FXの取引画面ってまるで暗号のよう。
数字やアルファベットがずらっと並んでいて、よくわからないグラフが表示されている。
私が一番最初にデモトレードで取引を始めた時の印象はこれでした。
しかし、意味を勉強すれば意外と簡単に意味が読み取れる様になるものです。
今回は為替レートの見方について勉強していきましょう!
FXでは為替レート使って利益を上げる
FXの為替取引ではどうやって利益を得るのでしょうか。
この構造はシンプルで、
「通貨を安く買って高く売る」
「通貨を高く売って安く買い戻す」
この2つで利益を得るのがFXです。
例えば、映画ワイルドスピードの影響で、米国で映画に登場した日本車の価格が急騰したことがありました。
あらかじめこの値上がりを予測できれば、安く売られていた車を買っておき高く売るということが可能です。
FXの場合には車の様な”モノ”ではなく、”通貨”の値動きで利益を上げる取引です。
そのため、為替レートをきちんと見ることができるのは必須な能力なのです。
FXで通貨はアルファベット3文字で表される
FXの取引では通貨はアルファベット3文字で表されます。
例えば私たちが普段使っている日本円はJPY。
米ドルはUSD、ユーロはEURの様に各通貨ごとに違った通貨で表されます。
主要な通貨は以下の様に表されます。
- 日本円=JPY
- 米ドル=USD
- ユーロ=EUR
- ニュージーランド(NZ)ドル=NZD
- オーストラリア(豪)ドル=AUD
- 英ポンド=GBP
- スイスフラン=CHF
- カナダドル=CAD
- 南アフリカランド=ZAR
- トルコリラ=TRY
- 人民元=CNH
そして、FXは「USD/JPY」の様に2国の通貨のペアで取引を行います。
FXの売値と買値の考え方について
FXの取引では、円や米ドルの様に通貨単体での取引ではありません。
「日本円で米ドルを購入し、それを売って日本円に戻す」の様に2つの国の通貨が必ず関わってきます。
そのため、「米ドル/円」「ユーロ/円」「ユーロ/米ドル」の様に通貨同士は”ペア”の様になっているのです。
ただ、この際に為替レートの取引画面には「USD/JPY(米ドル/円)」「EUR/USD(ユーロ/米ドル)」の様に2通貨の組み合わせで為替ルートが表示されます。
この時に為替レートの数字が2つ表示されているのがお分かりでしょうか?
株価の場合には1つの値段しか表示されませんが、FXの場合には同じ通貨でも2つの値段が表示されるのです。
FXの疑問、為替レートで値段が2つあるのは一体どうして?
FXでは株価の様に1つの値段ではなく、2つの為替レートがいつも表示される様になっています。
これはFXならではの特徴なのです。
為替レートはBID(ビット=売値)とASK(アスク=買値)の2つの値段があります。
この差が”スプレッド”と呼ばれるものです。
FXには手数料がありません。
しかし、実質的な手数料に近いものがスプレッドです。
外貨を”買う”際には中値に対していくら上乗せされた金額で個人投資家は購入することになります。
また、逆に外貨を売る際には中値からいくらか差し引かれる形で売ることになります。
簡単にいえば、私たちは実際のレートよりもいくらか”高く買わされ”、”安く売らされる”ことになります。
この”いくらか”の金額がFX会社の収益になるというわけです。
ただ、このスプレッドは非常に安く、スプレッドが1銭以下であることが当たり前になっています。
FXについてより詳しく知りたい方はこちらの記事で解説しているのでどうぞ!
FXにおけるBID(売り)・ASK(買い)の基準について
FXで為替取引を行う際、主体となるのは先に書いてある方の通貨です。
例えばUSD/JPYなら米ドルが主体となり、1ドルあたりの値段が為替レートとして取引の際に表示されることになります。
USD/JPYの買い=米ドルを買う(円を売る)
USD/JPYの売り=米ドルを売る(円を買う)
FXでインサイダー取引は起こりうるか
これはコラム的な内容だと思ってください。
株の取引の場合にはインサイダー取引というものが問題になることがあります。