非常に人気のある“ネオクラシック”へルメット。
日本メーカーではAraiとSHOEIから以下のモデルがラインアップしています。
- Arai:RAPIDE NEO(パライド ネオ)
- SHOEI:GLAMSTAR(グラムスター)
どちらも魅力的なので、どっちを購入すれば良いのか迷っている方も多いのではないでしょうか。
今回は“デザイン”、“機能性”、“安全性”などあらゆる角度で両モデルを比較していきます。
パライドネオとグラムスターどっちがいい?比較してみる
クラシカルな見た目に最新のテクノロジーを搭載したArai(アライ)の「ラパイドネオ」。
「ネオクラシック」に分類されるヘルメットとして先行して発売し、高い人気を得ました。
そして少し遅れて発売されたSHOEI(ショウエイ)の「グラムスター」。
同じく「ネオクラシック」なヘルメットとして高い人気を得ています。
そんな人気の「ネオクラシック」なヘルメットですが、一体どちらを選ぶべきなのでしょうか。
今回はあらゆる角度から「ラパイドネオ」と「グラムスター」を比較してみることにします。
Arai パライドネオについて
Araiより
まずはアライ、「ラパイドネオ」についてカラーやサイズの展開についてみていきます。
ラパイドネオのカラーについて
ラパイドネオのカラーについて見ていきます。
大きく分けるとカラーは単色とグラフィックモデルに分けられます。
※画像はArai公式HPより
単色については5色がラインアップ。
- 白
- モダングレー
- アイスブルー
- 赤
- フラットブラック
また、このラパイドネオですがグラフィックモデルが非常に多いのも特徴です。
- ビスタ・グレー
- ビスタ・ブラック
- ナンバー・白
- ナンバー・青
- ナンバー・茶
- ユーマ・白
- ユーマ・黒
- リアダクト・ダークモカ
- リアダクト・ナイトブルー
- ロアーズ
- オーバーランド・ベージュカーキ
- オーバーランド・オリーブカーキ
以上、グラフィックモデルが12種もラインアップしています。
カラー展開は非常に充実している印象。
ラパイドネオのサイズ展開について
SIZE | S | M | L | XL | XXL |
cm | 54 | 55-56 | 57-58 | 59-60 | 61-62 |
サイズ展開はS〜XXLの5サイズ展開です。
SHOEI グラムスターについて
SHOEIより
まずはショウエイ、「グラムスター」についてカラーやサイズの展開についてみていきます。
グラムスターのカラーについて
SHOEIより
グラムスターの場合には単色カラーが4色、グラフィックが3色の計7色展開です。
- オフホワイト
- ブラック
- マットブラック
- バサルトグレー
- ラグナブルー
- TC-2 (BLUE/BLACK)
- TC-5 (BLACK/GREY)
- TC-10 (WHITE/RED)
グラフィックの展開は少し物足りないかも。
しかし、ヘルメットの人気カラー「ブラック」が“ブラック”と“マットブラック”から選べるのは嬉しいところ。
グラムスターのサイズ展開について
SIZE | XXS | XS | S | M | L | XL | XXL |
cm | 51 | 53 | 55 | 57 | 59 | 61 | 63 |
XXS〜XXLの7サイズ展開になっています。
パライドネオとグラムスターデザインを比較
両ヘルメットのデザインを比較してみましょう。
デザインの格好良さはヘルメットを選ぶ上での非常に大切な部分ですよね。
Araiより
まず、ラパイドネオから。
顎の部分にエアインテークがあり、おでこから後頭部にかけて円に近い曲線を描くデザインです。
SHOEIより
次にグラムスターですが、顎の部分に凹凸がないデザイン。
また、おでこから後頭部にかけても円というよりは楕円形で首元が少し外側に広がっているデザインです。
バイザー部分ついてですが、ラパイドネオに対してグラムスターは開口部が広くとってあります。
グラムスターを被っている画像を見るとわかりますが、少し上からみると口元まで見えるほどです。
一方ラパイドネオは口元に鼻に連続するようなインナーがあるデザインとなっています。
両モデルのエア・インテークに注目
ここで注目したいのはエア・インテークです。
両モデルとも走行風を取り込み蒸れを解消する機能が付いています。
Araiより
アライのラパイドネオは顎の部分に左右3本ずつのスリッドが入っているのが特徴。
ここから入った風は後頭部から抜けるようになっています。
また、シールド自体にもエア・インテークが付いています。
スリッドは開け閉めできる機構になっているので、冬場の走行も問題ありません。
SHOEIより
そしてグラムスターですが、口元に左右2本のスリットが配されています。
また、おでこにもエア・インテークが。
おでこ部分は閉じることができますが、口元は常時開放型になっています。
また、特に空気の出口はなく、取り込まれたものは首元から出るようなっています。
シールドのカラー展開
デザインの部分で気をつけたいのがシールドのカラーです。
オプションでスモークシールド・ミラーシールドを使おうと思っている方はラインアップがあるか確認しておきましょう。
Araiより
まず、Araiのラパイドネオですが、セミスモークシールド、スモークシールドとスモークの濃さが選べます。
曇り止め仕様のダブルレンズシールドも選べます。
SHOEIより
続いてSHOEIのグラムスター。
こちらもメロースモーク、ダークスモークとスモークの色が選べます。
曇り止め仕様はありませんが、もともとヘルメットに防曇シートが付属しているのでその点は安心です。
ラパイドネオとグラムスター安全性を比較
Araiより
デザインと同じくらい大切なのが安全性。
それぞれ安全性に関する規格をどの程度クリアしているかで比較していきます。
JIS規格とSNELL規格
まずはJIS規格。
JIS規格については「ラパイドネオ」、「グラムスター」どちらも取得しています。
そしてJIS規格の他にSNELL規格というものもあります。
このSNELL規格に関してはアライの「ラパイドネオ」のみが基準を満たしています。
安全性ラパイドネオ、事故を防ぐグラムスター
では、グラムスターがもしもの事故を考えていないかというとそんなことはありません。
ここにはアライとショウエイのヘルメットに対する考え方に違いがあるように思います。
Araiより
アライのヘルメットはSNELL規格の合格に代表されるようにヘルメット自体の耐久性に重きを置いています。
SHOEIより
一方、ショウエイはヘルメットの快適性を追求し、ライダーの疲労を軽減することで事故そのものを防ごうという考え方なのです。
ラパイドネオとグラムスター重さについて
ラパイドネオネオですが、公式HPに重さの表記がありません。
しかし、重さを紹介している記事がありましたのでそこから引用を行います。
※以下引用記事
上記の記事より、Mサイズのラパイドネオの重さは1,520gのようです。
一方、グラムスターの重さはどうでしょう。
グラムスターのMサイズですが、SHOEI公式販売ページを見てみるとMサイズが1,291gだそうです。
つまり、2つのヘルメットの重さの差は229gほどあることに。
身近な所でいうと、「さつまいも」や「たまねぎ」の重さが230gだそうです。
ラパイドネオとグラムスター価格を比較してみる
次に、ラパイドネオとグラムスターの価格を比べてみましょう。
単色カラー | グラフィックモデル | |
ラパイドネオ | 48,000円 | 56,000円 |
グラムスター | 47,300円 | 56,100円 |
2つのモデルにはほとんど価格の差はありません。
単色・グラフィックのいずれも差は数百円なので価格で妥協するのはやめておいた方が良さそうですね。
まとめ:ラパイドネオとグラムスターどっちがいい?
ここまでラパイドネオとグラムスターについて色々な面で比較を行ってきました。
ラパイドネオ | グラムスター | |
カラー展開 | 17色 | 8色 |
サイズ展開 | 5サイズ | 7サイズ |
デザイン | どちらも違ってどちらも良し | |
エアインテーク | 閉じることが可能 | 常時解放 |
シールド | 防曇シート別売り | 防曇シート付属 |
安全性 | JIS規格、SNELL規格 | JIS規格 |
重さ | 1,520g(Mサイズ) | 1,291g(Mサイズ) |
価格 | 48,000円(単色)、
56,000円(グラフィック) |
47,300円(単色)、
56,100円(グラフィック) |
値段はほとんど変わらないので、一番大きいのはデザインの違い。
こればっかりは好きな方を選ぶしかありません。
次に安全性を取るのか、快適性を取るのか。
安全性を取るならラパイドネオ、快適性ならグラムスターです。
ラパイドネオはエアインテークを閉じることができるので、寒い地域に住んでいる方にはおすすめできるでしょう。
グラムスターの防曇シート付属というのも結構魅力的ですけどね。
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ちなみに私が選んだのはラパイドネオ。