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革靴の鏡面磨き(シューシャイン)のやり方を解説|方法・道具など細かく

こんにちは、ブロガーのあかパンダ(@akapandablog)です。

今日は革靴の鏡面磨きの方法についてお話ししていきます!

 

難しいと思われがちな鏡面磨き。

しかし、正しい手順で行えば誰でもできてしまうテクニックです。

この記事では、鏡面磨きの方法から必要な道具に至るまで“鏡面磨きに必要な全ての情報”を網羅しました。

あかパンダ
ぜひ、あなたの大切な革靴を鏡面のようにピカピカにしていきましょう。

 

革靴の鏡面磨き(シューシャイン)の効果

実は、鏡のように綺麗になるだけが鏡面磨きの効果ではないんです。

  • 鏡面のような美しい革靴になる
  • 革靴の小さな傷を隠してくれる
  • 傷から革靴を守ってくれる

このようについてしまった傷を隠し、傷から大切な靴を守る効果もあります。

あかパンダ
古くなった革靴も鏡面磨きを施すと新鮮な気持ちで履くことができます。マンネリ化を防ぐ効果もあるかもしれません。

 

鏡面磨きの前にしておくこと

鏡面磨きの前に、革靴に他のメンテナンスが必要であれば済ませておくように。

鏡面磨きを施した部分は、クリームなどの栄養が浸透しません。

あかパンダ
靴磨きを行なった後、最後に行うのがベスト。
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また、鏡面磨きのみを行う場合には、前に施した鏡面を一度リムーバーなどを使って除去してからにします。
一度すっぴんの状態にしてから鏡面磨きを行なったほうが鏡面の調整がしやすいからです。

 

鏡面磨きに使う道具たち

鏡面磨きに使う道具は以下の4つ。

  • シューキーパー
  • 磨き布(ネル布がおすすめ)
  • ワックス
  • 水を入れる容器(ハンドラップがある場合にはハンドラップ)

靴磨きを普段からされている方の場合には、新たに用意するのは「ワックス」くらいでしょうか。

今回使うワックスはKIWIのもの。

使用する際にはヒンジを捻って缶を開けます

初心者でも使いやすく、よく入門用としておすすめされるワックスです。

 

「磨き布」ですが、ネル布がおすすめ。

靴磨き用にカットされたネル布も販売されていますが、割高なので私はネットで2mほど買い込んで自分でカットして使っています。

あかパンダ
思う存分使えますし、ものに違いはないのでおすすめです。

 

実際に革靴に鏡面磨きを施してみる

今回はREGALの定番モデルである2504という革靴に鏡面磨きを施していきます。

少し前に靴磨きをした革靴なので、今回行うのは鏡面磨きのみです。

 

以前にも鏡面磨きを行っていたので、すっぴんにするために汚れ落としを使って鏡面を除去しました。

あかパンダ
これで鏡面磨きの準備は整いました。
  1. シューツリーを革靴に入れる
  2. ベースのワックスを塗っていく
  3. ネル布を指に巻き水を含ませる
  4. 指に巻いたネル布でワックスをベースに重ねていく
  5. 水研ぎでさらに鏡面を平らにする

このような流れで鏡面磨きを行っていきます。

 

シューツリーを革靴に入れる

まずは、シューツリーを革靴に入れましょう。

シューツリーを入れることで鏡面磨きを施すトゥやかかとの部分に適度なテンションがかかります。

あかパンダ
形が整うので、鏡面磨きがしやすくなるのです。また、革靴の持ち手としても機能しますよ。

ベースのワックスを塗っていく

鏡面磨きとは、革靴の表面にある凹凸をワックスで埋め平にすることで光沢を生み出す技術です。

まずはワックスを指で塗って、鏡面のベースを作っていきます。

ワックスを指でひとなでして取ります。これを革靴に塗っていきます。

 

まずはトゥの部分からワックスを塗っていきます。

ワックスの量が多すぎると塗りムラができてしまうので注意しましょう。

また、この時ワックスを塗る部分には注意が必要です。

 


トゥ部分は半月状に

かかと部分は山のように

鏡面を作るのは革靴の芯がある部分にします。

理由は、芯の入っていない部分に鏡面磨きをしてしまうと、歩いた際などに鏡面がひび割れてしまうから。

トゥの部分は半月状に、かかとの部分は山のような形にベースを作っていきます。

 

トゥとかかとの部分をつなぐよう、コバのすぐ上の部分にもワックスを塗ると靴全体に統一感が出ます。

あかパンダ
「トゥ→かかと→この2つをつなぐように」という感じでワックスを塗っていきます。

鏡面磨きは左右交互に行っていくこと

ベースを作る際には、右足にワックスを塗ったら左足。左足を塗ったら右足と交互に塗っていきます。

時間を空けて塗ることでワックスが固まり、ベースが作りやすくなるのです。

 

ベースにワックスをどれくらい塗ったらいいのか疑問に思う方もいるでしょう。

私の場合、回数的には15~20回程度ベースを塗り重ねます。

あかパンダ
1つの基準として、ワックスを塗り重ねると一度表面が曇り、その後再度光沢が出てきます。光沢が出てきたらOKのサイン。その頃には革靴の表面の触り心地がぬるぬるとしてきます。これも1つのサインです。

ネル布を指に巻き水を含ませる

ネル布を指に巻きつけます。

ネル布を自分で切り分ける場合には、10×60cm程度の長さにカットして使用するといいでしょう。

 

手のひらに水滴を3〜4滴ほど垂らし、そこに指につけたネル布をパンパンと叩きつけて水分を服ませます。

ハンドラップを持っている方は、ハンドラップで水分を含ませても大丈夫。

あかパンダ
この状態でワックスを布につけて革靴を磨いていきます。

 

指に巻いたネル布でワックスをベースに重ねていく

 

先ほど水分を含ませたネル布でワックスを取ります。

この時も一度に大量のワックスを取るようなことはせず、ひとなでする程度で十分です。

 

ベースを作った時と同じように、「トゥ→かかと→この2つをつなぐように」という感じでワックスを塗り重ねます。

クルクルと小さな円を描くようにしながらワックスを塗ります。

 

左右交互にワックスを塗り重ねるのもベースを作った時同様。

ポイントはベースのワックスが崩れないようにやさしく磨いていくこと。

あかパンダ
ワックスや水分が足りなくなったら随時足していきます。
この方法でワックスを塗っていくと、次第に光沢が生まれてきます。
思い通りの光沢になるまで続けましょう。
『これくらいの光沢でいいかな』という状況になったら、最後の工程である「水研ぎ」を行います。
あかパンダ
ちなみに今回は左右交互に10回程度磨きの作業を繰り返しました。

水研ぎでさらに鏡面を平らにする

最後に「水研ぎ」というテクニックで鏡面をさらに美しくしていきます。

指に抜いていたネル布を解いて、新しい面に変えます。

これに水滴(これまでよりも多め5滴程度分)をつけて革靴を磨いていきます。

 

この時にはクルクルと小さな円を描くような磨き方と、直線的な磨き方を組み合わせます。

力は入れず、しかしサッサッと素早く手を動かすイメージです。

すると、鏡面がより平らになって光沢が増してきます。

 

かかとの部分や、トゥとかかとをつなぐコバ上の部分も水研ぎを行います。

光沢が出て革靴の雰囲気が変わってくるはずです。

これにて鏡面磨きは終了。

あかパンダ
時間はかかるものの、紹介した流れに沿って行えば誰でもピカピカの鏡面を手に入れることができますよ。

【まとめ】革靴の鏡面磨き(シューシャイン)のやり方を解説

つま先やかかとが鏡面磨きによって美しく変化しました。

また、側面も光り全体的に統一感のある光り方になったかと思います。

 

鏡面磨きを行うことで、大切な革靴を傷から守ることができます。

最近履いていない革靴も、新鮮な気持ちで革靴を履くことができるようになりますよ。

 

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