今回のブログは「SUN SURF(サンサーフ)」というブランドのアロハシャツについて。
筆者はこれまで「アロハシャツなんて派手なもの、自分には縁がない」と思っていましたが、このブランドのことを知って、実際にアロハシャツを購入してみてその考え方がすっかり覆されました。
今回は一緒にSUN SURFのアロハシャツの魅力について見ていきましょう。
【購入レビュー】SUN SURF(サンサーフ) アロハシャツの魅力について
さて、今回購入したアイテムをまずは初めに紹介しておきましょう。
「SUN SURF / RAYON HAWAIIAN SHIRT / FAMILIAR FLOWER / YELLOW」です。ちょっと名前が長いですね。
このアロハはシンプルなアイテムばかりを着てマンネリ化していた私にはこの派手さが良い刺激に。
そして「SUN SURF(サンサーフ)」というブランドの背景がたまらないんです。これが。
前提知識として、知っておきたいアロハシャツのこと
まずは前提知識として、アロハシャツがどんなものなのか知っておきましょう。
実はアロハシャツは日本人ととっても深い関わりのあるアイテムです。
アロハシャツの誕生と日本人
実は、アロハシャツのルーツは日本の「和服」だといわれています。
19世紀終盤から20世紀初頭、ハワイの日本移民は、パラカ(ヨーロッパの船員たちが着ていた開襟シャツのこと)を日本の木綿絣に似ていることから好んで着用していました。
そして持参品であった着物を手直しする際、パラカ風に仕立て直したのがアロハシャツの起源といわれています。
このほかにも“日本の着物の美しさに惹かれたハワイの人々が「着物をシャツに仕立て直してくれ」と頼んだ”などの説もありますが、日本人が深く関わっていることに違いありません。
アロハシャツには黄金期があった
そんな日本人と深い関わりのあるアロハシャツ。実は黄金期がありました。
1930年から1950年台は作られたアロハシャツの出来が良いことから黄金期と呼ばれています。
当然、この年代のアロハシャツの中古価格は高く気軽に着ることは叶いません。そこでSUN SURFというブランドが登場。そんな“ヴィンテージ”な雰囲気のアロハシャツが身近に感じられるブランドです。
SUN SURF(サンサーフ)というブランドについて
SUN SURFより
では、いよいよ「SUN SURF(サンサーフ)」というブランドについて触れていきます。
SUN SURFブランドと東洋エンタープライズ
まず、「SUN SURF(サンサーフ)」を手掛けるのは“東洋エンタープライズ”です。この会社は「SUN SURF(サンサーフ)」ブランドのほかにも『SUGAR CANE』や『BUZZ RICKSON`S』などを手掛けています。
いわゆる“アメカジ”が好きな方ならこのあたりのブランドは一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
#くにまる#ヴィンテージアロハシャツ#総柄#サンサーフ#中野喜啓 さん pic.twitter.com/OouUndBkdt
— 文化放送/ラジオ『くにまる食堂』 (@kunimaru_joqr) August 18, 2021
そんな会社発のブランド、「SUN SURF(サンサーフ)」が悪いものであるわけはなく。さらにディレクターの中野 喜啓氏は日本きってのアロハシャツ研究家なのです。
作るのはアロハシャツ黄金期のレプリカ
「SUN SURF(サンサーフ)」が目指すのはアロハシャツの黄金期、1930年から1950年台のアロハシャツ。「SUN SURF(サンサーフ)」の所蔵する4,000枚を超えるというヴィンテージアロハシャツのアーカイブを使って再現が行われています。
その再現は素材や製法はもちろん、アロハシャツ最大の特徴である鮮やかな発色や深みのある色合いを表現するための抜染(ばっせん)やオーバープリントなど多岐にわたるのです。
ヴィンテージアロハをSUN SURFなら手の届く価格で
「SUN SURF(サンサーフ)」のアロハシャツの値段は1万円台半ばから2万円ほどがメインの価格。ヴィンテージのアロハシャツを徹底的に研究して作られた背景を考えるとこれでも割安だと思います。
手の届く範囲で本物に裏打ちされたヴィンテージアロハを楽しめる。そして定番のアイテムもあるので、新品を何度も購入できる。
「SUN SURF(サンサーフ)」は他にない、特別な価値のあるブランドだと思います。
買ってわかったSUN SURFのこと
では、次に実際に「SUN SURF(サンサーフ)」を購入してみてのレビューをお届けしましょう。
再三になりますが、購入した「SUN SURF(サンサーフ)」のアロハシャツは上の写真のもの。発色の良い黄色が目を惹く、同ブランドの中では定番の一着です。
素材もベーシックなレーヨン素材のアロハシャツ
アロハシャツといえばレーヨン素材なのだそうです。なので、購入した「SUN SURF(サンサーフ)」のアロハシャツももちろん、レーヨン素材。
「SUN SURF(サンサーフ)」からはレーヨンと麻素材のアロハシャツが販売されています。レーヨン素材の良さはやはりその滑らかな着心地。しかし、気軽に洗うことができません。一方、麻素材は洗うのは簡単ですが、着心地ではレーヨンに劣ります。
“見て”、“触って”、分かるSUN SURFのこだわり
レーヨンのプリント(プルメリアの花だそうです)は非常に細かいです。光が簡単に透けるくらい生地は薄く、しかしプリントに滲みはなく発色も美しいです。
一方で触り心地もレーヨンなので素晴らしいです。とろけるような触り心地で実際に着た時にも軽い着心地です。夏場にTシャツの上に羽織るのも問題なさそうです。
SUN SURFのアロハシャツは、乱暴にいえば何にでも合う
アロハシャツを敬遠していたのはそのデザインに苦手意識があったからです。自分には派手すぎるとずっと思っていました。
しかしです、実際に「SUN SURF(サンサーフ)」のアロハシャツを購入して色々な服に合わせてみるとシンプルな服装であれば何にでも合うことに気づきました。乱暴にいえば、ジーンズに白T、そしてアロハシャツでOKです。
ジーンズをスラックスにしても合いましたし、カーゴパンツでも問題なくコーデできるので、汎用性は思っていたい以上に高いなと思いました。
何より、自分のコーディネートの幅が広がったことが嬉しいです。
まとめ:【購入レビュー】SUN SURF アロハシャツの魅力について
それではまとめです。「SUN SURF(サンサーフ)」のアロハシャツは非常に評価の高いカジュアルウェアブランドを多く手がける「東洋エンタープライズ」のブランドです。
所蔵する数多のアロハシャツを解析して作られたアロハシャツたちはヴィンテージアロハをそのまま現代で作ったような出来です。私のようにアロハシャツに対して苦手意識のある方ほど手に取って欲しいと思いました。
実際に見て触ってみるとそのクオリティに圧倒されるはずです。