ケンフォードの靴磨きを完全解説!【必要な道具から具体的な方法まで】

REGAL(リーガル)の弟分的なブランドKENFORD(ケンフォード)。

アンダー1万円とは思えないほど高見えする革靴です。

 

ケンフォードは本当に高見えする靴なんですが、悲しいかなたとえ10万円の革靴だったとしても手入れをしなければちゃっちく見えちゃいます。

逆に言えば、靴磨きによってケンフォードはさらに高見えするということ。

今回はケンフォードの靴磨きの方法をご紹介。

道具は必要ですが、やってみれば単純ですよ!

 

綺麗に見えるケンフォードでもよく見ると…

なんだが周りが散らかっていてごめんなさい。

こちらが私の持っているケンフォードの1足。

新入社員として会社に入ってから、約1年に渡って私の足を支えてくれた一足です。

履き心地も良いし、形も綺麗!

遠目で見ると綺麗なんですが、近づいてみると結構汚れているんです。

 

この通り。トゥの部分には擦り傷がありますし、ツヤも落ちています。

それから全体的に汚れもありますしね。

これを綺麗にしてやることで、ケンフォードは高見えするようになるのです!

 

靴磨きでケンフォードを綺麗にしよう

さて、それではケンフォードを綺麗にしていきましょう!

散らかっているなんて言いましたが、周りにあるのは靴磨きの道具たちです。

この道具たちを使ってケンフォードをピカピカにしていきます。

靴磨きの方法のほか、道具についても紹介していきます!

 

まずは靴磨きの下準備から。

用意するのはシューツリー!

 

まずはケンフォードにシューツリーを

靴磨きの下準備です。

まずはシューツリーをケンフォードに入れます。

シューツリー(シューキーパー)は靴の形を整えるために使うアイテムです。

上のリンクはレッドシダーという、良い香りのする木を使ったものです。

履き終わった後の革靴に入れておくことで形を整え、さらに湿気を取り靴の匂いも気にならなくなります。

 

靴磨きを行う際になぜシューキーパーを使うのかというと、入れたまま靴磨きをすることでシワが伸びるからです。

シワが伸びることできちんと綺麗にできますし、クリームもしっかりと浸透させることができるというわけです。

 

ブラッシングとレザーローションでケンフォードを綺麗にしよう

いよいよ靴磨きらしいことをしていきます。

毛足の長いブラシを使ってブラッシングを行い、レザーローションで汚れを落としていきます。

 

靴ブラシですが、有名なブランドのもので毛足が長いものならなんでも構わないと思います。

紹介しているブラシはコロニルという有名な用品メーカーのものです。

安いブラシもありますが、あまりに安いブラシはすぐに毛が抜けてイライラさせられることも多いです。

これは主観ですが、1,000円〜程度の ブラシを購入すれば失敗することはないと思います。

オススメの材質は馬毛です。

コシがあるので細部まで汚れを掻き出しやすく、使いやすいです。

 

次はレザーローション(汚れ落とし)を使って汚れを落としていきます。

ブラッシングではホコリやチリは落とせますが、汚れは落とせません。

そんな汚れをこのレザーローションを使って落としていくわけです。

 

使い方は簡単で、布やハギレ(私の場合着なくなったTシャツ)につけて靴を磨いていくだけです。

これだけで汚れや前に靴磨きを行った時の余分な靴クリームを落としてくれます。

 

私が使っているコロンブスのレザーローションはもう販売を止めたのか見つけることができませんでした…あれ、おかしいな…
でも似たような商品を見つけたのでリンクを貼っておきます。

本当は汚れ落としの能力だけあればOK!

なんですが、艶出しや保革(人の肌の保湿と同じ)の力を併せ持っている商品もあります。

そういう商品だと、”いざ”という時にとりあえず使えば綺麗になるのでおすすめです。

忙しい朝でも靴がある程度綺麗になるので、私みたいなズボラな方には必需品です!

 

これが吹き上げた後の靴の状態。汚れが取れてツヤは出ています!

でも相変わらず靴の先端のスジはそのまま。

これは補色クリームの出番ですね。

でもその前にしばらく栄養を与えていなかったのでデリケートクリームを使って栄養補給を行うことにします。

 

デリケートクリームでケンフォードに栄養を与える

これがデリケートクリーム。

これは全く同じものを見つけることができました。

オススメはブートブラックシルバーラインのデリケートクリーム。

なぜおすすめかというと、安いしビンが格好いいし性能もいいから!

つまりは悪いところがないからです!

 

これは美容用の乳液みたいな触り心地です。

靴のアッパー(表皮)指で塗り込んでいきます。

 

塗り込んだ直後がこれ。

右足、左足と塗っていって、同じ順番で布で余分なクリームを吹き上げます。

 

指に布を巻きつけて拭き上げるとやりやすいです。

あまり力は込めずに拭き取っていきましょう。

 

これが拭き取った直後です。

栄養が入ったことで全体的にツヤがさらに増しました。

それに靴の先端にあったはずのスジもほとんど目立たなくなりました。

最後にカラークリームで補色を行いますが、そうすればほとんど目立たなくなるでしょう。

 

クリームでケンフォードのアッパーを補色

使うクリームはコロンブスのカラークリームです。

 

蓋の色が違いますが、これも同じコロンブスから出ているクリーム。

少し高いんですが、私は3年前くらいに購入したものがまだ使えています。

靴の色に合わせて購入しましょう!

塗り方はデリケートクリームと同じです。

 

指でアッパー全体に塗っていって、最後に布で余分なクリームを拭き取ります。

クリームに色がついているので洗えば落ちますが指に色がついてしまいます。

布を指に巻いてクリームを塗るのもOKです!

その際には拭き上げる際に布を交換しましょう。

私は布を変えるのが面等なので指で塗ってしまっています。

 

これが吹き上げた後のケンフォード。

スジは完全に見えなくなりました。

全体的にツヤも出ていい感じです!

綺麗になってよかった!

これからもまだまだ履けそうです。

 

ケンフォードの靴磨きはこれで完璧!

これで靴磨きは完璧です!

ここまでにかかった時間は30分といったところでしょうか。

革靴が冗談抜きに新品みたいになりますよ!

ハマるとやみつきです!

 

休みの日に行うのもリラックスになりますし、早く目が覚めてしまった朝にするのも気分がいいかもしれません。

ここまで道具を紹介してきましたが、靴磨きセットを購入するのもいいと思います。

これは私が実際に購入した靴磨きセットです。

靴クリームのカラーが決まっているので、珍しい色の靴の場合厳しいですが…

値段もお手頃ですし、もしあなたの靴の色が黒ならとてもいい選択だと思います。

このセットで足りないのはシューツリーくらいです。

 

ぜひ、あなたの靴も綺麗に長く履いてあげてくださいね。