『FRED PERRY(フレッドペリー)』の名作ポロシャツといえば「M12」。
“ラコステのL.12.12”と並び飛び抜けて評価の高いポロシャツです。
今回は実際に「M12」を購入してみたのでそのレビューと、『フレッドペリー』「M12」の歴史についても解説していきます。
『FRED PERRY(フレッドペリー)』の名作ポロシャツ「M12」
今回紹介していくのは『フレッドペリー』の名作ポロシャツ「M12」。
このポロシャツは同じくポロシャツの人気なラコステの「L.12.12」と並んで名作と名高いアイテムです。
実際に購入して感じたこと、M12について調べてわかったことを中心に記事をまとめていきます。
調べれば調べるほどM12って面白いアイテム。
「M12」について知る前に、『フレッドペリー』とはどんなブランドか?
本題の「M12」について知る前に、『フレッドペリー』というブランドについて少し知っておきましょう。
創業者フレデリック・ジョン・ペリー(Fred Perry)
創業者はフレデリック(フレッド)・ジョン・ペリー。
元々は卓球の選手として活躍していましたが、その後テニス選手に。
1933年の全米選手権でのシングルス優勝。
1934年、イギリス人として初のウインブルドンシングルス優勝。1935、1936年にもウィンブルドンで優勝し、前人未到のウインブルドン3連覇を達成。テニス4大大会のシングルスタイトルを史上初めての獲得するなど偉大なテニス選手に育っていきます。
テニス選手として引退した後にはファッションの道へ進み1952年に「フレッドペリー」を創設します。
アイコンである月桂樹に込められた意味
フレッドペリーのアイコンは“月桂樹”。
私たち日本人には馴染みの薄い植物かもしれません。
なぜ、フレッドペリーのアイコンが月桂樹かというと、ルーツは“王冠”にあります。
昔、王冠に使われていた素材は月桂樹でした。
そこから「月桂樹=世界最高峰のテニスプレイヤー」ということでアイコンになったのです。
日本でのフレッドペリームーブメント
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フレッドペリーはこれまでに何度も日本でも大きなムーブメントを起こしました。
一度目は1980年台、二度目は1990年台。
『フレッドペリー』の「M12」が名作ポロシャツな理由
ここからが本題です。
『フレッドペリー』の「M12」が名作ポロシャツである理由について見ていきたいと思います。
偉大なテニス選手『フレッドペリー』と「M12」の誕生
フレッド・ペリーはテニス選手でしたが、同時にその着こなしからファッションリーダーのような立ち位置だったようです。
そんな彼が生み出したのが、それまでなかった体にフィットするタイトなテニス用のポロシャツ。
これ以前のテニス用ポロシャツは動きやすいようにブカブカのものばかりだったようです。
次第にテニスプレイヤーたちに受け入れられ、フレッドペリーのポロシャツは爆発的に普及するようになります。
「M12」の由来について
「M12」ですが、フレッドペリーが12番目にデザインしたポロシャツであることからこの型番になったそう。
1952年に発売を開始してからフレッドペリーのポロシャツの定番として世界中で愛され続けています。
モッズが愛したポロシャツこそが「M12」である
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『フレッドペリー』の「M12」がここまで愛されるようになったきっかけは“モッズ”にあります。
モッズとは1950年代から60年代にイギリスの若い労働者の間で流行した音楽やファッションのこと。
ファッション史に与えた影響はとても大きくて、今でも“モッズコート(M-51)”などその流れを引くアイテムがたくさんあります。
実は、この『フレッドペリー』の「M12」もモッズたちに愛されたポロシャツです。
「M12」が名作として現代まで愛されている背景には、“モッズたちに愛されていた”という歴史が大きく関係しているのです。
「M12」にしかないスポーティーさとエレガントさの匙加減
「M12」が『フレッドペリー』のポロシャツの中でも特に愛されているのには他にも理由があります。
特徴的なラインの入ったデザインですが、スポーティーさとエレガントさの味付けが絶妙なのです。
そして元々テニスのプレイ用に作られたために機能性も抜群です。
“スポーティーさとエレガントさ”は“カジュアルさとフォーマルさ”と言い換えてもいいかもしれません。
絶妙な匙加減なので、どんな服に組み合わせても様になります。
『フレッドペリー』の「M12」を購入してみてのレビュー
ここからは実際に『フレッドペリー』の「M12」を購入して見たので、そのレビューをしていきたいと思います。
『フレッドペリー』「M12」の生地感と着心地について
まずは「M12」の生地感と着心地についてです。
生地感ですが、ポロシャツの中では比較的薄手に感じました。
通気性に優れていて、夏でも快適に着ることができるでしょう。
光にかざしてみるとその通気性の良さがよくわかります。
また、シルエットに関しても細身で体のラインが適度に出るようになっています。
「M12」はカジュアル50%・フォーマル50%
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細身な襟付きのシルエットは間違いなくフォーマルです。
しかし、襟元と袖口にある二重のラインはカジュアル。
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カーゴパンツやチノパンツに合わせてもいいし、スラックスに合わせてもOK。
同様に、スニーカーに合わせても革靴に合わせてもいいでしょう。
「M12」のディティールについて
一定のリズムで縫われた、狂いのない2本のライン。
『フレッドペリー』の月桂樹のアイコンも乱れなく綺麗です。
これが一つ胸元にあるだけで気分が高揚します。
続いてはフロントの2つのボタンです。
ボタンはボディのカラーに合わせた色が用意されており、「FRED PERRY」と文字が刻まれています。
こうした細かなディティールが組み合わさり、『フレッドペリー』の「M12」は完成されたポロシャツになっているのです。
『フレッドペリー』「M12」のサイズ選びのコツ
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「M12」を購入する際にサイズ選びに苦労するかもしれません。
実は、「M12」と「無印良品のポロシャツ」のサイズはとても近いのです。
下に「無印良品のポロシャツ」と「M12」のサイズ表を載せておきます。
無印良品のサイズ表
XS | S | M | L | XL | |
身丈 | 66 | 66 | 68 | 70 | 73 |
肩幅 | 39 | 42 | 43 | 45 | 47 |
身幅 | 47 | 49 | 51 | 53 | 57 |
裄丈 | 40.5 | 41.5 | 43.5 | 44.5 | 46.5 |
フレッドペリーのサイズ表
36サイズ | 38サイズ | 40サイズ | 42サイズ | 46サイズ | |
身丈 | 66 | 68 | 70 | 72 | 72 |
肩幅 | 40 | 41 | 43 | 45 | 48 |
身幅 | 47 | 49 | 52 | 55 | 59 |
“袖丈” | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
- 無印良品XS→フレッドペリー36サイズ
- 無印良品S→フレッドペリー38サイズ
- 無印良品M→フレッドペリー40サイズ
- 無印良品L→フレッドペリー42サイズ
- 無印良品XL→フレッドペリー46サイズ
見比べてみると、こんな感じでサイズが対応していることがわかります。
無印のポロシャツを持っていればサイズを確認してみてください。
「ポロシャツを購入したいな〜」と思ったんですが、問題はサイズ感。 購入したいなと思ったのは「ラコステ」「フレッドペリー」「ポロ・ラルフローレン」のポロシャツ御三家。 ですが、初めて購入するのでサイズポ[…]
『フレッドペリー』「M12」を購入するなら
『フレッドペリー』の「M12」は公式サイトにて14,300円で販売されています。
残念ながら、その他のサイトでもほぼ値引きはありません。
なので、私のおすすめは楽天市場などポイントの付くサイトにて購入すること。
私の場合には楽天市場のJACKPOTさんで購入し14,300円と値段は変わりませんでしたが、ポイントが3,217ポイント付きました。
楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのショッピングサイトの利用するのがおすすめです。