最近メディアでも紹介される機会が増え、だんだんと知名度が上がってきたBerwick(バーウィック)の革靴。
私が購入したバーウィックの革靴も購入から3ヵ月が経ち、だんだんと良いところや他の革靴との違いがわかってきました。
今回はバーウィックの革靴についての全般的なレビュー記事です。
【レビュー】バーウィックの革靴について、履いてみて思うこと
今回は筆者がバーウィックの革靴について実際に履いて感じたことをまとめていきます。
最近知名度が上がりつつあるとはいえ、まだまだバーウィックの革靴は世間一般には知られていない部類だと思います。
私がバーウィックを購入した理由は2つ。
ひとつはスペイン生まれのバーウィックという革靴ブランドが単純に気になったから。
そして、“スウェードを使ったストレートチップの革靴”というのがバーウィック以外で見当たらなかったからです。正確には全くないわけではありませんでしたが、手が出しやすい価格帯ではバーウィックくらいしか見当たりませんでした。
まず、購入したバーウィックの革靴について紹介
私が購入したのがバーウィックのこのモデル。スウェードを使ったドレスシューズというのはなかなかに選択肢が限られるんです。
購入前にリサーチしたところだと購入革靴ブランドからいくつか販売されていました。が、使用用途の限られるこのタイプの革靴を購入するのに10万円近く払うのは躊躇いました。
また、リーガルからも販売されてはいたのですが、セメンテッド製法のものでした。気に入ったら長く履きたい私にとって、ソール交換が難儀なセメンテッド製法の革靴はできれば避けたい選択肢でした。
そこで見つけたのがちょうど試したいと思っていたバーウィックの革靴で、「(スウェードのストレートチップという)こんな万人ウケしない靴を出してくれるのだ」とその懐の深さに感銘を受けたのでした。
近いのはこのモデル
バーウィックの革靴について思うこと
そんなこんなで初のバーウィックの革靴購入から3ヵ月。
コストパフォーマンスが高いというのは本当か?
バーウィックが日本市場でアピールしている点にコストパフォーマンスの高さが挙げられます。果たして本当なのでしょうか?
実際に履いてみた身としては、コストパフォーマンスの高さは確かに感じました。というのも納得で、調べてみるとバーウィックの靴はグッドイヤーウェルト製法で作られているのですが、その多くの作業が機械に置き換わっているのです。革からパーツを切り出す時には効率的なパターン配置を自動で選択してくれるようですし、作業が機械に置き換わっているということは人件費が少なくて済みます。
なので素材も質も価格以上というわけです。スウェードを使った靴など、ちょっと王道とは逸れたラインアップを実現できているのもこのおかげだと思います。
バーウィックのスタイルの特徴について
バーウィックの革靴ですが、どれも基本に忠実というか、シンプルな見た目をしています。プレーントゥ、ストレートチップ、Uチップなど種類はざまざまですが気を衒ったものはなく本当にベーシックな見た目です。
なので独創的で変わった見た目の革靴が欲しいという方には物足りないかもしれませんが、シンプルな革靴が欲しいという方にはベストな選択肢だと思います。日本のブランドでいえばリーガルであったり、ジャンルは異なりますが無印良品なんかに近いものを感じます。
バーウィックの履きやすさはどうか?
バーウィックの歩きやすさについてですが、これはまずまずです。可もなく不可も無くというのが正直なところ。スニーカーよりは履きにくいですが、普段普通に革靴を履いている方であれば何も問題はありません。
バーウィックの不満な点1をつだけ
革靴好きなみなさんならご存知でしょうが、革靴というのは靴底にコルクが敷き詰められています。これが沈んでいくことで足の形に合ってフィット感が増すというわけです。
私はぴったりサイズの革靴を履くのが好きなので、もしかするとそれで人よりも過敏なのかも知れませんが、バーウィックの革靴は他の革靴よりもソールの沈みが大きいように感じるのです。
私の場合にはこの問題をインソールを追加することで解決しました。これが私のバーウィックだけなのか、それとも他のバーウィックもそうなのかはわかりません。
ただ、少しだけ他の革靴ブランドよりもソールの沈みが大きいような気がしました。
どんな人にバーウィックの革靴はおすすめか
では、最後にバーウィックを実際に履いてみて、どんな人におすすめなのかお話しします。
結論からいえば、
- 入門用の革靴を探している初心者
- 既にそれなりに革靴を持っている玄人
こんなに人におすすめです。
入門用の革靴として革靴初心者に
まず、入門用の革靴としてバーウィックはおすすめです。理由はシンプルなTHE 革靴だからです。作りも素材もそれなりにしっかりとしていて、値段もほぼリーガルと同等です。
痒い所に手が届く品揃えで、玄人好みのアイテムも
そして既に革靴が好きで、ある程度の種類を持っているという方にもおすすめです。どういうところがおすすめかというと、バーウィックはアッパーの素材が豊富です。今回私が購入したスウェードの革靴などは、あまり履く機会こそないですが一足あると面白い完全に趣味の靴。
靴作りの自動化を進めたバーウィックだからこそ、素材を変えてさまざまな革靴を安価に提供できるようになっているのだと思います。本当はこういうところを日本ブランドにお願いしたいのですが、現状そういう痒い所に手が届くブランドがないので、ぜひ革靴玄人の方も琴線に触れるバーウィックがないか探してみてほしいと思います。
【公式ストア】バーウィックの購入はここからがおすすめ
バーウィックの購入ですが、やはり公式ストアなどがおすすめです。というのも、日本向けのサイズとそうでないサイズがあるらしく、並行輸入品だとそこが曖昧なことがあるからです。
なので安心なバーウィックの公式ストア、またはこれは裏技チックな方法ですがRakuten Fashionを利用するのがおすすめです。Rakuten Fashionに関してはバーウィックの出店があるので安心ですし、何よりポイント還元が大きく安く購入できます。タイミングにもよりますがl、10%近いポイント還元があることもあるのでよりお得にバーウィックが購入できます。