寒い日が続きますね。私は冬の寒さに耐えかねて”Zippoハンディーウォーマー”というものを購入しました。
これがなかなか当たりの商品でして、スタイリッシュで半永久的に使えるZippoのホッカイロなんです。今回はZippoハンディウォーマーの使い方を含めたレビューをしていきたいと思います。
Zippoハンディウォーマーとは?
ZippoといえばZippoライター。ですが、実はハンディウォーマーという商品も発売されています。この商品は簡単にいえばZippoライターと同じオイルを使って暖をとれるカイロ。なかなかユニークアイテムです。
熱の持続時間は最長で約12時間。さらに半永久的に繰り返し使えて見た目が格好いいのです!
半永久的に使えるZippoハンディウォーマーが暖かくなる原理について
Zippoのオイルを使って発熱するという話をしたので中でオイルを燃やしているのではないかと思った方もいるのではないでしょうか。しかし、ご安心ください。このカイロは直接オイルを燃やすようなことはしていません。
気化したZippoオイルがプラチナの触媒作用で酸化発熱をしています。難しい話になってしまいますが、化学反応で発熱しているので引火するような危険性はありません。さらにオイルを足すことで半永久的に使うことができるので、環境にも優しいカイロです。
Zippoハンディウォーマーの使い方
ここからZippoハンディウォーマーの使い方についてお話していきます。大きく分ければ2ステップで準備完了です。
- Zippoハンディウォーマーにオイルを入れる
- Zippoハンディウォーマーに点火(触媒を炙る)する
実際にZippoハンディウォーマーを使いながら詳しく説明していくことにします。まずはオイルの入れ方から。
Zippoハンディウォーマーへのオイルの入れ方
ZippoハンディウォーマーにはZippo専用オイルを補充します。Zippoオイルはライターに使う以外にも使い道があるのです。
Zippoハンディウォーマーからプラチナ触媒を取り出す
Zippoハンディウォーマーはウォーマー本体(左)・プラチナ触媒(中央)・キャップ(右)の3つに分かれます。キャップ・プラチナ触媒はウォーマー本体から引っ張ることで外すことができます。
※購入してから何度か使っているので汚れているのはご了承くださいませ!
プラチナ触媒部分を外すと、ウォーマー本体の内部が露出します。ウォーマー内部には綿がきつく詰め込まれています。このウォーマー内部にある綿にオイルを染み込ませ、気化するオイルがプラチナと反応することで発熱するわけです。
ちなみに、オイルが漏れる心配がないのかと不安に思う方もいるかもしれません。何度か使用しましたが漏れるようなことはありませんでした。もちろん、横にして置いたり、上下を反対にした場合もです。最大容量が決まっているので、それを超えなければZippoハンディウォーマーからオイルが漏れる心配はありません。
Zippoハンディウォーマー付属の注油カップでオイルを入れる
次に、Zippoオイルを注油カップで測っていきます。注油カップはもちろんウォーマーに付属していて、量を調整することで約6時間〜24時間の間で発熱を調整することができます。
Zippoオイルの量をどうやって調整するかですが、注油カップにある線で調整します。上の画像を見るとわかりにくいですが2つ線が入っているのがわかると思います。1つの線につき6時間発熱が持続します。最大で注油カップ2杯分(6時間×4目盛り=24時間)Zippoオイルを補充することが可能です。
これ以上オイルを入れるのはオイル漏れの危険があるので注意です。
注油カップを使って、Zippoハンディウォーマーにオイルを補充します。この時にはこぼさないように注意です。
Zippoハンディウォーマーから余分なオイルを出す
念のために、オイルがこぼれないかどうか確認しましょう。方法は2つあります。
- ウォーマーを逆さにして指先でタンクの中央を数回押してティッシュなどにオイルを出す。
- ティッシュペーパーなどを注油口に軽く詰めて、1分ほど逆さにしておく。
どちらも使い終わったティッシュは火気に注意して捨てるようにしましょう。
また、この際に注油口から綿が5mmくらい空いているかどうか確認しましょう。綿が出ている場合には爪楊枝などで押し込みます。
プラチナ触媒をZippoハンディウォーマーに戻す
ここまで準備が済んだらプラチナ触媒をZippoハンディウォーマー本体に戻します。あとはライターで点火(とはいっても触媒を炙るだけ)していきます。
Zippoハンディウォーマーの点火の仕方
ハンディウォーマーの点火にはライターを使います。とはいっても、化学反応を促すのに使うだけ。オイルが直接燃えるわけではないのでご安心を!
ライターを使ってプラチナ触媒を炙る
ライターを使ってプラチナ触媒を炙っていきます(ライターは何でもOK)。炙る時間は3~5秒くらい。炙るとプラチナの触媒反応でウォーマーが暖かくなってきます。すぐにほんのり暖かくなりますが、なかなか暖かくならない場合には10秒程度炙りましょう。
注意!触媒を燃やすのではなく、炙ること。暖かくすれば反応が起こるのでご安心を。燃やす要領で行ってしまうとススがついてプラチナの劣化が進んでしまうようです。
Zippoハンディウォーマーのキャップをプラチナ触媒に当てて発熱しているか確認
ほんのりと暖かくなったらきちんと触媒反応が起こっているか確認します。プラチナ触媒にZippoハンディウォーマーのフタを近づけます。この時に水蒸気のくもりが確認できれば、反応が起こっているので問題ありません。
くもりが確認できない場合には再度点火を行いましょう。
ケースにZippoハンディウォーマーを入れる
発熱したZippoハンディウォーマーはすぐに付属のフリースの袋に入れましょう。そのままだと、手で長い時間触っていられないくらい熱くなります。フリースでできた専用袋に入れればちょうどいい温かさになります。
フリースの袋にはベルクロが付いて出てこないようになっています。
それから、Zippoオイルには特有の匂いがありますが、ウォーマーから匂いはほとんどしません。相当鼻に近づけて匂いを嗅げばオイルの匂いがしますが、ほとんど匂いがしないといってもいいレベルです。会社にポケットに入れて持って行っていますが、何の問題もなしです。匂いについては気にせずに使用可能です。
Zippoハンディウォーマーのセットには必要なものが全て入っている
私が購入したのはZippoハンディウォーマーを使用するのに必要なものがほぼ全て揃ったセットです。
内容は以下の通り。
- Zippoハンディウォーマー本体
- 専用フリース袋
- 注油カップ
- Zippoオイル(133ml)
これ以外に必要なものはプラチナ触媒を炙るライターのみ。Zippoオイルは133mlですが、使うオイルの量が少ないので結構長持ちしそうです。
Zippoハンディウォーマーを使った感想
もう普通のホッカイロには戻れそうにありません。見た目がスタイリッシュなのが嬉しいですし、半永久的に使えるというのが何よりも男心をくすぐります。
約24時間という発熱時間ですが、これも表示の通り。夜に一度注油を行なったら、仕事を終えて帰るまでぽっかぽかです。注油するのも慣れればほとんど時間がかからないですし、点火したらすぐに温まるのもいいですね。
デメリットは金属感のある見た目なので指紋が目立つことくらい。それくらいしかデメリットを感じません。
Zippoハンディウォーマーの購入方法
Zippoハンディウォーマーの購入はネットショップがオススメです。というのも、Zippoハンディウォーマーを取り扱っている実店舗を見たことがありません。もしかするとアウトドアショップや東急ハンズなんかだと取り扱いはあるのかも。あと、Zippoの製品を取り扱っているショップなどなら可能性はあるかも。
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ネットショップの場合には確実ですし、カラーも様々なものがあるので好きなものが選べます。カモフラやブラック・ポップなカラーの他、ハーレーダビットソンのコラボモデルなんかも見つけることができました。
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