ジョセフ・シュガーマンの「10倍売る人の文章術」を読みましたか?
アフィリエイトを生業とするブロガーなら一読の価値ありです。
というか、バイブルです!
私は前のブログでドクターマーチンという革靴をアフィリエイトで売っていました(正確には今もそのブログは健在です)。
1ヵ月に数千円ほどしか利益がなかったのが、勉強の結果その次の月には2万円を超える報酬を手に入れることができました。
シュガーマンの「10倍売る人の文章術」はその勉強の中で読んだ数冊の本のうちの一冊です。
今回はそんな「10倍売る人の文章術」から学んだブログのコピーライティングの基礎についてお話したいと思います。
もしこのブログを読んで興味を持った場合には、ぜひ1冊側に置くことをオススメします。
書き方次第でブログの売り上げはガラリと変化します。
既にすこしでも売り上げがあるブログをお持ちなら、この本でその売り上げを強化できるはずです。
中古なら1冊1000円もしないので、元は十分取れるでしょう。
ジョセフ・シュガーマンについて
シュガーマンだけにSugar。紅茶でも片手に気楽に読んでくださいね
Joseph Sugarman(ジョセフ・シュガーマン)は、S&Aグループ社、およびブルーブロッカー社会長の全米屈指のダイレクトマーケターです。
1979年にはダイレクト・マーケティング・マン・オブ・ザ・イヤーに選出、さらに1991年にはその長年の功績に対し業界最高峰のマクスウェル・サックハイム賞を受賞している、広告業界のパイオニアです。
ダイレクトマーケティングについてはこちらを参照(Wikipedia:ダイレクトマーケティング)
本の中では、商品を深く理解し一般常識を利用したり、時には常識を覆すような手法で商品を売る流れを読むことができます。
今では当たり前のようになったマーケティングの手法も、シュガーマンの手法が根幹にあるのだと気付かされる場面が多々あり非常に興味深いです。
この記事を読み進めてもらえればわかると思いますが、彼の手法は人の根元的な本能に直接働きかけるものが多くあると思います。
だからこそ、時代が変われどこの「10倍売る人の文章術」が読まれているのだと感じました。
ブログはもちろん、モノを売るという仕事に携わっているのならどんなことにでも応用できる考え方です。
この次のセンテンスから具体的なブログのコピーライティングの内容に踏み込んでいきますね。
”10倍売る人の文章術”で学ぶブログのコピーライティングのルール
コピー(広告)ライティング(書く)という意味どおり、コピーライティングは簡単に言えば「広告の宣伝文を書く」という意味です。
冒頭で出た「ドクターマーチン」の話ですが、私はアフィリエイトサービスを通してドクターマーチンを売りました。
ブログで紹介した商品がリンクから購入されると収益が入るという、一般的なアフィリエイトです。
商品の魅力を読者に伝えるブログの記事作成は、まさにコピーライティングといえるでしょう。
1:全ては次のセンテンスを読ませる為にある
タイトル、h1タグ、序文、h2タグ、これらはなんのためにあるのでしょうか。
というか、普段意識してブログを書いていますか?
私は何も意識をしていませんでした。
いえ、何もというのは嘘ですね、SEO対策のテクニックは取り入れていました。
しかし、この非常にシンプルな考えが頭になかったのです。
全てのセンテンス(文)は、次のセンテンスを読んでもらうためにあるのです。
タイトル→序文→h2タグ→本文……
と読者に読み進めてもらう。
各センテンスが存在する目的は、「次のセンテンスを読ませること」これだけなのです。
そうなると、読者を引き込む第1センテンスがとても大切なのは言わずもがなですよね。
2:第1センテンスは全てのきっかけである
あらゆるセンテンスの目的が次のセンテンスを読ませることだすれば、つまりきっかけが非常に大切です。
階段へと落ちたボールはどんどんと下に落ちていきますが、これには「ボールを落とす」行為が必要になるのです。
「ボール落とし」のきっかけになる第一センテンスは非常に大切です。
では第一センテンスを読ませるためにはどうすればいいのでしょうか。
読者が吸い込まれるようにセンテンスを読み進めるために必要なのは「短さ」だと述べています。
しかしこれはブログの場合どうでしょうか。
第1センテンスがブログで何に当たるかと言えば、それは「タイトル」です。
Googleの検索上位を狙うSEO対策などを加味すると、ブログのタイトルはなかなか短くすることはできません。
しかし、読者が吸い込まれるようなタイトルを付けるのは非常に大切だということがわかります。
「クリック率が上がるブログタイトルのつけ方11選【誰でも応用可能】」でクリック率されやすいタイトルのつけ方を解説しています。
誰でも応用可能なものばかり集めたので、時間があればこちらもどうぞ。
3:滑り落ちるようにコピーを最後まで読ませること
全てのセンテンスは次のセンテンスへと読者を読み進めさせるのが仕事です。
最終的なゴールである”購買決定”へと止まる事なく滑り台のように落ちていくようにしなければなりません。
ここで重要になるのが「タイトル」と「潤滑油」です。
またしても出てきた”タイトル”ですが、宣伝文の4分の1を読めば最後まで読み進めてくれるというデータもあるそうです。
タイトルをクリックしてくれたら第一関門は突破。
あとはレールを止まる事なく”滑り落ちる”よう潤滑油を準備しましょう。
潤滑油をどうしたらいいのかは次のパラグラフで。
4:好奇心を刺激してコピーの魅力を維持する
好奇心のタネを撒きましょう。
「パラグラフの最後に、次のセンテンスが気になるような言葉」を差し込みます。
- しかし、それだけではないんです。
- 説明していきます。
- ここからが重要です。
このような言葉を差し込みましょう。
また、他の方法としては、ブログの序文に結論を載せるという方法もあります。
読者が結論を探しに記事を読み進めるというわけです。
さて、他にも読者にブログを読み進めてもらうための秘密があります。
コピーの流れは論理的でなくてはならない
各センテンス、パラグラフは論理的でなくてはなりません。
最初のパラグラフで作った「興味やワクワク感」。
次は「独自性」、さらにその次は「購入の納得感の演出」でしょうか。
それだけでは終わりません。
最後は「アフターサービス」にまで言及しなくては。
各コピーが終わるたびに、次にどんな質問が来るのか予想します。
そしてその質問を一つひとつ解決していくのです。
その際、とても大切なポイントがあります。
それは「いいたいことを最小の語数で表現すること」。
あとは「時間をおいて文章をチェックすること」。
時間を置いて文章をもう一度読んでみると、スラスラと読み進められない場合があります。
何度も時間を置いて読んで、何度もリライトをしましょう。
:コピーライティングは”メンタルな作業”と心得よ
メンタルは「精神」や「心理」と訳される言葉です。
なぜコピーライティングは精神的なものなんでしょうか。
シュガーマンは本の中で”正直さ・誠実さ”こそが一番の武器なのだと語っています。
コピーライティングを成功させるにはこれまでの経験や商品に関する知識、消費者の心理など様々な情報を頭の中で処理しなければなりません。
そしてそれは必ず真実でなくてはいけないのです。
ではどうやってそんな膨大な情報を文章にまとめたらいいんでしょう。
シュガーマンが話す内容は非常に明快です。
それは、「なんでもいいから紙に書け」です。
コピーライティングの真髄は、草稿を練りに練り上げること。
まずは文章表現など気にせず、伝えたいことを実際に書きなぐりましょう。
ブログは下書きができますし公開後のリライトだって簡単です。
自分の頭の中で何度もなんども文章を修正し、消費者の心理に向き合う。
コピーライティングは頭の中のアイデアを文章にするメンタルな作業です。
まとめ:”10倍売る人の文章術”で学ぶブログのコピーライティング
今回お届けした内容は、「10倍売る人の文章術」から学んだ、コピーライティングのルールです。
本の内容でいったら3分の1にも満たない内容です。
全てのコピーライティングの基礎が書いてあります。
シュガーマンの具体的なコピーライティングの方法については、また別の記事で。