【口コミも】ホワイトハウスコックスの靴べらの使い心地をレビュー【画像あり】

今回はWhitehouse Cox(ホワイトハウスコックス)のシューホーンのレビューです。

靴べらは無くてもいいものではありますが、大切な靴を傷めずに素早く履くには重要なアイテムです。そして、持っていると話のネタにもなる便利なアイテムでもあります。

ホワイトハウスコックスの靴べらは見た目も面白くて、素材も上品。あなたのアイデンティティを表現する良い小物になってくれると思いますよ。

 

ホワイトハウスコックスの靴べらがなぜ欲しかったのか

MITSUKOSHI ISETANより

 なぜ、ホワイトハウスコックスの靴べらが欲しかったのかと申しますと、前に使っていた靴べらが痛んできてしまったからです。以前使っていた携帯靴べらはユナイテッドアローズのものでした。約2年間使ってきた結果、ボロボロに。ホワイトハウスコックスのシューホーンは独特な形状をしていて、唯一無二存在です。憧れのブランドでもありました。靴を履くときに、ポケットからこの靴べらが出てきたら格好いいなと妄想が止まらなかったわけです。

 

Whitehouse Cox/ホワイトハウスコックス ってどんなブランド?

フレームより

私の憧れのブランドであるホワイトハウスコックスコックス。一体どんなブランドなのでしょうか。

1875年創業以来、高品質の馬具や洗練されたデザインのベルトや鞄、財布など様々なレザーグッズを作り続けているホワイトハウスコックス【Whitehouse Cox】。使用する代表的な革は、強く耐久性のあるイングリッシュブライドルレザーで、約10週間もの間、樹皮や種子など自然の草木を使い丁寧にタンニン鞣しし、さらに天然の染料を革の深部にまで染み込ませ、じっくりと時間をかけたものです。こうしてできた最高の素材を、経験豊かな職人が確かな伝統の技術で形にして行きます。

フレームより

このように、長い歴史を持つレザーブランドであるホワイトハウスコックス。さらにはイギリスの王室御用達のレザーブランドでもあり、これだけでも格式高いブランドであることがわかります。しかし使用している素材も特徴です。イングリッシュブライドルレザーという素材で、大量の蝋でなめした革を使用しています。この革は滑らかで光沢が強いのはもちろん、丈夫です。”ブルーム”と呼ばれる白い粉が出るなど、面白い特徴も持ち合わせています。

 

ホワイトハウスコックスの靴べらを開封してみる

ホワイトハウスコックスのシューホーンはこのような小さな箱に入って届きました。茶色のゴツゴツとした紙に、金色のエンボスで文字とブランドのマークが入っています。

 

開けてみると、中に入っていたのはシューホーン本体と、取り扱い説明書でした。購入したのはホワイトハウスコックスの赤のシューホーン。

この靴べらは小さく折りたたんで収納することができ、ポケットに入れても膨らむことがないようにできています。広げるともともと入っていた箱の2倍弱の長さになることがわかります。

 

説明書にはこのシューホーンの注意点などが書いてありました。裏側には日本語の表記も。

 

先ほども触れましたが、このシューホーンに使われているのはイングリッシュブライドルレザー。特徴の1つに”ブルーム”と呼ばれる白い粉が出ることがあります。これは皮をなめす際に使う蝋がしっかりと革の奥まで浸透している証拠。

表面にブルームが出てきた場合にはブラッシングをすることで再度革の内部に蝋が戻っていきます。

 

ホワイトハウスコックスの靴べらをレビュー

それでは、ホワイトハウスコックスの靴べらを様々な角度からレビューしていきたいと思います。長くなりますが、できるだけ細かく書いていこうと思いますので、どうかお付き合いください。

 

ホワイトハウスコックス 靴べら:色味と手触りとエンボス

まず、一番に触れたいのは革についてです。使用されているのはブライドルレザー。色味はレッドを選びました。発色が良く、独特な深みもあって非常に綺麗だと思います。

そして、驚いたのが手触りです。表面はこれまで触ったことがないくらい滑らかです。これなら摩擦を感じずに靴に足を通すことができそうです。ホワイトハウスコックスのエンボスは精密で、ツルツルした革の手触りとエンボスの溝のギャップがあっていつまでも触っていられます。

 

裏面(靴を履く際には足の側)は特に何の装飾もありません。靴を履く際に装飾があるとかかとに引っかかってしまうのでその配慮からでしょう。ブライドルレザーの発色がよく見て取れます。無地で面積も大きいので、経年変化も楽しめそうです。

 

ホワイトハウスコックス 靴べら:丁寧な縫い目とコバの処理

実は私は嗜む程度ではありますが、レザークラフトの趣味があります。革は布とは違って針を刺すのも一苦労。なかなか縫い目を綺麗に見せるのは難しいのです。しかし、さすがは英国王室御用達のブランドです。縫い目は全てきちんと整っています。そしてコバの処理も完璧です。

 

コバとはこのような”革の端”の部分。表と裏で革を使用し、それを貼り合わせています。なので、本当ならその境目がわかるはずですが、ほとんどわかりません。有名な革のブランドでも、「コバの処理が荒いな」と感じるものは多々あります。ホワイトハウスコックスの製品は本当に丁寧に作られている感じがして、持っていて誇らしくなります。

 

ホワイトハウスコックス 靴べら:折り畳むとポケットにも入るサイズ

できる限り小さく折りたたんだのが上の画像です。ホワイトハウスコックスの靴べらは大きく分けて、靴べらの部分と柄の部分、そしてキーリングの部分に分かれています。

できるだけ小さく折り畳むと手に収まるコンパクトなサイズになります。

 

キーリングの部分を折りたたまなくとも、ポケットには十分入る大きさです。ちなみに、このキーリングに鍵をつけたりして使用することももちろん可能ですが、靴べらとして使用する際には”引き抜く”際に指をかけるのに重宝します。

 

ホワイトハウスコックス 靴べら:折り畳むギミックを順番に

靴べらがどのようにして折りたたまれるのか、その過程を解説していこうと思います。今、ホワイトハウスコックスの靴べらは足が当たる面が上の状態です。この状態では良くわかりませんが、ひっくり返してやるとギミックがわかります。

 

柄の部分は外側に向かってテンションがかかっており、それを靴べら部分にある内側に沿った”口”で抑えている状態です。内側に沿っているのでロックがかかっており、広げている状態から自然と折りたたまれた状態に戻ってしまうことはありません。しかし、柄の部分を上に押し上げてやると、

 

このようにロックが外れます。あとは最後まで折りたたんでやることで、再度内側に向かっている”口”の部分にロックされます。

 

この折りたたんだ状態からも自然に戻ってしまうようなことはありません。また、金属部分が細くて、靴べらとして使うのが不安かもしれませんが、触ってみると安心感があります。思っていたよりも重厚な作りで、靴の脱ぎ履きに負けずに長く愛用できそうです。

 

ホワイトハウスコックス 靴べら:実際に使って靴を履いてみる

実際にホワイトハウスコックスのシューホーンを使って革靴を履いてみます。お相手は同じイギリス生まれのドクターマーチン3ホール monoです。

ツルツルとしたブライドルレザーのおかげですんなりと靴に足を通すことができました。また、キーリング部分を使って引き抜くことでスムーズに靴べらを抜くことができます。

あまり無駄な力がかかっているような感覚もなく、とてもうまくできた商品だと感じました。見た目だけでなく、実用性も十分です。

 

ホワイトハウスコックスの靴べらに関する口コミまとめ

ホワイトハウスコックスの靴べらに関する口コミをまとめてみました。しかし、あまりメジャーな商品ではないのでレビューは少なめです。参考になるなと思ったものをご紹介させていただきます。

 

主人の後輩に昇進祝としてプレゼントしました。
50代・女性

評価: 5

主人の後輩に昇進祝としてプレゼントしました。
営業職なのでこの商品のチョイスに喜んでくれました。
しかも馬も好きなので、ここの商品のモノと知り、更に大喜び。
次回の昇進プレゼントにもこちらのお店のモノをプレゼントしたいと思います。【ポイント11倍】ホワイトハウスコックス キーホルダー付靴べらより

プレゼントで購入した方のレビューです。確かに、営業職であれば革靴を履く機会が多いでしょうからプレゼントでも喜ばれそうです。その場合には色は落ち着いたものがいいかもしれませんね。

 

しっかりしたレザーでステッチの色も可愛かったです。
年齢不明・女性

評価: 3.5

ギフトで購入してとても喜ばれました!!
しっかりしたレザーでステッチの色も可愛かったです。
予想以上にいい商品だったので自分用に赤のキーホルダーもこちらで購入したいと思ってます♪ホワイトハウスコックス【Whitehouse Cox】型番:S8490(ネイビー)より

様々な色があるのもこのシューホーンの特徴です。私はレッドを購入しましたが、ビジネスで活躍しそうなブラック・軽快な見た目のレッド・経年変化の楽しめそうなライトブラウンなどどれもいい色です。

 

軽いし小さいし、携帯性は非常によい
年齢・性別不明

評価: 5金属部分がポケット等の中でひっかかるのではないかと躊躇していましたが、実際使ってみたら問題なさそうです。軽いし小さいし、携帯性は非常によいです。

私もポケットに入れて一日過ごしましたが、引っかかるようなことはありませんでした。金属部分も引っかかりがないように磨かれているので、安心して大切な服やバッグに入れることが可能です。

ホワイトハウスコックスの靴べら レビューまとめ

私の革小物コレクションの中にこのホワイトハウスコックスの靴べらが新たに加わりました。見た目も良くて実用的で、最高のアイテムです。

レザーのアイテムは経年変化も楽しめるので、どのように育っていったのかレビューしていきたいと思います。

プレゼントにも、自分へのご褒美にもぜひ、ホワイトハウスコックスのシューホーンをどうぞ。

 

▼購入はこちらからどうぞ

残念ながら普通のドクターマーチンはビジネスには不向きです。あくまで”普通のドクターマーチンは”ですがね。実はあるんです。ビジネスでも履けるドクターマーチンが!今回紹介するのはビジネスシーンでも活躍してくれるドクターマーチンです。   ドクタ […]

あまりにメジャーな革靴なので、少し敬遠していたREGAL(リーガル)。 しかし、先日ついに購入してしまいました。実際に手にとって見てみると高級感もあってコストパフォーマンスに優れているのがすぐにわかったんです。 さらに、足を通して履いてみてもその良さ […]

今回はフランスが産んだ世界的な革靴ブランド、「Paraboot(パラブーツ)」についてどんなブランドなのかご紹介していきましょう。   日本だと最近、「ジャンボード」などの取り扱いがセレクトショップでも多いですね。しかし、肝心のブランドの歴 […]

今回はいつも仕事でお世話になっているメッシュベルトのリペアです。 レザーでできているメッシュベルトは手入れをすれば綺麗な状態で長く使うことができます。   いつも使っているものなので、日頃の感謝も込めて綺麗にしていきます。   & […]

今回は財布のリペアについて。これまで筆者は中古で財布を購入し、いくつもリペアを行ってきました。   すると当然、中には「これはリペアが難しい」というブランドの財布もいくつかありました。今回はそんなブランドについて、リペアが難しい理由とともに […]