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インキピオ10を購入!今買いたい、オマージュウォッチをレビュー

 
あかパンダ
皆さんはインキピオ(INCIPIO)という時計ブランドをご存知でしょうか?

インキピオとは20年以上前に「腕時計Begin(これは今もある)」で限定販売された時計。カルト的な人気を誇り、物価高騰が激しい昨今値段もどんどん上がっています。

 

今回手に入れたのはインキピオ10というモデル。ダイバーライクな見た目のインキピオ10について、今回はレビューしていきます。

 

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INCIPIO(インキピオ)10とはどんな時計か

ブランド INCIPIO(インキピオ)
名前 INCIPIO 10
時計の種類 自動巻き時計
ムーブメント ETA2824-2
素材  ステンスチール
サイズ  37mm
ラグ幅  20mm
製造年 1999年

まずは各種スペックを挙げました。サイズは37mmと腕が細い私にはちょうど良いサイズ。そしてなんとムーブメントはETA社製です。ETAといえばムーブメントの供給問題がつきまとうブランド。今では安価な時計に用いられることはまずなくなりました。

 
あかパンダ
使われているものこそETA2824-2ですが、外見(このあたりは後で)も中身も手抜きがなく、非常に良い時計です。

 

 

INCIPIO(インキピオ)10をレビュー

 
あかパンダ
では、インキピオ10について詳しくレビューしていきましょう。

 

 

INCIPIOとアルトモディッシュ

純正のケースに入れた状態。ケースがあるとさらにそれっぽい

インキピオですが、冒頭で触れた通り「腕時計Begin」が元になって販売されました。

 
あかパンダ
インキピオという名前もラテン語でBeginの意味となるらしく、まさに雑誌ありきの時計だったようです。

当時は多いモデルで数百本が販売されたようですが、どれも抽選となり欲しいから買えるというものでもなかった様子。インキピオの歴史はインキピオ12まで続き、12はなんとC.O.S.Cのクロノメーター認証を取得した化物スペックモデル。

しかし、インキピオ12で「腕時計Begin」が作るインキピオの歴史は終わり、その後は腕時計の製作を担当したアルトモディッシュという会社によって後継モデルが作られるようになります。

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ぴーちゃん
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インキピオ10のオマージュ先

インキピオシリーズは一般にはオマージュウォッチと呼ばれるジャンルです。例外はありますが。

このインキピオ10に関しては、ロレックス サブマリーナがオマージュ元。とはいってもこのモデルを参考にした!というものではなく、ヴィンテージのサブマリーナの様々なモデルの良いエッセンスをまとめたという感じ。

 

ヴィンテージウォッチにそこまで詳しくない私でもニヤリとできる時計なので、腕時計ツウな方ならディテールひとつひとつの元ネタを考察して楽しめるはず。こだわりが詰まった語れる時計なのです。

 
あかパンダ
ベゼルとリューズが007なサブマリーナっぽくて好き!

 

 

インキピオ10を実際に自分で付けてみて

 
あかパンダ
昨今、特に古いロレックスの価格の上がり方がスゴいことになっていますよね。

インキピオ10の元ネタと思われるようなモデルだと、販売時の値段の数十倍の値段が当たり前です。

そんな時にこのインキピオ10であれば(今なら)アンダー10万円で手に入れることができます。とはいってもこの値段は時価であり、二次流通なので価格は良いものであればいくらでも上がるはず。似たオマージュウォッチは20万、50万とどんどん値段が上がっているので、良い個体はこれからどれくらいの価格になるかわからない状態。気になったら早めにゲットするのがいいと思います。

 

 

今の時計にないサイズ感がインキピオらしい

インキピオが作られたのは1990年台後半から2000年台前半です。その年代から見てヴィンテージの時計を参考に作られているので、インキピオのサイズは小さい作り。

2010年代にはパネライに代表されるデカ厚ブームがあり、今はどちらかというと小さい時計に人気が移っている感じがあります。

 
あかパンダ
そんな今の現状にピッタリ合う時計だと思います。

 

 

誰も目も気にせず付けられる喜び

王冠ではなく貝殻なのです

インキピオを知っているのは時計好きのみと言っていいでしょう。その価値に気付けるのは余程の目利きだけです。

ヴィンテージのロレックスなど手に入ったにしても付けていける場所などなし。インキピオであれば雰囲気を味わいながらどこにでも連れて行けます。少しの傷すら憚られるヴィンテージロレックスとは性格が異なるものですから。

 
あかパンダ

誰の目も気にせずに好きなものを愛でられる、とても良い時計です。

 

 

とはいえ、傷には気を使っちゃうよINCIPIO10

(今の基準で言えば)小型でつけやすいものが多いINCIPIOですが、腕時計というのはいかに小さくともコツンとぶつけてしまうことがあります。ヴィンテージ時計と比較すれば圧倒的に値段が安いインキピオ。でも小心者の私は傷に臆病になってしまいます。

ETAと中身がいい分、OHを繰り返せば何年も長く使えるでしょうし。でも外装の替えというのもほとんどないでしょうし・・・。二次流通で手に入れてニコイチ整備をしようとしても、ニコイチを手に入れるのに難儀します。

 

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なので、何か運動やものを運ぶような事態が想定できる時には私はG-SHOCK。傷には傷つけながら休日に思う存分連れ出して愛でているというのが現状ですね。

 

 

まとめ:インキピオ10は今買いたい、オマージュウォッチだ

今回はINCIPIO(インキピオ)10についてレビューを行ってきました。タイトルの通り、インキピオ10は今購入したいオマージュウォッチ!同じようなオマージュウォッチメーカーでWMTがありますが、インキピオは国産です。もう新品では買えませんが・・・。

しかし、ユーザーが愛を込めて扱っていた個体や、デッドストックが稀にヤフオクなどで流通することがあります。

 
あかパンダ
気になった方はぜひ、頑張って二時流通で探してみてくださいね。
 
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