【バイク】DJI Micでモトブログ!マフラーと声の両録りできるか

先日購入した「DJI Mic」ですが、今回はバイクと合わせたモトブログで利用できるかどうか検証してみようと思います。

 

「DJI Mic」はワイヤレスで音声を拾うことができるアイテム。さらに、音声2つを一度に録音できてしまう点にも注目。

この点を利用できればヘルメットでライダーの声を、マフラーからバイクの排気音を簡単に拾うことができそうなのです。

 

「DJI Mic」とバイクでモトブログをするとして、相性はどうなのか検証していきましょう。

 

DJI Micってどんなアイテム?

まだ「DJI Mic」についてご存知ない方も多いと思うので、簡単に説明をしておきましょう。

ドローンやアクションカムで有名なDJIから発売された、デュアルチャンネルワイヤレスピンマイクマイクが「DJI Mic」。カメラやスマホに接続する受信機「トランスミッター」と、マイク本体の「レシーバー」2つ、そしてそれを収納しさらに充電もできる「充電ケース」からなっています。

 

DJI Mic

 

充電ケース」を開けると自動的に同期するので、後はカメラやマイクに接続して使うだけ。

「レシーバー」には14時間音声を録音できる内蔵メモリも入っているので、ボイスレコーダーのように使うこともできます。

 

まだまだ魅力があるので、さらに詳しい概要は下の記事からどうぞ!

DJI

イギリスの革靴ブランドDr.Martens(ドクターマーチン)。革靴の定番として日本はもちろん世界中で人気の高いブランドです。   しかし、ドクターマーチンを買おうと思った時にサイズ感がわからなくて不安だという方も多いので[…]

 

DJI Micってモトブログ最強マイクなんじゃなかろうか?

今回購入した「DJI Mic」ですが、私はYoutubeでモトブログ(バイク動画)に使うために購入しました。最近新しいバイクに乗り換えたので動画撮影にも挑戦をしてみたくて。ちょうどいいマイクを探していたんです。

そして「DJI Mic」のスペックは見れば見るほどモトブログに合っていそうなんですよね。

 

DJI Micが最強な理由①:ヘルメットに余計なものを取り付けなくていい

まず、「DJI Mic」のすごいところはヘルメットに余計なものを取り付けなくていいところ。マイクが小型でクリップも付いています。私のヘルメット(AraiのRAPIDE NEO)では無理でしたが、内装にクリップを噛ませる場所があれば「レシーバー」をポン付けで運用できます。

 

もしヘルメットに場所がなくても、「レシーバー」には有線のピンマイクのジャックがあります。別途購入する必要はありますが、有線のピンマイクを購入しヘルメットに固定。「レシーバー」をポケットか何かに入れてしまえばそれで運用できます。

 

これまではGoproにアダプターを取り付けて…と音声を取るにも大掛かりな装備が必要でした。

それが最小限で済むのです。というか、Goproなどのアクションカムとは完全に切り離せるので自由度が非常に高いのが特徴ですね。

この点、非常にモトブログに向いているマイクだと思います。

 

DJI Micが最強な理由②:音声とマフラー音を同時に録音できる

次に、この「DJI Mic」がモトブログに向いている最大の点だと思いますが、音声とマフラー音を同時に録音できるのです。

「トランスミッター」をカメラに繋いで動画を撮ることで、「レシーバー」の拾った2つの音声が同時に動画に録音されます。

 

取り付け方法は考えなくてはいけませんが、ヘルメットにひとつ、マフラー付近にひとつ設置すればライダーの声を取りつつマフラーの音を動画に取り込めるわけです。

これまで苦労して声とマフラーの音とを録音していたモトブロガーさんにとっては救世主になりうる存在ではないでしょうか。

 

DJI Micが最強な理由③:15時間運用できる

最後に、なんと「DJI Mic」の稼働時間は15時間。もちろん充電ケースでの充電を含めての時間ですが、ケースから取り出してから無給電で約5時間は録音ができるそう。

 

モトブログとして運用するのであれば、十分な時間ではないでしょうか。おそらく「DJI Mic」よりもアクションカムの方のバッテリーが尽きると思います。

休んでいる時にケースにしまっておけば、ほとんどバッテリーの心配をしないで運用できるのは大きなメリット。

 

一方、DJI Micをモトブログで使う懸念点も

その一方で、モトブログで「DJI Mic」を使うには懸念点もありました。

 

DJI Micの懸念点①:同時録音するにはカメラへの取り付けが必要

まず、“2つのレシーバーで同時に録音をする”という場合にはカメラやスマホへの「トランスミッター」の取り付けが必要です。

 

2つのレシーバーにはそれぞれ内蔵メモリがあって、単独での運用が可能。しかし、あくまで別個のボイスレコーダーのような扱いになります。「トランスミッター」を通して動画を撮る以外の場合には、2つの音声データをダウンロードし動画編集ソフトなどで音声を動画と合わせる必要が出てきます。

 

これは手間はかかるものの動画編集ソフトさえあれば確実に解決できる問題です。

 

DJI Micの懸念点②:マフラー音をどうやって取り込むか

ヘルメットへの取り付けに関しては想像がつきます。「レシーバー」をそのまま取り付けるか、またはピンマイクをヘルメットの中に取り付ける形でしょう。なのでこちらは大丈夫。

 

問題はマフラーの音の取り込みなんです。どうやって取り込むのか。ヘルメット同様にピンマイクを別途購入して伸ばすのもいいでしょうけれど結構面倒です。

なので、できれば「DJI Mic」の「レシーバー」単体で音を取り込みたいところ。

 

そこで、今回はこの懸念点について検証を行うことにしました。

 

DJI Micでマフラー音を“簡単に”そして“綺麗に”録音する方法

今回はDJI Micの「レシーバー」単体でバイクのマフラー音を綺麗に取り込むための実験をしてみました。

その方法ですが、“バイクのリアシート下に入れる”という非常に簡単なものです。

 

実際にDJI Micでマフラー音を録ってみた

クリップで固定もできるけど・・・

では、実際に「DJI Mic」をバイクに取り付けてマフラー音の録音をしていこうと思います。

取り付けるバイクはCB650R。4気筒のバイクでマフラーは純正。回すと4気筒らしい甲高い音がします。

 

リアシートを取り外し、「DJI Mic」を取り付けていきます。

 

バイクのシート裏にDJI Micを磁石で取り付ける

次に、バイクのシートの裏に「DJI Mic」を取り付けますが、ここでこのアイテムのユニークな機能が役に立ちました。その機能とはズバリ“磁石”。

 

「DJI Mic」にはクリップのほか磁石で服などに取り付けることができる機能があります。服だけでなく金属にマイクをくっつけて使うこともできるのですが、この機能を活かしてリアシート下にあるバイクのフレームにマイクを取り付けました。

これが非常に簡単で素晴らしかったです。

 

綺麗に音声が録れるが、注意点も

結果、音声を録ってみると非常に綺麗にマフラーの音を録ることができました。

YoutubeにGoProで録った音と「DJI Mic」で録った音を比較できる動画を作成しておきました。ぜひ、一度ご覧になっていただければと思います。

 

綺麗にマフラー音が録音できますが、注意点も。それは取り付け位置によっては金属の当たる音がすることです。フレームの切れ目?の部分に当たるように設置した際に音に金属の当たる「コッ・・・コッ・・・」という音が入っていました。

フレームのできるだけ何もない部分に取り付けたり、薄い布などを挟んで「レシーバー」を取り付ければこれは解消できるのではないかと思います。

 

 

DJI Micはモトブログに非常に使えるアイテム

今回は「DJI Mic」がモトブログに使えるのか検証を行いました。

結果、非常にバイクでの動画撮影との相性が良いアイテムだと思います。カメラに取り付ければこれひとつで声とマフラーの音を録音できるとか神アイテムすぎます。

 

マフラーの音を録る方法のみ心配でしたが、クリップについている磁石を利用することでバイクのリアシート下に簡単に取り付けることができました。

ぜひ、モトブログのお供に「DJI Mic」はいかがでしょう?おすすめです!

 

DJI Mic