今回はCHANEL(シャネル)の財布を綺麗にリペア。
その方法を詳しく解説していきます。真似をすれば誰でもシャネルの財布がピカピカに。
自分のシャネルの財布を綺麗にして楽しむもよし、綺麗にして販売してもよし!
ぜひ、あなたのシャネルの財布も綺麗にリペアしてみてくださいね。
【中古】CHANEL(シャネル)の財布を綺麗にリペアする方法
今回綺麗にしていくのは、私の奥様の私物です。シャネルで人気のキャビアスキンが使われた財布ですが、なんだか色が落ちていたり光沢がなくなったりと少しクタってしまっている印象です。
そんな財布を綺麗にリペアしていきます。
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CHANEL(シャネル)の財布、リペア前にまずは現状を確認
リペアの前にすべきことは、現状確認です。一見すると綺麗に見えるシャネルの財布。
しかし、細部を見てみるとやっぱり使用感はそれなりにあるのです。
パッと見でわかるのは光沢感のなさ。今でも光沢感自体はあるのですが、新品のシャネルの光沢感はこんなものではありません。
もっとギラついているのです。今はなんだかしっとりとした光り方になってしまっています。
CHANEL(シャネル)のキャビアスキンは意外と色落ちしやすいかも
次に色落ちです。この財布の色はブラック。部屋の色が暖色系の灯りなので少し赤っぽく見えますが、本来は漆黒です。
財布の角の部分などを見てみると顕著ですが、黒の色が落ちて下地の紺色が見えています。これを綺麗にするためには補色してやる必要がありそうです。
よくみると、財布の角が擦れている
また、よくよく確認してみると角スレも目立ちます。特に目立つのは財布の開閉部分の角。少し毛羽立っているのと、色が抜けてしまっている部分があります。
反対側も同様。同じようにスレが気になります。
CHANEL(シャネル)の財布、リペアの流れは決定!
現在のシャネルの財布の様子がわかったので、リペアを行う流れがわかりました。
- 財布の汚れ落とし&保革
- 褪色した部分を補色
- レザー用の光沢剤を使って光沢を戻す
リペアが必要とはいえ、財布自体は軽症です。そんなに時間をかけずにリペアが行えそうです。
CHANEL(シャネル)の財布を実際にリペア
では、実際にシャネルの財布をリペアしていきます。流れを順を追って説明していきましょう。
まずは財布の汚れをクリーナーで落としていく
革靴の汚れをクリーナーで落としていきます。使っているのは汚れ落としの他、保革の効果もあるクリーナーです。
これを適当な布(今回はTシャツのハギレ)にとって汚れを落とします。
もしもホコリが溜まっているようならクリーナーの前にブラッシングをしておきましょう。
内側も外側もクリーナーで綺麗に。クリーナーは少なめを取って、無くなったら足していくのが失敗しないコツです。
角や褪色した部分を中心に補色を行う
財布の汚れが落ちたら、レザー用の絵の具で補色していきます。使うのはアドカラーという商品。
シャネルの財布の色味に合わせて調色して使います。
今回は肉眼で見ると黒に若干ネイビーが入っているように見えました。なので黒9に対して青1くらいの比率で調色して使うこととしました。
これを水で薄めます。今回はアドカラーに対して2倍程度の水で薄めてシャバシャバの状態のものを使います。
褪色して色が薄くなっている部分を中心に、筆に少量とってポンポンと置くように塗っていきます。これで褪色した色味とその他の部分の色味の差がなくなっていきます。
この後に光沢をつけていきますが、そうするとさらに色味の差は気にならなくなっていきます。
レザー用の光沢材を使って輝きを取り戻す
最後の工程です。この工程は先ほどのアドカラーが乾いてから行うようにしてください。レザーラスターというアイテムを使って、レザーの光沢感を取り戻していきます。
レザーラスターは適当な小皿に取り出し、布を折りたたんで輪ゴムで止めたものを使って塗っていきます。
※レザーラスターは一般に販売されていないので、メルカリやヤフオクなどを探してみてください。
レザーラスターは速乾性なので、シャネルの財布の表面・裏面に塗ったら少し時間をおいて再度重ね塗りしていきます。
3回か4回ほど塗り重ねたと思います。すると強い光沢がシャネルの財布に戻りました。
補色した部分とそうでない部分の差もほとんどわからなくなりました。
念の為に一晩ほど財布を置いて、完全にレザーラスターが定着するのを待ちます。
これにてシャネルの財布のリペアは終了。次はリペアが終了した財布を見てみましょう。
リペアが終了したCHANEL(シャネル)の財布
これがリペアが終了したシャネルの財布です。太陽光の下で、白い紙の上で撮影しています。
いかがでしょう?強い光沢感と深い黒色で新品のような装いになったのではないでしょうか。
補色を行った角の部分は毛羽立ちこそあるものの、色味が戻ってそこまで気にならなくなりました。
こちらも同様です。もしもさらに毛羽立ってきた場合にはコバ処理用のトコノールなどを使って引き締めてから補色をして光沢剤を塗ると良いです。
褪色が目立って下地のネイビーが見えていた部分もこの通り。補色を行った部分とそうでない部分もほとんどわからないのではないでしょうか。
まとめ:【中古】CHANEL(シャネル)の財布を綺麗にリペアする方法
まとめです。今回はシャネルの中古財布をリペアしました。スレと褪色がメインだったので、そこまで手間をかけずにリペアを終わらせることができました。
革の栄養が抜けてボロボロになっている場合には、栄養の補給なども行わなくてはなりません。今回はそれが必要なほど状態が悪くなかったので時間もかかりませんでした。
良い財布は手間をかけてやれば非常に美しい状態を取り戻すことができます。ぜひ、あなたのシャネルの財布もリペアで綺麗にしてみてはいかがでしょうか。自分の財布を自分でリペアするのは格別ですよ。