ぜひとも仕立てのいいものを一枚は持っておきたい「ブレザー」。
最近のアメリカントラッドブームに合わせ、様々なセレクトショップから発売されています。

しかし、どうせ選ぶのならばたとえトレンドが去ってもオンでもオフでも使える定番の一着でしょう。
と、いうことで今回は永遠の定番!なブレザー3ブランドを紹介していきます。
定番のブレザーが欲しい!あなたに

BEAMSより
オンでもオフでも活躍してくれて、とりあえずこれ一枚羽織っておけば様になる。
それがブレザーというアイテムの良いところ。
シングル、ダブルという違いはあるものの、何着も待つべきアイテムではないのでどうせな仕立ての良い一着に絞って持っておきたいところ。
今回はブレザーの基礎知識についてお話した後におすすめのブレザーブランドを3つお話していきます。
知っておきたいブレザーの基礎知識

BEAMSより
ブレザーには実はテーラードジャケットとは異なる特徴的なポイントがあるのです。
そんなポイントを「知っておきたいブレザーの基礎知識」として紹介していきます。
一着は欲しい定番ブレザーの“定番色”は紺色

BROOKS BROTHERSより
現代のブレザーは耐久性のあるウール素材で作られていることがが多いのが特徴です。
色はネイビーからブラックにかけてのものが多いですが、選びたいのは紺色のもの。通称「紺ブレ」はブレザーの中でも定番色です。
ボタンはメタル、ポッケはパッチ式を

BEAMSより
中には本体色と同じ色のボタンを採用したブレザーもありますが、どうせならメタルボタンを選んでみてはいかがでしょう。
ブレザーらしい金色のメタルボタンもいいですし、銀のボタンなら主張を抑えられるので洗練された雰囲気を楽しむことができます。

BROOKS BROTHERSより
それからポケットはパッチ式のものも検討を。パッチポケットはボディにポケットを貼り付けただけのような構造のもののこと。
一般にカジュアルなジャケットに使われるもので、肩肘張らずに着たいブレザーにはもってこいのディティールです。
ダブルとシングル、どっちのブレザー?

BEAMSより
ブレザーには2つの起源があるといわれていて、ダブルのものは騎乗用のジャケットがルーツといわれています。

BEAMSより
一方、シングルのものはケンブリッジ大学のボートクラブで着ていたジャケットがルーツになっているのだとか。
どちらのブレザーを選ぶかはあなた次第。個人的にはシングルのブレザーの方が着こなしの幅が広い分楽しいのかなと思ってしまいます。今回はブランドごとにシングルもダブルもご紹介していきます。
定番ブレザーブランド①:ブルックス ブラザーズ

まず押さえておきたいのはアメリカで最も歴史のある衣料品ブランドでもあるBrooks Brothers(ブルックス ブラザーズ)。
アメリカ歴代大統領から様々な有名人、ハリウッドスターまで顧客リストに名前を連ねるまさにアメリカを代表する紳士服ブランドです。
そんなブルックス ブラザーズからはシングルとダブル2種類のブレザーがラインアップしています。
ウール セミフランネル シングル段返り3釦 コンフォートサックブレザー

| Brand | BROOKS BROTHERS |
| Item |
ウール セミフランネル シングル段返り3釦 コンフォートサックブレザー |
| Price | ¥81,400 |
| Colour | ネイビー |
| Size | 35〜44 |

表地にウール100%、裏地には肌触りの良いキュプラを100%を使ったシングルタイプのブレザー。さらに詳しくいえば、表地のウールはイタリアBARBERIS CANONICO社のセミフランネル地とのこと。適度に起毛したフランネル生地で3シーズン使うことが可能です。

段返り3釦センターベントモデルとなっており、ボタンにはブルックスブラザーズを象徴するGF(ゴールデンフリース)が刻まれています。
ウエストの絞りのないボックスシルエットでオンオフ問わずに着用することができます。
ウール ファインサージ ダブル6釦 ブレザー

| Brand | BROOKS BROTHERS |
| Item |
ウール ファインサージ ダブル6釦 ブレザー |
| Price | ¥81,400 |
| Colour | ネイビー |
| Size | 35〜44 |

ブルックスブラザーズのダブルのブレザー。素材はシングルと同じく表地がウールで裏地がキュプラ。ただ、ウールイタリアBARBERIS CANONICO社のファインサージ地となっています。シングルと比べると若干毛羽立ちが少なく光沢感があるのが特徴。

こちらもシングルと同じくボックスに近いシルエット。ダブルとはいえ無地のジンプルなデザインなので、ビジネスシーンでも問題なく着用することができます。
定番ブレザーブランド②:BEAMS PLUS

日本を代表するセレクトショップBEAMS(ビームズ)のオリジナルラインBEAMS PLUS(ビームスプラス)。コンセプトは”永年着られる飽きのこない本物の男服”で、紹介するブレザーは10年以上にわたって販売され続けているまさに定番です。
ウール コーデュラナイロン 3ボタン ブレザー

| Brand | BEAMS PLUS |
| Item |
ウール コーデュラナイロン 3ボタン ブレザー |
| Price | ¥37,400 |
| Colour | ネイビー |
| Size | XS〜XL |

「3パッチポケット」「セミナローラペル」「段返りの3ボタン」とベーシックなブレザーのディティールを網羅したトレンドに流されない一品。
ウールにコーデュラナイロンを混ぜることで毛玉の発生を抑えて耐摩耗性も高めています。

ボタンは金色で統一されていて、ここもブレザーらしいところ。
3シーズン着ることができてトレンドに左右されない。値段もアンダー4万円と本格的なブレザーの中では小慣れた印象です。あらゆる面で非の打ちどころのない優等生的なアイテムだと思います。
4ボタン ダブルブレステッド ジャケット

| Brand | BEAMS PLUS |
| Item |
4ボタン ダブルブレステッド ジャケット |
| Price | ¥41,800 |
| Colour | ネイビー |
| Size | XS〜XL |

1950〜1960年代にアイビーリーグで愛用されていたダブルブレステッドのスポーツコートをベースにしたというブレザー。シェットランドウール60%、羊毛40%の梳毛引きした糸を使い軽い生地感に仕立てました。

ボタンは金を採用。ダブルのブレザーではフロントが6ボタンのものが多いですが、あえて4ボタンを採用。アメリカントラッドを意識した、若干カジュアルな印象も残すブレザーです。
定番ブレザーブランド③:VAN 段返りブレザー

1948年に日本で誕生したブランドVAN(ヴァン)。アメリカントラッドを日本に持ち込み、60年代には「アイビールック」や「みゆき族」など流行を作り出しました。
そんなVANからはシングルのブレザーが販売されています。

| Brand | VAN |
| Item |
段返りブレザー |
| Price | ¥49,500 |
| Colour | ネイビー |
| Size | M〜XL |

メリノウールを使用した上質なサキソニー生地を使ったシングルブレザー。フロントの芯地には毛芯を採用し他ことでナチュラルな風合いとなりました。

ボタンには金のメタルボタンを採用し、Vのアイコンも刻まれています。非常にオーソドックスに仕上げてあるのでオンでもオフでもしっかりと着用することができます。
定番のブレザーでオンもオフももっと充実

VANより
今回は定番のブレザーブランドと、各ブランドから発売されている代表的なシングル・ダブルのブレザーをご紹介しました。
一着は良いものを持っておきたいブレザー。オンでもオフでも楽しめる万能なものを一つはゲットしておきたいものですね。