モンキーブーツって何?定義や由来、ラインマンブーツとの違いも解説

どうも!最近トリッカーズのモンキーブーを手に入れた筆者です!

しかし、思い返してみるとあまりもモンキーブーツについて知らないことに気づいたのです。

 
あかパンダ
定義も由来もわからんし、どんな特徴があるのかもわかりません!
 
ぴーちゃん
そこで、今回はモンキーブーツについて色々と調べてみました!モンキブーツ初心者は絶対に読んでね!
 
トリッカーズ

良いものを手に入れました。トリッカーズのモンキーブーツです。 私ども、色々と革靴は購入してきましたが、モンキーブーツははじめて。ただ、トリッカーズはこれまでに2足ほど購入していますし、その他の革靴とも比較ができると思います。  […]

 

モンキーブーツって何?ブーツ好きでも意外と盲点

みなさんはモンキーブーツについてどんなことを知っていますか?なんとなくの形はわかるけど、しっかりと言葉にできる人はブーツや革靴好きな方の中でも数少ないのではないでしょうか。

 
あかパンダ
上の写真のブーツの名前は何?って聞かれたら、すぐに「モンキーブーツ!」ってわかります。
 
ぴーちゃん
でも、逆にモンキーブーツってどんなブーツか言語化できます?
 
なんだかモンキーブーツって不思議です。形を見ればすぐにモンキーブーツとわかるのに、言葉で説明しにくい。そこでまずはモンキーブーツとはどんなブーツなのかその定義を説明してまいりましょう。
 

モンキーブーツの定義とは?

モンキーブーツの定義はこうです。

外羽根式のブーツで、靴紐を通すハトメがつま先の方まであるブーツのこと。

 

via:adidas

外観的には、アディダスのスタンスミスに近い見た目です。

 
あかパンダ
多分、モンキーブーツの方が誕生は早いので「スタンスミスがモンキーブーツに似ている」というのが正しいと思いますけどね。
 
ぴーちゃん
じゃあ、モンキーブーツは一体いつ頃誕生したの?

 

モンキーブーツの起源を遡る

モンキーブーツの期限を遡ると、どうもワークブーツとして誕生したらしいことがわかりました。

ワークブーツらしいことは知っていましたが、モンキーブーツのシルエットはシャープで細身なのでどうもドレス寄りの印象が私の中で昔からありました。

 
ぴーちゃん
起源はアメリカだそう。詳しい年代はわかりませんが1940年代には既にモンキーブーツは存在していたそうです。

 

モンキーブーツは米国でワークブーツとして誕生したらしい

モンキーブーツが誕生したのはアメリカでのこと。高所作業場のワークブーツとして履かれていたそうです。

靴紐がつま先に近い部分まで通っているのは靴を足にしっかりとフィットさせるためで、靴の中で足が遊ばないようにしているのだとか。

 
あかパンダ
モンキーブーツのデザインも起源を考えると非常にしっくりきますね。

 

モンキーブーツが量産された背景とは

チェコスロバキア軍のブーツを現代版にアップデートしたもの via:abito

モンキーブーツが量産されたきっかけは、チェコスロバキア軍のアーミーブーツに採用されたことに起因するようです。

年代的には1940年代とのことなので、既にこの時にはモンキーブーツがアメリカから離れたチェコスロバキアでも知られていたことになります。

 
ぴーちゃん
そう考えると、モンキーブーツが誕生したのは1940年代よりももっと古いのかもしれません。

 

モンキーブーツはなぜ“モンキー”なのか

きっと皆さんモンキーブーツがなぜ“モンキー”なのか気になっているのでは?これには2つの説があるそうです。

 

ひとつは、モンキーブーツのつま先の部分を前からみると猿の顔に似ているというもの。そしてふたつ目はモンキーブーツを履いている人が屋根などに登っている姿がまるで猿のようだったため“モンキーブーツ”と呼ばれるようになっという説。

 
あかパンダ
どちらが正解かはわかりませんが、筆者的にはふたつ目の屋根などに登っている姿がまるで猿のようだったため“モンキーブーツ”と呼ばれるようになっという説が正しいのではないかと考えています。
 
ぴーちゃん
これはモンキーブーツとラインマンブーツの違いを知れば納得してくれるのではないかと思います。

 

 

モンキーブーツとラインマンブーツの違い

トリッカーズのモンキーブーツ via:Tricker’s

タイトルをモンキーブーツとラインマンブーツの違いとしましたが、この2つに違いはないようです。モンキーブーツもラインマンブーツも本質的には同じものを指していたようで、ブランドによって名前の呼び方を変えているに過ぎません。

レッドウイングのラインマンブーツ via:THREE WOOD

そしてこのラインマンブーツという名前が重要で、ラインマンとは電線工のことを指します。電線工とはすなわち電柱に登って電線を設置する仕事に就いている人を指します。彼らが履いていたのがラインマンブーツなのであれば、それはまるで木に登る猿のようですよね。

 
あかパンダ
このことから、私は屋根などに登っている姿がまるで猿のようだったため“モンキーブーツ”と呼ばれるようになった説が正しいのではないかと思っています。

 

モンキーブーツの定番についてまとめてみた

モンキーブーツとして定番になっているものをいくつか選んでみました。この記事を読んでいるあなたはきっとモンキーブーツを購入しようか迷っていると思うので、ぜひ購入の際の参考にしてください。

 
ぴーちゃん
デザインや値段もバラバラなので、あなたに合うものを選んでみてくださいね。
 
あかパンダ
定番で発売されていても微妙だなと思ったモンキーブーツは除外しました。
 

トリッカーズ:モンキーブーツ

via:Tricker’s
ブランド トリッカーズ
アイテム名 L6077
値段 132,000円

筆者も購入したモンキーブーツ。ボックスカーフという牛革の中でも最高級のものが使われており、非常にドレッシーなモンキーブーツ。

 

レッドウイング:ラインマンブーツ

via:THREE WOOD
ブランド レッドウイング
アイテム名 2995
値段 44,660円

レッドウイングのラインマンブーツ。他のレッドウイングとは異なり、華奢な印象。つま先にかけて窄まっていく様子が非常に美しいブーツと思います。

 

チペワ:モンキーブーツ

via:THREE WOOD
ブランド チペワ
アイテム名 1901 M35
値段 40,700円

シボ感のあるレザーを使ったモンキーブーツ。モンキーブーツとしては体格が良く少しやぼったい印象も。ミリタリー感・ワーク感が残りこれはこれで好きな見た目。

 

ドクターマーチン:モンキーブーツ

via:Dr.Martens
ブランド ドクターマーチン
アイテム名 CHURCH モンキーブーツ
値段 28,600円

ドクターマーチンのモンキーブーツ。手頃な値段であり、ドクターマーチンソールが搭載されているので歩き心地は約束されたようなもの。定番でラインアップされているが、被りも少なく非常に穴場のブーツだと思います。

 

ジョージコックス:モンキーブーツ

via:George Cox
ブランド ジョージコックス
アイテム名 モンキーブーツ
値段

39,600円

無駄のないシンプルな見た目のモンキーブーツ。無駄な部分を削ぎ落としたブーツの極地という感じが素晴らしい。ソールもフラットでシンプル。ノームコアファッションやモードに取り入れたい。

 

ブラザーブリッジヘンリー:モンキーブーツ

via:BROTHER BRIDGE
ブランド ブラザーブリッジヘンリー
アイテム名 BBB-S009
値段 66,000円

シューホールの感覚が非常に狭く、またサイドが一枚革で仕立てられた贅沢なシューズ。コバは薄く、ソールの厚みも薄いことでより華奢で女性的な印象に。繊細さを感じられるモンキーブーツ。

 

モンキーブーツが与える印象について

最後に、モンキーブーツが人にどんな印象を与えるのか解説していきましょう。モンキーブーツを手に入れたばかりで履いたことがなかったので語れる部分だと思います。

 
あかパンダ
慣れてしまうと履いた経験がない頃の気持ちには戻れませんからね。

 

ワークブーツの中ではとびきりエレガンスな印象

 
ぴーちゃん
光沢感があって、細身でかっこいい。
と、妻にモンキーブーツに対してお褒めの言葉をいただきました。この言葉に全てが詰まっていると思いますが、モンキーブーツはワークブーツというカテゴリに属してはいるもののその中ではとびっきりエレガンスです。ワークブーツといえば無骨でオイルドレザーで思い印象ですが、モンキーブーツの印象は真逆ですよね。
 
あかパンダ
また、マイナーなブーツであるので、履いている人をみるときっとこだわりがあるのだろうなと思っていました。

 

カラーで大きく印象が異なるのがモンキーブーツの醍醐味

via:CLOUD SHOE COMPANY

モンキーブーツですが、カラーで大きく印象が異なります。まず、黒の場合にはドレッシーです。革も丁寧になめしたものが使われているケースが多いので、よりドレス寄りのアイテムに感じられます。

 

via:CLOUD SHOE COMPANY

次にバーガンディなど暗めの暖色系の色です。この場合には大人びた雰囲気と色気を感じるブーツだと思います。足の形が浮き上がるようなブーツの形ですから、そこに美しさを感じるのだと思います。

 

via:CLOUD SHOE COMPANY

最後にブラウンやライトブラウンのモンキーブーツです。先に挙げた2色のとは異なり、ブラン系のモンキーブーツはカジュアル色が強く出るように感じます。ドレッシーな印象は薄れますが、アメカジ系などデニムとの相性が抜群に良いように感じます。

 
あかパンダ
何色か購入して服によって合わせてみたいものです。お金と靴を置くスペースが許せばですが・・・
 
ぴーちゃん
あんたは靴を買い過ぎなのよぉ!!

 

手入れをして綺麗に履きたい一足

モンキーブーツの中にはオイルドレザーが使われていたりなど、ガシガシ履くことを前提に作られているものもあります。ですが、私の場合にはどちらかというと滑らかな革で仕立てられているものに魅力を感じます。そしてそんな滑らかな革で作られたモンキーブーツにはあまり傷が似合わないと思うのです。

 
あかパンダ
履き込むうちに小傷がつくのはもちろん避けられませんが、少し気遣って履いてやりたいと考えています。
小傷をクリームで補修して、新品では味わえない光沢感が出てくるのを楽しみたいものです。
 
ぴーちゃん
皆さんもぜひ、モンキーブーツを手に入れて育ててみてくださいね。