さて、ここ最近取り組んできたことの1つに私服の制服化があります。
私服の制服化というとミニマリストの方々がこぞってやっていることですが、別にミニマリストになりたいわけではありません。
ですが、「私服の制服化にはメリットが多いな」と感じて取り組んでみたわけです。
取り組んでみて感じたのは、
- 私服にお金がかからない
- 服を選ぶ時間の節約になる
- ファッションアイテムを購入する際の満足度が上がった
- 小物や身だしなみに気をつけるようになった
こんな変化がありました。
今回は私服の制服化に取り組んでみてどうだったのかをお話ししていきます。
私服の制服化って何をするの?
文字通り、私服を制服にしてしまいます。
よく例に出されるのはスティーブ・ジョブズ。
アップルコンピューター(現アップル)の元CEOです。
彼はイッセイミヤケのタートルネックに、リーバイスの501、靴はニューバランスのM991という決まった格好で過ごしていました。
この出で立ちが格好いいのかといわれると私はなんともいえません。
しかし、変わらない服装で居続けたその信念に関してはとても格好いいと思っています。
彼は「決断疲れ」を少なくするために決まった私服を着ていたそうです。
人間は1日に約9000回も決断をしているんだそうです。
無意識のうちに行われる小さなものから、運命を決定づけるような大きなものまで、様々ですが随分とたくさん決断をしているものです。
ジョブズにとって、私服を決めるというのは無駄な決断だったのでしょう。
なので、同じ服を着続けるという決断をすることと引き換えに、毎日の朝のルーチン「今日着る服選び」を無くしたわけです。
私がしたいのは、こんなガチガチな私服の制服化ではないのです。
もっとルーズな私服の制服化。
私のルーズな私服の制服化のルールについて
私が行った私服の制服化はとっても簡単で、素体を決めておくということ。
中学や高校の制服を思い出してください。
全員が全員同じ格好をしているかというと、そういうわけでもありません。
登下校の時、寒い冬にはコートを着ていたりマフラーを巻いていたりします。
それに、バッグや腕時計などは皆思い思いのものを身につけています。
つまり、私が提案する私服の制服化は私服のベースを決めておこうというもの。
例えば秋〜春は、白シャツにジーンズ。
夏場は、リネンシャツにジーンズというように。
仕事がない日は毎日同じ服を必ず着なければならないという縛りはありません。
「起きたらこの服を着る」というものを作っておいて、出かける時にはTPOに合わせて何か羽織ったり、アクセサリーをつけたり。
私は”人生の最適化”のために私服の制服化を行いたいのです。
私服に驚くほどお金がかからない
流行を追って服を選ぶのはお金がかかります。
エルメスやルイヴィトンなどいつでも人気のブランドもありますが、爆発的な人気のあるブランド(例えば最近ならsupreme)は一過性のものが多いです。
それにトレンドだってそうです。
ビッグシルエットのトレンドは長続きしていますが(とはいっても最近は落ち着きつつあるように思えますが)、そういったものは一握り。
例えばダッドスニーカーブームなんかはあっさりと下火になりました。
大概の場合、流行を追って購入した服は1・2年で旬を過ぎるのです。
そしてそういうアイテムの多くは汎用性がないのも特徴です。
その点、私服の制服化に使うアイテムたちはシンプルでなくてはなりません。
それ単体で完成していなければなりませんし、上に何か羽織るにしても奇抜すぎるアイテムではなかなか思うようにコーディネートが決まりません。
制服としての私服はトレンドに左右されることのない普の通服なので、長く愛用することができ驚くほどお金がかからないのです。
服を選ぶ時間が少なくなる
これ、朝のことだけじゃありません。
確かに朝服を選ぶ時間も減るんですが、買い物の時もそうです。
制服に関しては、ヨレたり汚れたら買い足していくだけです。
なので買うタイミングが来たら同じものを買うだけ。
例えば、私が決まって買っている白シャツは無印の「洗いざらしオックスフォードシャツ」。
汚れたらまた同じものを買えばいいだけ。
セールをやっていたら少し買いだめしておけばいいだけ。
それにアウターを選ぶ時間も少なくて済みますよ。
これは次のパラグラフで詳しくお話ししますね。
ファッションアイテムを購入するとき満足度が上がる
これはやってみなきゃわからない効果。
シンプルな私服を身にまとっているからわかること。
例えば店頭で試着をする時に、「格好いいアイテムなのに来てみたら雰囲気が違った」みたいなことありませんか?
私が思うに、これは今来ている服に合わないから格好悪く見えるんだと思います。
その点、私服の制服化をしているとどんな時でもシンプルな服装です。
冬だったとしても、アウターを一枚脱げばシンプルな服装になれるわけです。
なのでどんな服を着たとしてもそこそこは似合うわけで。
アウターを試着した時も、下に来ている服の影響が少なく正当な判断ができるというわけです。
また、シンプルな服装の上に合わせるからこそ冒険できるという利点もあります。
シンプルな服装には大体何を合わせても様になる
複雑な服に複雑な服を合わせるのは至難の技です。
全身柄物の服とか、きちんとファッションの知識がないと大阪のおばちゃんになっちゃいます。
ただ、シンプルな服には1点くらい奇抜なアイテムを入れても大丈夫なことが多いです。
ちょっと冒険してみようかなって気にさせてくれる。
シンプル服は意外にも新しいファッションジャンルの扉を開けてくれたりします。
私服の制服化をすると小物や身だしなみに気をつけるようになる
高校の制服ですが、皆同じ服を着ているはずなのにおしゃれな人とそうでない人がいます。
その差はなんでしょうか。
それは間違いなく着こなしかたです。
サイズ感がしっかりと合っていたり、裾まくりなどをしてこなれて見えたり。
同じ制服を着ていたとしても人によって差があるのです。
これが私服だったらどうなるでしょう。
私服の制服化の場合にはやはりサイズ感が大切になります。
私の場合にはジャストサイズに近いものを選ぶようにしています。
それから、小物で変化をつけるようにしています。
時計やバングル、靴、バッグなどの小物によって同じ服を着ていたとしても印象は全く異なります。
そして小物は服以上に長く愛用できるものばかりですから気に入ったものを多少高くても購入しています。
さらに私服がシンプルになると身だしなみにも気をつけるようになります。
髪型や体型、爪や肌など細かい部分にも気をつけるようになるのです。
面白いことにシンプルな格好に身を包むと、できるだけ自分の素の部分をよく見せようという考えになるようです。
私服の制服化はどんな人にオススメか
私服の制服化ですが、ファッションが好きな人ほどオススメできると思います。
白シャツ1つとっても、エルメスにも白シャツはありますし、ユニクロにもあるわけで。
そんな中から自分に一番合うアイテムを探すというのは、今までのおしゃれを追い求めてきた人にとっては道を外れた戦いになります。
これがまた面白い!
服やファッションが好きならきっとハマってしまうはず。
私服の制服化をすると、お金と時間の節約になる。
そして、ファッションがより楽しくなって身だしなみにも気をつけるようになる。
ぜひみなさんも私服の制服化に取り組んでみてくださいね。
読んでおきたい私服の制服化に関する本
[wpap service=”rakuten-books” type=”detail” id=”9784046047465″ title=”結局、男の服は普通がいい 世界一かんたん、一生使えるオシャレの方程式”]”普通服”に関しての本。
普通服のメリットや、どんな効果があるのか解説。
ファッションの系統などについても解説している。
[wpap service=”rakuten-books” type=”detail” id=”9784479306504″ title=”フランス人は10着しか服を持たない”]
服を好きなくするにはどうしたらいいのかがわかる本。
フランスでの留学経験についてまとめられた本で、女性はもちろん男性にもオススメ。
[wpap service=”rakuten-books” type=”detail” id=”9784767822389″ title=”メンズファッションの解剖図鑑”]
メンズファッションのおしゃれといわれる法則について顔移設している本。
この本を読めば、少なくとも”ダサい”とはいわれないはず。