身につけるものって服や靴だけではないと思うんです。
香りもその一つ。
よく、「清潔感がある人が好き」とか聞きますけど、清潔感って服装の他にも香りだったり身だしなみ(髭を整えているか、爪は伸びすぎていないかなど)の要素も高い気がして。
話がそれましたが、何がいいたいかというと「いい香りってとても重要だよね」ということ。
今日紹介するJ-Scent(ジェイセント)の香水はどれもとってもいい香り。
日本の香水メーカーなんですが、どこかノスタルジックな、エモーショナルな感情にしてくれる香水なんです。
和を感じられるJ-Scentの香水に心を掴まれた
J-Scentの香水との出会いは突然でした。
近くになる雑貨屋さんにて香水が販売されているのを見つけまして、「有名なブランドでもないし、どうせ安っぽい香りでしょ?」という感じで香りを嗅いでみました。
そしてすぐに後悔しました。
だってものすごくいい香りなんですもの。こんな香水の香り、未だかつて嗅いだことがありません。
J-Scentの香水には「黒革」や「ラムネ」具体的な名前がついています。
そして本当にその香りがするんです。
もちろん香水として使えるようにアレンジはしてありますが、情緒を揺さぶるようなダイナミックな仕上がりでした。
売り場には10種類くらいのJ-Scentの香水がありましたが、夢中で全ての香りを嗅いでしまいました。
彼女と一緒に訪れていたんですが、店を出るときには2人で1つずつ香水を購入していました(笑)
J-Scent(ジェイセント)はどんなブランド?
ここでJ-Scentについてまとめておきましょう。
J-Scentは2017年に誕生した香水ブランドです。
コンセプトは“和(あ)える”。
数少ない日本の香水メーカーの1つです。
J-Scentは2017年に誕生、でも実績は十分
2017年誕生のブランドとなると、実績もブランド力もないし実力はあるの?
J-Scentを展開しているLUZ(ルズ)はOEMで数々の香水を開発してきた経験があります。
その経験とセンスで混ぜ合わされた(=和えた)香りは日本人の感性に訴えかける素晴らしい作品に仕上がっています。
オードパルファン・パフュームオイル・練り香水も
J-Scentで展開しているのは香水(オードパルファン)だけではありません。
パフュームオイルや練り香水なども展開しています。
香りにもよりますが、同じ香りで「オードパルファン」「パフュームオイル」「練り香水」と展開していることも。
好みの香りをいろんな形で楽しめるのは嬉しいですよね。
ちなみに、香水にはいくつか種類があります。
賦香率 | 持続時間 | |
オーデコロン | 3~5% | 1~2時間程度 |
オードトワレ | 5~8% | 3~4時間程度 |
オードパルファン | 8~15% | 5時間程度 |
パルファン | 15~30% | 5~7時間程度 |
J-Scentのオードパルファンは賦香率(香料の濃度)が高いので、長く香りが楽しめるのが特徴。
ランチに出かける際に香水を吹き掛ければ、ディナーを食べて家に帰るまで匂いが残るイメージです。
少量で香りが持続するので、コストパフォーマンスが高いのも特徴。
匂いが気になる香水があるなら、ベストな方法は店頭で実際に香りを確かめてから購入すること。 香水の好みや相性を店員さんに相談しながら購入することができます。 でも、お店で香水を購入するのは嫌だという方も多いはず。 香[…]
購入したのはJ-Scentの2つの香水
今回購入したJ-Scentの香水は2種類。
私と彼女で1本づつ気に入った香りを選びました。
私が購入したのが「黒革 Black Leather」。向かって左のボトルです。
向かって右が彼女が選んだ「和肌 Yawahada」。
順番にどんな香水か紹介をしていきましょう。
和肌 Yawahada
川端康成の小説『眠れる美女』をモチーフにした官能的な香り
軽やかに鼻腔に響く果実の香りから、ミルクやライスパウダーの柔らかな甘みが現れ、サンダルウッドやムスクの滑らかな芳香が温もりを感じさせます。日常を忘れ、過去を想起し夢想を去来させる、幻想的な世界へ誘います。(J-Scent 公式HPより)
透明で透き通ったボトル。
この香りを嗅いで想像したのは、「白い肌をした和服美人」でした。
最初に届くのは青々とした草木を想像させるようなフレッシュ香り。でもそれはすぐに隠れて、ミルクや乳液を想像させるような甘い香りがしてきます。
適度な重さで、ずっと香りを嗅いでいたい気持ちにさせてくれます。
トップノートはペアー、グリーンノート。
ミドルノートはミルク、ライスパウダー、ローズ、ジャスミン。
ラストノート、ムスク、サンダルウッド、アンバー。
時間が経つにつれて、香りが少しスモーキーになっていき、より大人びた表情になっていきます。
黒革 Black Leather
黒革に滲む哀愁を感じさせるスモーキーな香り
ベルガモットとともに香り立つレザーのトップノートから、徐々に広がる紫煙の残り香、ふとした瞬間に心を捉えるジャスミンの色気、哀愁の滲む黒革から漂うロマンあふれる香りです。
黄色味がかったボトルが特徴の「黒革」。
革好きの私が真っ先に店頭で嗅いだ香りで、最終的に選んだのもこの香りでした。
香りを嗅いで想像したのは、「革のライダースを着た葉巻を吸っているダンディなオジ様」でした。
高いレザージャケットやバッグを購入した際に感じる革の香りがいつでも楽しめます。しかも適度にいやらしい感じで。
トップノートはレザー、ベルガモット。
ミドルノートはタバコ、ジャスミン。
ラストノートはオークモス、アンバー、ムスク、バニラ。
リアルな本革の香りが楽しめます。普段からレザーアイテムを身につけている方に特に推薦したい香水です。
ちなみに、イギリスの出版社「HPCi media」主催の「2019 Pure Beauty Global Awards」で黒革がBest New Niche Fragrance賞を受賞。
世界30カ国・500ブランド以上が参加する何気にすごい賞なんです。
J-Scentのオードパルファンは全部で21種類
J-Scentの香水は全部で21種類がラインアップ。
ラインアップは以下の通り。
- ほうじ茶 / Roasted Green Tea
- 沈香 / Agarwood
- 落雁 / Rakugan
- 花見酒 / Hanamizake
- 紙せっけん / Paper Soap
- 紫陽花 / Hydrangea
- ラムネ / Ramune
- 柚子 / Yuzu
- 力士 / Sumo Wrestler
- 和肌 / Yawahada
- はちみつとレモン / Honey & Lemon
- 花街 / Hanamachi
- ヒスイ / Hisui
- 光芒 / Shaft of Light
- うす紅 / Usubeni
- 黒革 / Black Leather
- 恋雨 / Koiame
- 薄荷 / Hakka
- 木屑 / Wood Flake
- 月雫 / Tsukishizuku – Mother of Pearl –
どれも香水の名前から想像できるニュアンスを汲み取った香りをしています。
好みの香りを選ぶのもいいですし、相手にどんな印象を持ってもらいたいかで選んでみるのも面白いのではないでしょうか。
J-Scentの香水を使ってみた感想
さて、J-Scentを使って生活をしてみた感想もお伝えしたいと思います。
香りは長持ち、一日中楽しめる
J-Scentoの香水はオードパルファン。
オードパルファンは香料8~15%の香水のことで、匂いが5時間程度は持続するものを指します。
しかし、体感的にはもっと長く香りが持続しているように感じました。
「黒革」と「和肌」のどちらもですが、昼前に身体に吹きかけると夜まで香りが続きます。
香水を付け直さなくてもOKなので、アトマイザーに入れて持ち運ぶ手間もかかりません。
なぜか懐かしい感覚になる日本の香り
J-Scentは日本人の調香師が作るメイドインジャパンの香水。
なので、きっと日本人の感性に沿っているのでしょう。ふわっと身体から香りがするたびになんだかエモーショナルな気持ちになります。
この感覚だけは文章で伝えることができなそうです。
一度でいいから嗅いでほしい。
嗅いだら最後、虜になるから嗅いでほしい。マジで。
J-Scentはどこで買える?
J-Scentの香水ですが、LUZの公式HPなどで購入することができます。
オードパルファンが3,850円。
パフュームオイルが2,200円です。
パフュームオイルはロールオンタイプで、直接肌に濡れるようになっています。
値段も安いので最初にこちらで試してみてからオードパルファンを購入してみてもいいかもしれませんね。
和の香りの香水ブランドJ-Scent(ジェイセント)は香りを「和(あ)える」ことにより生み出したメイド・イン・ジャパン・…