本屋で見つけたゼリーの本。これがどうしてなかなか・・・。
私は暇を見つけると本屋に足を運ぶ習性があります。
何気なく目をやった「フェア」の棚にあったのが『やわらかとろけるいとしのゼリー』。
普段は料理の本なんて手に取らないのに、涼し気な本の表紙が気になって立ち読みをしてしまいました……。
やわらかとろけるいとしのゼリー
表紙の見た目通り、『やわらかとろけるいとしのゼリー』には透明で可愛いゼリーの写真がたくさん。
眺めているだけで時間が潰せちゃいそう。
写真集のような楽しみ方もできますし、レシピ本としても使えます。
61種のレシピが載ったゼリー作りの入門書
Amazon「やわらかとろけるいとしのゼリー」より
『やわらかとろけるいとしのゼリー』には春夏秋冬に分けた季節のゼリーのレシピや、通年使えるゼリーのレシピが合計61種類載っています。
ゼリーのいいところは、特別な調理器具が必要ないこと。
ゼリー作りに使うのはボールやスプーンなど、台所にあるものだけで大抵済んでしまいます。
素材もフルーツやコーヒー・紅茶など手に入りやすもので十分作れてしまいます。
寒天とゼラチンって何が違うかわかります?
この本を読んで初めて知ったことがありまして。
それが「ゼラチン」「アガー」「寒天」の違いです。
どれも”ゼリー状のもの”を作るのに使いますが、はっきり言って違いがわからなくないですか?
この本を買ってもらうために答えは書きませんが、どれも全く別のものでそれぞれに特徴があります。
本に影響されて珈琲ゼリーを作ることに
休日を利用して、本を参考に「コーヒーゼリー」を作ってみることにしました。
コーヒーゼリーを選んだのは、とにかく用意する材料が少なくて済むから。
この本のレシピをそのまま公開するのは著作権的にマズイので、ほぼ同じ作り方のレシピのリンクを下に貼ります。
珈琲ゼリーを作るのに必要なもの
- やわらかとろけるいとしのゼリー(重要)
- コーヒー
- ゼラチン
- 砂糖
- アイスクリームや生クリームなど
- ボール大・小
- ヘラ
- お玉
- 容器
用意するものはこれだけ。
コーヒーをよく飲む方であれば、ゼラチン以外は家にそろっているのでは?
①ゼラチンを溶かして珈琲を淹れる
まずはゼラチンを水で溶かします。
コップに水を入れて、ゼラチンをサラサラっと入れていきます。
スプーンで混ぜると一気に固まっていきます。
そのまま5分ほど放置。
放置する時間を利用して、コーヒーを淹れていきます。
コーヒーは好きなものを選んでOK。
私は粉から入れましたが、インスタントのものでもなんでも構いません。
②コーヒーにゼラチンと砂糖を混ぜて溶かす
コーヒーが入れ終わり、ゼラチンを放置してから5分が経過。
ボールにコーヒーを移し、ゼラチンと砂糖を溶かしていきます。
まずはゼラチンを投入。
熱々のコーヒーをヘラでかき混ぜるとすぐにゼラチンが全て溶けました。
ゼラチンが溶けたら砂糖を投入。
こちらもヘラを使って溶け残りがないようにかき混ぜます。
③氷水で冷やしながらとろみが出るまで混ぜる
早く容器に移して冷やしたいですが、慌てない慌てない。
氷水でボールを冷やして、じっくり冷やしていきます。
ボールを重ねたときに水が溢れないよう、入れすぎ注意。
ヘラでかき混ぜながら冷やします。目安はとろみがつくまで。
ヘラでかき混ぜていると、ヘラとボールが当たった際にヌルッという感覚がしてきます。ちょっと表現が悪いですが。
そうしたら容器によそっていきます。
④容器に移して3時間以上冷やす
今回はガラスのコップでコーヒーゼリー作ります。
お玉を使って慎重によそっていきましょう。
慎重に慎重に。こぼさないように。
複数の容器に移す際には少しづつ順番に移していくのが量に偏りを無くすコツ。
後は冷蔵庫で3時間以上冷やすだけ。完成が楽しみです。
作り方は想像以上に簡単。
コップ4つ分のコーヒーゼリーが出来上がりそうです。
⑤アイスや生クリームをトッピングして召し上がれ
冷やし終わったらコーヒーゼリーを冷蔵庫から取り出し、トッピングを乗せていただきましょう。
今回は牧場絞り(バニラ)を上に乗せていただきます。
美味い!!スーパーのコーヒーゼリーと全然違う!
弾力があって、口に入れるともちもち。甘さ控えめでコーヒーの匂いが強い。
バニラアイスと合わせて食べると本当に幸せ。作ってよかった。
コーヒーの種類を変えてみようか。
砂糖の量を調整してみるのも面白そう。
ゼラチンの量を調節すればもっと硬くできるし、逆に柔らかくすることも。
まとめ:『やわらかとろけるいとしのゼリー』はゼリーの魅力に気づける良本
なんだかコーヒーゼリーのレシピ記事になってきましたが、この記事は一応本のレビュー記事でした(過去形)。
『やわらかとろけるいとしのゼリー』ですが、今回作ったコーヒーゼリー以外にもあと60種類のゼリーレシピが書いてあります。
正確には寒天などのレシピも混じっていますが。
Amazon「やわらかとろけるいとしのゼリー」より
私の中ではプリン・ゼリー・ヨーグルトが食後のデザート三銃士でして。
その中での力関係は圧倒的なプリンの影に隠れた冴えないゼリーとヨーグルトという感じでした。
さらにいえば「ヨーグルトはジャムを混ぜたり味変できるのに、ゼリーはバリエーション少ないな」みたいな。
Amazon「やわらかとろけるいとしのゼリー」より
しかし、この本を読んで考えを改めました。
洋菓子店などに売っているゼリーはそりゃあ美味しいですが、少なくともスーパーなんかに売ってる市販のゼリーより自作した方が美味しいゼリーができると!!
味はもちろん見た目も映えますし。
ゼリーの魅力に気づかせてくれた『やわらかとろけるいとしのゼリー』は間違いなく良書。