今回はテクシーリュクスに鏡面磨きを施してみることにします。
テクシーリュクスは運動靴などで有名なアシックスが展開している、革靴のブランドです。
動きやすさを重視した革靴なので、鏡面磨きの結果は正直あまり期待していなかったんです。
しかし、期待以上の結果が待っていました。
汚れてしまった革靴でも、しっかりと手をかけてやれば綺麗になるとわかりました。
テクシーリュクスは綺麗になったんだけれど、まだ輝きが足りない
こんなに汚れていたテクシーリュクスですが、靴磨きを行った結果これくらい綺麗になりました。
全体的に汚れも落ちて、ツヤも戻った印象です。
でも、まだ満足できないのです。
しかーし!靴の先端部分をよく見てみると…
わかりにくいですが、靴の先の部分(トゥ)に大きな傷が…!
ぶつけないように気をつけて履いていたつもりなんですがね…
前回の靴磨きの記事で靴クリームを使って補色もしたんですが、完全に目立たなくはなりませんでした。
そこで今回は鏡面磨きを施して、この傷を消していきたいと考えています!
テクシーリュクスに鏡面磨きをしてみることに
テクシーリュクスはアシックスが展開している革靴ブランドです。
超軽量で、ソールはスニーカーのようにぐにゃぐにゃ。
もはやランニングシューズ。
そしてお値段も6000円程度とお手軽です。
テクシーリュクスを一層綺麗にするために鏡面磨きを行うわけですが、どこまで変化が見られるのか楽しみです。
初心者にもオススメなKIWIのワックスでテクシーリュクスを鏡面磨き
使うのはこのKIWIのワックス。
まだまだ技術力不足の私ですが、それでも鏡面磨きができる素晴らしいワックスです。
[wpap service=”rakuten-ichiba” type=”detail” id=”arakawasangyo:10000128″ title=”【送料無料】KIWI キィウィ PARADE GLOSS パレードグロス 革靴用 靴磨き 鏡面磨き 艶出し シューケア ハイ…”]開け方から解説を!
ワックスの蓋はかた〜く閉められています。
開け方はとてもシンプルで、缶についているヒンジをぐるっと回転させるとパカっと面白いくらい簡単にに開けることができます。
ワックスはこんな感じで固形に近い形をしています。
靴クリームなどと比べるととてもドライな印象です。
まずはワックスを指で塗っていきましょう
これを指で取り、靴の先の部分(“トゥ”と呼ばれます)に塗っていきます。
私の場合、量は一度に米粒2つ分くらいです。
靴クリームはブラシで塗ることができますが、ワックスの場合にはそうはいきません。
右の靴に塗ったら、今度は左の靴というふうに順番に何度も塗り重ねていきます。
交互に塗ることで、乾いたワックスの上に重ね塗りすることができるので層がどんどん厚くなっていきます。
何度繰り返すかは流派やその人によりますが、私の場合には5~6回くらいは繰り返して層を厚くします。
ワックスはトゥの先を厚く、グラデーションに
靴のトゥ全体にワックスを塗ってしまうと、鏡面のひび割れの原因になってしまいます。
これを防ぐために、トゥの先の方は層を厚くします。
トゥから離れるに従って、層が薄くなるように。
2回、3回とどんどん層を厚くしていきます。
これは3回目くらいだったと思います。
これで層を厚くする作業は終了です。
トゥの先の部分を厚くして、後ろの方に行くに従って層を薄くしています。
上手くいくと、これでグラデーションのように綺麗な鏡面に仕上がります。
水と布を使って鏡面を仕上げていく
ここまで指を使って鏡面を仕上げてきましたが、今度は道具を使って鏡面をより綺麗にしていきます。
使うのは布と水です。
布はTシャツのハギレなどでOK。
水に関しても、それほど量を使うわけではないので、私はワックスの蓋に水を入れています。
「水が冷たいと鏡面の仕上がりが良い」みたいな噂を聞いたので氷を入れたりしていますが、気持ちの問題です。
多分そんなに意味はない…
布を使っての磨き方ですが、指に布を巻いていきます。
人差し指と中指で塗るので布を巻き、指にぴったりと布が張り付くように後ろでギリギリと捻って残りの指で保持します。
少しだけ水で湿らせて、その上でワックスをチョンチョンと少しだけ布につけます。
量は少なくてOKです。
もうワックスの層は十分に厚くなっているはずなので、ここからは光沢をだしていく作業になります。
ワックスが付いた部分で鏡面磨きを施す部分を磨いていきます。
右を磨いたら今度は左、また右と交互に磨いていきます。
理由はワックスを厚くしていた時と同様、片方を休ませるためです。
ぐるぐると円を描くような形で磨いていきます。
この時点ではまだ光沢には程遠い状態のはずです。
「本当に光るの?」と自分を信じられなくなるでしょうが、交互にこの磨き何度か繰り返していきましょう。
ここで大切なのは、厚くしたワックスの層の凹凸を少なくすることです。
光沢とは程遠くたってOK!
上手な方だと、この段階で少し光り始めるはずです。
水研ぎでテクシーリュクスの鏡面を整えていこう
層の凹凸を少なくしたら、水を少し垂らして磨いていきます。
水は一滴か二滴で十分です。
私の場合には、力は弱く、速度は上げて磨いていきます。
基本は円を描くようにですが、ふちの部分などなかなか指が届かないような部分に関しては縦や横の動きで磨くこともあります。
この作業も右、左と左右交互に行っていきましょう。
すると、このように光沢が出てきます。
最初の状態から比べると、ずいぶん見た目も立派になってきました。
付いていた傷もほとんどわからないレベルになってきました。
それでは最後の仕上げです。
ムートンクロスで鏡面をより繊細に整える
ムートンクロスという道具で磨きあげていきます。
手にはめて使う道具で、これを使うことで光沢がより繊細になります。
[wpap service=”rakuten-ichiba” type=”detail” id=”ginzatiger:10000137″ title=”靴磨きセット コロンブス ブートブラック x 銀座大賀靴工房 スターターセット シューケアセット【あす楽】”]ムートンクロスでの磨き上げが終わったのがこの写真です。
手前の靴ですが、ムートンクロスをかけた時に力を入れすぎて鏡面に少し傷が付いてしまいました…ショック!
でも最初からやり直しというわけではなくて、ワックスを手にとってき傷が付いた部分に少量塗って磨けば元どおりになります。
気になるようなら、あとで直しておくことにします。
テクシーリュクスの靴磨き終了です
さて、最後に靴紐を通してテクシーリュクスの靴磨き終了です。
いかがだったでしょうか。
傷も隠れてツヤツヤに!それなりに満足のいく仕上がりです。
靴磨き編・鏡面磨き編と2つの記事に渡ってこのテクシーリュクスのメンテナンスを行ってきました。
最初の状態が最初の状態だっただけに、本当に見違えました…