今回は「ナイキ」というブランドについて紹介していきます。
現在ではスポーツウェアメーカーとして誰もが認めるTOP of the TOPの企業「ナイキ」。そんなナイキがどのように誕生して、現在の人気を獲得したのか解説していきます。
解説したいことが多すぎて、どうしても文字が多くなってしまいました…ご勘弁を!
ナイキというブランドがどう誕生したか
NIKE(ナイキ)は、1964年にBill Bowerman(ビル・バウワーマン)とPhil Knight(フィル・ナイト)によって設立されました。
最初は“ナイキ”ではなく、「Blue Ribbon Sports」として創業され、1970年代後半にNIKEへと改名されました。ブランド名は、ギリシャ神話の勝利の女神であるNike(ニケ)に由来しています。
ナイキのロゴに込められた意味
ナイキのいえば、シンプルでなんともいえない曲線のアレです。
このロゴは「Swoosh(スウッシュ)」という名前がついていて、ナイキの創業者フィル・ナイトとデザイナーのキャロライン・デビッドソンによってデザインされました。
これは「Blue Ribbon Sports」から新しい社名、「ナイキ」へ変わる際に、新しいブランドのアイデンティティを確立するために作られました。
ポートランド州立大学でグラフィックデザインを学んでいたキャロライン・デビッドソン。ナイキが新しいロゴを必要としていた際に、後に「Swoosh」となる独特の形状のマークを手書きで描き、そのシンプルで洗練されたデザインがナイキのブランドアイコンとなりました。
なぜ2人の創業者はナイキを作った?
当時、ビル・バウワーマンとフィル・ナイトは、アスリート向けに高品質のランニングシューズを販売しようとビジョンを共有していたそうです。
ナイトは日本の靴メーカー「Onitsuka Tiger」と提携し、アメリカでシューズを販売していました。しかし、さらに高品質なシューズを作るため、自社で製品を開発することとなりバウワーマンとナイトは独自のブランドを立ち上げることを決意します。それがナイキの始まりとなりました。
ナイキが作った最初のスニーカーとは?
NIKEが最初に発売したスニーカーは、「コルテッツ」でした。
その後、「ワッフルトレーナー」と呼ばれるランニングシューズをを1972年に発売。ワッフルの焼き型からインスピレーションを受けた“ワッフルソール”のクッション性能の高さから、このシューズは人気を博すようになります。
このワッフルトレーナーのヒットにより、ブルーリボンスポーツ社は当時ブランド名であった「ナイキ」を社名として使うようになります。
ナイキが世界的なファッションブランドに育ったワケ
ナイキが大きなブランドに成長したのは、革新的なデザインとテクノロジーを取り入れアスリートと一般の消費者に向けたて幅広い製品を提供したからです。
さらに、スポーツイベントへの積極的な参加などマーケティング戦略にも長けていました。これによりナイキは正解No.1スポーツウェアブランドへと成長したのです。
ナイキを有名にしたエアジョーダンシリーズ
NIKEが有名になった具体的なきっかけのひとつが、1970年代半ばに発売されたバスケットボールシューズです。
1984年にはNBAのバスケットボール選手、マイケルジョーダンと契約し、「エア・ジョーダン」をリリース。これが大きな成功を収めました。
マイケル・ジョーダンとのパートナーシップはナイキを世界的に注目されるブランドへ押し上げ、その後に続くスポーツアスリートや有名ブランド・アーティストとのコラボレーションの礎になりました。
ハイテクスニーカーというジャンルを作ったナイキ エアマックスシリーズ
ナイキ 「エアマックス」シリーズもナイキの躍進に重要な役割を果たしました。
エアマックスは1987年に初めてナイキのラインアップ登場し、窓のようにスニーカーから顔を覗かせる特徴的なエア・クッショニングテクノロジーが大きな注目を集めました。
この革新的なデザインはスポーツシューズの新しいスタイルとして、アスリートだけでなく、数々のファッショニスタにも支持されるシリーズとなりました。
現代、ナイキの人気は確固たるものに
そして現在、ナイキはスポーツブランドの最先端を走り続けています。そのブランドの勢いは止まることを知らず、アパレル企業のブランド価値ランキングで8年連続1位となるほどです。
近年では有名アーティストとのコラボレーションモデルなども多数発売し、そのどれもが大人気。今後もナイキのスニーカーは世界中で愛されていくことでしょう。