スコッチグレインを購入してからおよそ2ヵ月が経過。
そろそろフルメンテナンスの時期かな?ということで、靴磨きをすることにしました。
その結果、色々と気づくことがあったのです。
スコッチグレインの靴磨き方法と、今回の靴磨きでわかったことをまとめます。
スコッチグレインを靴磨きしてみて感じたこと
今回、スコッチグレインの靴磨きをしてみて感じたことがあります。
スコッチグレインに使われている革は非常に柔らかくて、とても歩きやすい。しかし、これがマイナスに現れる面もありました。
それが、鏡面の割れ。
鏡面磨きはベースがしっかりとした部分にほどこさないと、割れてポロポロと落ちてきてしまいます。
スコッチグレインの場合には革が柔らかいので、歩く際に想定以上に革に動きがある様子。
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スコッチグレインの革靴、購入から2ヵ月の変化
さて、こちらが購入から2ヵ月経ったスコッチグレインです。
購入したのはスコッチグレインのアウトレット。
憧れの革靴ブランド、SCOTCH GRAIN(=スコッチグレイン)の革靴を購入しました。 私のように平凡なサラリーマンのにとって、スコッチグレインは簡単に手が出る値段ではありません・・・。 あかパンダ しかし、まだあま[…]
憧れのスコッチグレインが安価に手に入ってとても満足しています。
スコッチグレインアウトレットと通常品の違いはアッパーの革のみ。
とはいっても、悪い革を使っているわけではありません。スコッチグレインの採用する革質は非常に高いことで有名。
「トラ」や「血筋」などが少しでもあると通常ラインアップでは使われません。
そんなアウトレットで購入したスコッチグレインですが、購入から2ヵ月が経ちました。
革質が柔らかいので、深いシワは少ないです。逆に、細かいシワはあちこちに入っているという感じですね。
プレメンテナンス後すぐの写真
購入してばかりの時、履き込み前のプレメンテナンスをしました。
そこからブラッシング以外の手入れはなし。
革質は驚くくらい柔らかままですが、流石に栄養不足になっていそうなのでメンテナンスをすることにしました。
スコッチグレインを靴磨き
今回ですが、主な流れはこの通り。
- ブラッシング
- 靴クリームの散布
- 磨き上げ
靴磨きに準備したもの
準備したアイテムは以下の通り。
- 靴ブラシ(汚れ用・クリームを馴染ませる用)
- 汚れ落としローション
- 布(ネル布)
- デリケートクリーム
- 靴クリーム(ブラック)
- ペネトレイトブラシ
では、今回の手順を紹介します。
手順①:ベルトや靴紐を外す
靴磨きをする前に、ベルトや靴紐は取っておきましょう。
普段のブラシングでは落ちない汚れが溜まっていることもあります。靴クリームを塗る際、汚れないようにする意味も。
手順②:ブラッシング
ブラッシングでは、まず大まかな汚れを落としていきます。
全体をブラッシングした後、キャップ部分やコバの部分などの溝を入念にブラシがけ。
手順③:汚れ落としローションを使う
汚れ落としローションを使って、ブラッシングで落ちなかった汚れを落とします。
まじまじと靴を見てみると、泥跳ねなど頑固な汚れも。
ネル布にローションを染み込ませて、革靴の汚れを落としていきます。
手順④:デリケートクリームを塗る
負担が大きい、履きジワ部分とベルト部分にデリケートクリームを塗っていきます。
デリケートクリームは、革に油分・水分を補給するのに特化したアイテム。
この後靴クリームを塗りますが、その前に特に栄養を与えたい部分に塗っていきます。
少量を手に取って、革に塗っていきます。
塗りすぎないよう、少量ずつ塗ること。
右足・左足と順番に塗って、右足・左足と順番に布を使って拭き取リます。
使用している布ですが、鏡面磨きなどでも使いやすいネル布を使っています。
靴磨き用は高いので、手芸店で購入するのがおすすめ。
手順④:靴クリームを塗る
靴クリームを塗っていきます。
使うのは黒の靴クリーム。
靴クリームはロウが入っているので、革靴に光沢が出ます。
ペネトレイトブラシという、靴クリームを塗る専用のブラシを使います。
少量を取って、右足・左足とやはり浸透させるために順番に塗りましょう。
塗り終わったあとは、ブラシを使ってクリームをさらに浸透させていきます。
そのあとはネル布を使って余分なクリームを拭き取って磨き上げましょう。
これでスコッチグレインのメンテナンスは終了です。
靴磨きに必要なものがほぼ全て入ったセットも販売されているので、こういったものを利用するのもおすすめ。
まとめ:スコッチグレイン購入後初のフルメンテナンスでわかったこと
さて、これでフルメンテナンスは終了。
靴磨き自体は非常にベーシックな方法でした。
どんな靴でも、今回紹介した方法で靴磨きを行うことができてしまいます。
ひとつ想定外だったのは鏡面ですね。
スコッチグレインは革質が柔らかく、歩きやすいです。しかし、その分鏡面磨きにはあまり向きませんね。
むしろシンプルにありのままを楽しんだ方がいいのかもしれません。
とはいえ、メンテナンスのおかげでスコッチグレインは綺麗になりました。
やはり革靴が綺麗になると気分がいいですね。