI Mic トランスミッター単体で使う場合には注意
2つある「トランスミッター」ですが、「レシーバー」を使用しない場合には注意が必要です。
「トランスミッター」をひとつ使うならいいんですが、2つ使用するという場合には、個別に音を取るようになるので後で音合わせが必要になります。
イメージ的には2つの別々のボイスレコーダーとしての運用になるイメージ。カメラに取り付けて動画を取る場合には2つの「レコーダー」から拾った音声がミキシングされるので、その手間が必要になります。
DJI Micの充電ケースが意外と大きい
「DJI Mic 充電ケース」が結構大きい。そして充電バッテリーも兼ねているのでそれなりに重さもあります。
大きさでいえばiPhoneを2回りくらい小さくした感じ。分厚い名刺ケースといった方がわかりやすいかも。
重さについても、iPhone13よりも少し重たいです。高性能な分それなりにケースは大きいです。付属品をひとまとめにできるので、大きさは目を瞑りましょう。
DJI Micを購入した動画初心者だけど、これは絶対神マイクでしょ
さて、今回は「DJI Mic」の購入レビューでした。
「ワイヤレスデュアルピンマイク」として必要なものが全部入っているのがこの「DJI Mic」。
そして“取って付けるだけ”と使い方も簡単なので、私のような動画撮影初心者でも安心です。
お値段が少しばかり高いのが玉に瑕ですが、それに見合う性能はあるのではないでしょうか。