今回解説するのはFXの”スワップポイント”という仕組みについて。
FXといえば”レバレッジ”という言葉が一人歩きしていますが、それ以外にも知っておきたい仕組みがたくさんあります。
今回紹介するスワップポイントも押さえておきたいポイントの1つ。
スワップポイントは2国間の通貨金利の差を利用し、毎日お金がもらえる嬉しい制度です。
しかし、もちろん注意点もございます。
この記事でスワップポイントについて勉強していきましょう!
外貨預金では金利がつくけれど、FXは?
FXで押さえておきたいスワップポイント
スワップポイントとは何かと聞かれれば、それは2通貨の金利の差ということができます。
FXのスワップポイントを受け取る条件は、ポジションを保有していること
スワップポイントのメリットは何?
スワップポイントの注意点、先進国は軒並み低金利である
先進国同士の取引の場合には、軒並み低金利のためスワップポイントの魅力が少なくなっています。
実際にスワップポイントでどれくらい利益が出るのか計算してみる
例えば、メキシコペソ/日本円を10万通貨保有することを考えます(レバレッジ1倍)。
メキシコペソを10万通貨保有していると、1日のスワップポイントは100円にも登ります。
つまり、1日を365日とすれば1年間でスワップポイントのみで、
100(円)×365(日)=36,500(円)
稼げることになります。
メキシコペソが一通貨単位約6円とすれば、10万通貨保有するには日本円で、
6(円)×100000(通貨単位)=6,00,000(円)
なんと60万円の必要証拠金が必要となります。
これは少しハードルが高いですよね。
証拠金(必要証拠金)について詳しくは、こちらの記事の最後の方で説明しています。
ただし、レバレッジによってもっと効率的にスワップポイントを獲得することも可能です。
レバレッジを効かせれば効率的にスワップポイントが得られる
先ほどの例ではレバレッジ1倍で10万通貨を保有し、年間36,500円のスワップポイントを得るには60万円もの必要証拠金が必要でした。
しかし、レバレッジを活用することによってもっと効率的にスワップポイントを得ることができるのです。
レバレッジに関してはこちらの記事で詳しく解説しています。
つまりは、メキシコペソを10万通貨単位所有することができればいいのです。
レバレッジ1倍では10万通貨を所有するためには60万円の必要証拠金が必要でした。
しかし、レバレッジ10倍の場合には10万通貨を所有するためには6万円で済んでしまいます(資産の10倍の金額の取引ができるため)。
個人で使えるレバレッジの最高倍率である25倍の倍率の場合、10万通貨を所有するためにはなんと2.4万円で済んでしまうのです(資産の25倍の金額の取引ができるため)。
ただし、ロスカットには十分注意してください!
※ロスカットについてもレバレッジの解説の記事の中で説明しています。
スワップポイントで損をすることも!?FXでは慎重な取引を
ここまで読んできて、スワップポイントが利益を生んでくれることはわかっていただけたかと思います。
ただし、このスワップポイントで損をする場合もあるのです。
日本の場合には元から金利が低いですが、さらに金利の低い国の通貨を購入する場合には注意が必要です。
この場合には、金利の高い国の通貨を購入する場合の反対、つまり利益の差額を支払う必要が出てくるのです。
数日、数週間の取引なら問題ないでしょうが長期にわたるトレードには注意が必要です。