今回は、ヒノキを切り出して木のスプーンを作ってみました。
木工細工に関しては完全に素人ですが、それでも満足のいくスプーンが完成!
自分で作る木製スプーン
自分で木製スプーンを作ってみようと思い立ちました。
なぜかというと、今古い家をセルフリノベーションしておりまして。
どうせなら、生活の中で使う道具も自分で作ってみようかと。
色々な木工作家さんの作品が載っていて、作り方についても説明が書いてあります。
この本を参考に、今回は木のスプーン作りを行いました。
木製スプーン作りには何が必要?
スプーンを作るための材料と、材料を加工するための道具が必要。
素材と道具について、それぞれ解説していきます。
木製スプーンの材料について
スプーンの材料ですが、木製なのでもちろん木が必要です。
ただし、どんな木でもいいわけではありません。
ナイフで削り出したりするので、適度に柔らかく加工しやすいものがベスト。
ただし、柔らかすぎると強度の問題もあります。
先ほど紹介した本を参考に、今回は「ひのき」を使うことにしました。
購入したのはコレ↑↑
スプーンを作るのに必要な道具は?
道具ですが、元々家にあったものは利用してないものは買い足しました。
購入したのが以下のもの。
- 彫刻刀
- 糸のこ
- クラフトナイフ
- ヤスリ(200番、320番、800番)
- えごま油
家にあったものを活用したのは以下の通り。
- 紙
- ペン
- ハサミ
- ジグソー
- 布
材料費はどれくらいかかった?
今回ははじめてのスプーン作りなので、木材も道具もろもろを含めて材料費とします。
家にあったものの中で、一般家庭になさそうなものはジグソーでしょう。
これはノコギリで代用するとして、全て揃えても5000円でお釣りが来るくらいです。
木製スプーンの作り方
では、木製スプーンの作り方です。
工程は大きく分けて7つ。
紙にスプーンの型を描く
・ペン
・ハサミ
木にスプーンの形を転写する
次に、木にスプーンの形を転写していきましょう。
紙に書いたスプーンをハサミで切り取り、木に貼り付けて輪郭をペンでなぞります。
この時に厚い紙を使うとなぞるのが楽になります。
彫刻刀でスプーンの“すくう部分”を掘る
スプーンの形に沿って切り出す
※ジグソーがあるとめちゃくちゃ楽
スプーンになるまでナイフでひたすらに削る
ノコギリでスプーンの形に削り出せたら、あとはナイフを使ってひたすら削りだしていきます。
この工程が一番時間のかかる工程でした。
というのも、私が購入したヒノキが厚すぎて、必要以上にクラフトナイフでの削り出しが必要でした。
おそらく、厚さは2センチもあれば普通のスプーンを作るには十分だと思います。
削って削って、ひたすら削って。無心で削れて結構楽しかったです。
やっとスプーンっぽくなってきました。
およそ1時間、指が痛くなってきたくらいで何とかナイフでの削り出しは終了。
同じオルファ製なので切れ味は変わりませんが、こっちの持ち手が金属のモデル(約500円)より・・・
プラスチックのこっちの方がおすすめ。約300円と安いですし。
滑らかなスプーンになるようにやすりがけ
※今回は200番、320番、800番を用意
もうスプーンの形にはなっているので、やすりがけで口当たりを優しくします。
口に触れるものなので、あまりにもゴツゴツなのはちょっと。
かといって、綺麗すぎるのも面白くないので、ちょうどいいところを目指します。
ヤスリは数字の小さいほど目が荒くなります。なので、200→320→800番の順にやすりがけを行います。
800番までやすりがけを行ったら、一度水でスプーンを濡らします。
すると、毛羽立ちが浮き上がってくるので、再度800番のヤスリでやすりがけを行います。
オイルフィニッシュでスプーンを美しく仕上げる
・布(ハギレでOK)
やすりがけが終わったスプーンは、最後はオイルフィニッシュで仕上げます。
オイルフィニッシュは木材の素材を引き出すフィニッシュ方法。
オイルが木の内部で固体化して、強度もあげてくれます。
今回使ったのは「えごま油」。
布に含ませてスプーンの表面に塗りました。
油を塗ったあとは、乾くまで置いておきましょう。
自作木製スプーン完成しました
ついに、自作のスプーンが完成しました。
処女作のスプーンなので、形は少し歪。
【まとめ】完全素人が木製スプーンを手作りしてみた
今回は木でスプーンを作ってみました。
かかった時間はおよそ3時間ほど。
時間はかかりましたが、意外と簡単に作ることはできました。