ドクタマーチンの定番色である「チェリーレッド」。
冷静に考えると、こんなに発色のいい赤が定番色の革靴って珍しい。
せっかくチェリーレッドのドクターマーチンを履くのなら、綺麗に長く愛用したいものですよね。
今回はチェリーレッドのドクターマーチンのメンテナンスについてお話ししていきます。
チェリーレッドのドクターマーチン
この写真は、私が持っているチェリーレッドのドクターマーチン チェルシーブーツ。
革靴の基本はブラックがブラウンのカラー。
しかし、ドクターマーチンの場合にはブラックとチェリーレッドがメインのカラーリングです。
定番色のチェリーレッドは色々なモデルに採用
LOWTEXより
ドクターマーチンの中で一番長い歴史を持つ1460 8ホールブーツ。
そして、この1460 8ホールブーツでは発売当初からチェリーレッド色が用意されていました。
LOWTEXより
今でもチェリーレッドは多くのドクターマーチンのモデルで採用されており、日本で特に人気の高い3ホールシューズにもチェリーレッドがラインアップしています。
色々なモデルにチェリーレッドが用意されていて、ブラックと比べると印象が全く異なるのに驚きます。
ぜひ、ドクターマーチン公式オンラインショップでラインアップを確認してみてください。
チェリーレッドが登場したのは1960年
ちなみに、ドクターマーチンにチェリーレッドの色が使われたのは1960年。
というか、ドクターマーチンが発売された時、すでにチェリーレッドのカラーがラインアップしていました。
革靴は普通フォーマルなものなので、黒や茶色など落ち着いた色が用意されます。
なのに、ドクターマーチンはブラックとチェリーレッドが定番色。
ドクターマーチンのメンテナンスをしないとどうなる?
チェリーレッドをぜひ楽しんでもらいたいですが、もしドクターマーチンのメンテナンスをせずに履き続けるとどうなるでしょうか?
ドクターマーチンの寿命が縮む
メンテナンスをせずにドクターマーチンを履き続けると、寿命が縮んでしまいます。
革の柔軟性を保つには栄養(革の栄養は油分です)が大切。
栄養が足りないと革が硬くなり、ひび割れが発生してしまうことも。
ひび割れはひどくなると穴になり、寿命が非常に短くなってしまいます。
光沢や綺麗な発色が楽しめなくなる
メンテナンスをせずに履いていると、徐々にドクターマーチンの光沢は失われていきます。
また、チェリーレッドのドクターマーチンの場合には、せっかく発色がいいのにその色味がくすんできてしまいます。
定期的にメンテナンスを行うことで、光沢と綺麗な発色を維持することができるのです。
チェリーレッドのメンテナンスについて
ここからはチェリーレッドのドクターマーチンのメンテナンス方法についてお話ししていきます。
ドクターマーチン純正クリームを使う
まずは、ドクターマーチンの純正クリーム「ワンダーバルサム」を使う方法です。
- 光沢がなくなってきた
- 革の栄養が足りなくなってきた
- 革が硬くなってきた
\\ワンダーバルサムはこちら//
このクリームは純正なだけあってドクターマーチンと相性抜群。
どの色のドクターマーチンにでも使えます(今回は黒のドクターマーチンを例にします)。
また、クリームを塗るのに必要なものが1缶にまとまっているのでとても便利なのです。
①ブラッシングで汚れを落とす
まず、クリームを塗る前段階として、アッパーの汚れを落としていきます。
靴紐を解いてブラッシングで汚れを落としましょう。
今回は馬毛ブラシを使います。
毛足の長いものを用意すると隙間に入ったホコリを落とすのに便利です。
\\おすすめの馬毛ブラシ//
②レザーローションで汚れを落とす
ブラッシングが終わったら、レザーローションを使って頑固な汚れを落とします。
今回使っているのは、汚れ落としと保革が同時にできる優れもの。
各メーカーから似た製品が発売されているので、好みのものを用意しましょう。
\\現在愛用中のレザーローション//
これを適当な布(今回は気なくなったTシャツの切れ端)に少量つけて靴を磨きます。
③ワンダーバルサムを塗る
いよいよ、ワンダーバルサムを使って革に栄養を入れていきます。
ワンダーバルサムは付属しているスポンジ(画像の黒い丸いもの)を使って塗っていきます。
スポンジでワンダーバルサムを少量取って塗り広げていきます。
非常に伸びがいいので少し取るだけで靴全体に塗り込むことができます。
栄養過多になってしまうので、塗りすぎにも注意です。
④布で磨き上げる
最後に布でドクターマーチン全体を磨きます。
これは艶を出す目的もありますが、余分なクリームを落とす働きもあります。
靴紐を通し直せばこれでケア完了です。
簡単なケアですが、効果は抜群。
チェリーレッドに合うカラークリームを使ってメンテナンス
続いては、ワンダーバルサムを使うよりも少し手のかかるメンテナンス。
チェリーレッドに合うカラークリームを使って補色をしながら栄養を入れていきます。
「チェリーレッドの発色が悪くなってきた」そんな時にはこのメンテナンスを行うようにしましょう。
①ブラッシングで汚れを落とす
基本的なメンテナンスの流れ自体は「ワンダーバルサム」を使ったメンテナンス同様です。
まず、最初に行うのはブラッシング。
アッパーについているホコリや汚れを落とします。
②レザーローションで汚れを落とす
続いて、レザーローションで汚れを落とします。
布(TシャツのハギレなどでもOK)を使ってしつこい汚れを落としましょう。
③カラークリームを塗る
ここからが先ほどのケアとは異なるところ。
カラークリームを使って補色をしつつ油分の補給も行っていきます。
\\今回使ったカラークリーム//
チェリーレッドのドクターマーチンにはBoot Black Silver Lineの「バーガンディ」のクリームを使っています。
クリームはペネトレイトブラシを使って革に塗っていきます。
もし、もうペネトレイトブラシを持っている方もチェリーレッド用のものを用意しておきましょう。
これはペネトレイトブラシを共用にしてしまうと色が混ざってしまうからです。
\\ペネトレイトブラシはこちら//
カラークリームを塗るだけでもアッパーに光沢が戻ってきているのがわかります。
④ブラッシングでカラークリームを馴染ませる
続いては豚毛のブラシを使ってクリームを浸透させていきます。
イメージとしては、革の毛穴へとクリームをすり込んでいく感じです。
このブラシもチェリーレッド専用のものを用意しておくと色が混ざることがありません。
\\おすすめの豚毛ブラシ//
⑤布で磨き上げる
最後に、布を使って余分なカラークリームを拭き取りつつ磨いていきます。
磨き上げが終わったら、靴紐があるモデルは靴紐を通してケア終了です。
このケアは光沢が戻るのはもちろん、ドクターマーチンのチェリーレッドが本来持っている発色の良さを復活させることができます。
時間がかかるケアなので、頻繁に行う必要はありません。
ただし、ベストな状態でチェリーレッドのドクターマーチンを履くのなら、1~3ヶ月に一度は行っておきたいメンテナンスです。
まとめ:チェリーレッドのドクターマーチンのメンテナンスはどうしたらいい?
それでは今回の記事のまとめです。
チェリーレッドのドクターマーチンは、ドクターマーチンの発売当初からラインアップにある伝統のカラーリング。
光沢やせっかくの発色の良さを維持するには定期的なメンテナンスが必要です。
光沢が失われてきた場合にはワンダーバルサムを使ったケアを行いましょう。
発色が悪くなってきたなと思った場合には、カラークリームを使ったケアがおすすめです。
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