どうも!最近トリッカーズのモンキーブーを手に入れた筆者です!
しかし、思い返してみるとあまりもモンキーブーツについて知らないことに気づいたのです。
良いものを手に入れました。トリッカーズのモンキーブーツです。 私ども、色々と革靴は購入してきましたが、モンキーブーツははじめて。ただ、トリッカーズはこれまでに2足ほど購入していますし、その他の革靴とも比較ができると思います。  […]
モンキーブーツって何?ブーツ好きでも意外と盲点
みなさんはモンキーブーツについてどんなことを知っていますか?なんとなくの形はわかるけど、しっかりと言葉にできる人はブーツや革靴好きな方の中でも数少ないのではないでしょうか。
モンキーブーツの定義とは?
モンキーブーツの定義はこうです。
外観的には、アディダスのスタンスミスに近い見た目です。
モンキーブーツの起源を遡る
モンキーブーツの期限を遡ると、どうもワークブーツとして誕生したらしいことがわかりました。
ワークブーツらしいことは知っていましたが、モンキーブーツのシルエットはシャープで細身なのでどうもドレス寄りの印象が私の中で昔からありました。
モンキーブーツは米国でワークブーツとして誕生したらしい
モンキーブーツが誕生したのはアメリカでのこと。高所作業場のワークブーツとして履かれていたそうです。
靴紐がつま先に近い部分まで通っているのは靴を足にしっかりとフィットさせるためで、靴の中で足が遊ばないようにしているのだとか。
モンキーブーツが量産された背景とは
モンキーブーツが量産されたきっかけは、チェコスロバキア軍のアーミーブーツに採用されたことに起因するようです。
年代的には1940年代とのことなので、既にこの時にはモンキーブーツがアメリカから離れたチェコスロバキアでも知られていたことになります。
モンキーブーツはなぜ“モンキー”なのか
きっと皆さんモンキーブーツがなぜ“モンキー”なのか気になっているのでは?これには2つの説があるそうです。
ひとつは、モンキーブーツのつま先の部分を前からみると猿の顔に似ているというもの。そしてふたつ目はモンキーブーツを履いている人が屋根などに登っている姿がまるで猿のようだったため“モンキーブーツ”と呼ばれるようになっという説。
モンキーブーツとラインマンブーツの違い
タイトルをモンキーブーツとラインマンブーツの違いとしましたが、この2つに違いはないようです。モンキーブーツもラインマンブーツも本質的には同じものを指していたようで、ブランドによって名前の呼び方を変えているに過ぎません。
そしてこのラインマンブーツという名前が重要で、ラインマンとは電線工のことを指します。電線工とはすなわち電柱に登って電線を設置する仕事に就いている人を指します。彼らが履いていたのがラインマンブーツなのであれば、それはまるで木に登る猿のようですよね。
モンキーブーツの定番についてまとめてみた
モンキーブーツとして定番になっているものをいくつか選んでみました。この記事を読んでいるあなたはきっとモンキーブーツを購入しようか迷っていると思うので、ぜひ購入の際の参考にしてください。
トリッカーズ:モンキーブーツ
ブランド | トリッカーズ |
アイテム名 | L6077 |
値段 | 132,000円 |
筆者も購入したモンキーブーツ。ボックスカーフという牛革の中でも最高級のものが使われており、非常にドレッシーなモンキーブーツ。
レッドウイング:ラインマンブーツ
ブランド | レッドウイング |
アイテム名 | 2995 |
値段 | 44,660円 |
レッドウイングのラインマンブーツ。他のレッドウイングとは異なり、華奢な印象。つま先にかけて窄まっていく様子が非常に美しいブーツと思います。
チペワ:モンキーブーツ
ブランド | チペワ |
アイテム名 | 1901 M35 |
値段 | 40,700円 |
シボ感のあるレザーを使ったモンキーブーツ。モンキーブーツとしては体格が良く少しやぼったい印象も。ミリタリー感・ワーク感が残りこれはこれで好きな見た目。
ドクターマーチン:モンキーブーツ
ブランド | ドクターマーチン |
アイテム名 | CHURCH モンキーブーツ |
値段 | 28,600円 |
ドクターマーチンのモンキーブーツ。手頃な値段であり、ドクターマーチンソールが搭載されているので歩き心地は約束されたようなもの。定番でラインアップされているが、被りも少なく非常に穴場のブーツだと思います。
ジョージコックス:モンキーブーツ
ブランド | ジョージコックス |
アイテム名 | モンキーブーツ |
値段 |
39,600円 |
無駄のないシンプルな見た目のモンキーブーツ。無駄な部分を削ぎ落としたブーツの極地という感じが素晴らしい。ソールもフラットでシンプル。ノームコアファッションやモードに取り入れたい。
ブラザーブリッジヘンリー:モンキーブーツ
ブランド | ブラザーブリッジヘンリー |
アイテム名 | BBB-S009 |
値段 | 66,000円 |
シューホールの感覚が非常に狭く、またサイドが一枚革で仕立てられた贅沢なシューズ。コバは薄く、ソールの厚みも薄いことでより華奢で女性的な印象に。繊細さを感じられるモンキーブーツ。
モンキーブーツが与える印象について
最後に、モンキーブーツが人にどんな印象を与えるのか解説していきましょう。モンキーブーツを手に入れたばかりで履いたことがなかったので語れる部分だと思います。
ワークブーツの中ではとびきりエレガンスな印象
カラーで大きく印象が異なるのがモンキーブーツの醍醐味
モンキーブーツですが、カラーで大きく印象が異なります。まず、黒の場合にはドレッシーです。革も丁寧になめしたものが使われているケースが多いので、よりドレス寄りのアイテムに感じられます。
次にバーガンディなど暗めの暖色系の色です。この場合には大人びた雰囲気と色気を感じるブーツだと思います。足の形が浮き上がるようなブーツの形ですから、そこに美しさを感じるのだと思います。
最後にブラウンやライトブラウンのモンキーブーツです。先に挙げた2色のとは異なり、ブラン系のモンキーブーツはカジュアル色が強く出るように感じます。ドレッシーな印象は薄れますが、アメカジ系などデニムとの相性が抜群に良いように感じます。
手入れをして綺麗に履きたい一足
モンキーブーツの中にはオイルドレザーが使われていたりなど、ガシガシ履くことを前提に作られているものもあります。ですが、私の場合にはどちらかというと滑らかな革で仕立てられているものに魅力を感じます。そしてそんな滑らかな革で作られたモンキーブーツにはあまり傷が似合わないと思うのです。