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【ほぼREGAL】なのになぜKENFORDの革靴は半額で買えるのか

今回はKENFORD(ケンフォード)という革靴ブランドについてのお話。

よく比較されるケンフォードとREGAL(リーガル)。実は、ケンフォードは“ほぼリーガル”なのです。なのに、価格はおよそ半額で購入できてしまうのです。

 

 

え!?一体なぜ!?ケンフォードって怪しい靴なの!?

という声が聞こえてきそうですが、ご安心ください。ケンフォードには安く提供できる理由があります。その辺りも含め、なぜケンフォードの革靴が安く購入できるのかご紹介していきましょう。

 


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ほぼREGALなのに半額で買えるKENFORD

https://base.regal.co.jp/brand/kenford/より

ケンフォードはほぼリーガルです。

しかし、価格はリーガルの半額です。

 

こう聞くと「REGALが高すぎるのでは!?」とか「KENFORDは安すぎて怪しい」と思われる方もいるかもしれません。

 

ケンフォードもリーガルも筆者が大好きなブランドです。見た目も革質もケンフォードはほぼリーガルなのですが、劣っている部分もあります。しかし、この劣っている部分がメリットになる方もいるのです。

なんだか不思議なケンフォードとリーガル。今回はなぜ、ケンフォードがREGALの半額で購入できるのかお話していきましょう。

 

 

REGALの価格、KENFORDの価格

さて、まずはリーガルとケンフォードの価格を比較してみましょう。

似ているモデルを探して、価格差を比較してみます。今回はオンでもオフでも使いやすいプレーントゥの外羽式の革靴を例にしてみましょう。

 

 

REGAL:プレーントゥ・外羽式の革靴の値段

モデル 2504NA
サイズ展開 23〜26.5cm
製法 グッドイヤーウェルト製法
値段 28,600円

リーガルの定番革靴、「2504NA」というモデルです。値段は28,600円。サラリーマンの革靴は3万円〜5万円程度が多いそうなので、コストパフォーマンスに優れたモデルです。

 

 

KENFORD:プレーントゥ・外羽式の革靴の値段

モデル NK61ACJ
サイズ展開 23.5〜27cm
製法 セメンテッド製法
値段 15,400円

プレーントゥの外羽式と先に紹介したリーガルと同じ特徴を持つケンフォードの「NK61ACJ」。値段は15,400円。これはケンフォードの中では高い方で、安いモデルだと1万3千円台からラインアップ。

リーガルの革靴と比べると、ケンフォードの革靴は約半額で購入できてしまうのです。

 

 

KENFORDとREGALの革靴にある共通点

https://base.regal.co.jp/brand/kenford/より

ケンフォードが安いことはわかりました。では、そもそもなぜケンフォードとリーガルが比較されることが多いのか。

この2つのブランドにある共通点についてお話しましょう。

 

 

KENFORDもREGALもREGAL CORPORATION

https://base.regal.co.jp/brand/kenford/より

実は、ケンフォードもリーガルも母体は「REGAL CORPORATION」です。REGAL CORPORATIONは日本の会社で、この他にも多数の革靴ブランドを傘下に持つ巨大グループ。

「KENFORDはREGALの弟分」とよく言われるのですが、これが大きな理由です。

 

 

KENFORDとREGALの革質はほぼ同じ

https://base.regal.co.jp/brand/kenford/より

ケンフォードとリーガルは共通の革を使っているケースがあります。リーガルの上位モデルなどに採用されている革をケンフォードにというのは流石にないでしょうが、一般モデル同士の比較では革質にほぼ差はありません。

 

 

KENFORDとREGALは歩きやすさもほぼ同じ

革靴の歩きやすさに大きな影響を与えるのはラストと呼ばれる木やプラスチックで出来ている型です。この型を元に革靴を作るため、革靴の歩きやすさに大きな影響を与えることになるのです。

そしてケンフォードとリーガルはこの木型も共通していることが多いのです。つまり、履き心地や歩きやすさもほぼ同じ。

 

では、一体何が違うのか。ケンフォードの革靴が安い理由はたったひとつ。

 

 

なぜKENFORDの革靴は安いのか?理由はひとつ

ケンフォードの革靴がなぜリーガルの半額近い値段で購入できるのか。その秘密は製法にあります。

 

リーガルでよく使われている製法は「グッドイヤーウェルト製法」。この製法は機械と手作業を組み合わせた製法でソールは接着剤と糸によって付けられています。

履き込むほどに足に馴染む経年変化と何度もソール交換をして長く履けるのが特徴です。しかし、その分手間がかかりコストが高いのが玉に瑕。

 

一方、ケンフォードは「セメンテッド製法」という製法が採用されています。この製法はグッドイヤーウェルト製法とは異なり、強力な接着剤でソールを付ける方法です。ソールの交換は1回か2回が限度で長く履くのには向いていません。

しかし、その分コストは安く済むのでケンフォードはリーガルと同等の品質を維持しながらも安く革靴を市場に供給できるのです。

 

革靴の製法について

こんにちは、ブロガーのあかパンダ(@akapandablog)です。 今回は革靴の製法についての解説。   革靴は製法によって全てがガラッと変わるんです。 主要な革靴の製法7つを取り上げて、それぞれ[…]

 

 

KENFORDが合う人、おすすめしたい人

ケンフォードの革靴はリーガルと比べると長く履くのには向いていません。しかし、メリットもあります。

 

それは圧倒的な安さ。製法が異なるだけで、それ以外はほぼリーガル。なので質の高い革靴が格安で手に入ります。仕事でしか革靴を履かないという方には最適です。

また、リーガルの革靴もソール交換をして履き続けるとなるとそれなりの金額になります。ケンフォードを履き込んで、履けなくなったら買い替えるというのが結果的に安上がりになることも。

 

個人的には革靴が好きなので、履き潰して履き替えるというのは好きではないですが・・・。その一方で合理的だとも思います。

特にこれから就活の大学生や、新卒で革靴が何足か用意しなくてはならないなどそういう場面では最適だと思います。

 

 

買って間違いなし!おすすめのKENFORD

最後に、筆者イチオシのケンフォードの革靴をご紹介しておきます。あまりたくさん選んでも迷うだけかと思うので、3つの型に厳選しました。

どれも非常に美しいシルエットの革靴だと思います。

 

KENFORD KN61ACJ:プレーントゥ

モデル名 KN61ACJ
プレーントゥ
サイズ展開 23.5〜27cm
アッパーの素材 牛革
製法 セメンテッド製法

 

「KN61ACJ」はビジネスにもカジュアルにも使えるプレーントゥという形状で、特に上からみた時の美しいシルエットが特徴です。また、非常にシンプルな形なので、革質が良いのもよくわかる形です。

オンでもオフでも使いたいというあなたにはこのケンフォードがおすすめです。

 

 

 

KENFORD KN62ACJ:ストレートチップ

モデル名 KN62ACJ
ストレートチップ
サイズ展開 23.5〜27cm
アッパーの素材 牛革
製法

セメンテッド製法

 

革靴の中で最もフォーマルな形がストレートチップの内羽根式です。この「KN61ACJ」はまさにそんな革靴。冠婚葬祭からビジネスまでこれ一足あれば安心です。

ただし、カジュアルな服装にはあまり合わないかも。ビジネスユースを考えるならマストな一足です。

 

 

KENFORD Uチップ:KP12AJ

モデル名 KP12AJ
Uチップ
サイズ展開 24〜27cm
アッパーの素材 牛革
製法 セメンテッド製法

 

少し変わったケンフォードが欲しいのなら、Uチップのモデルはどうでしょうか。U字に縫い合わされたトゥの部分が特徴で、これまで紹介したモデルよりもカジュアルに合わせることができます。

ビジネスにも使える形ですし、ビジネスカジュアルが許される職場では特に重宝しそうな遊び心のあるモデルです。

 

 

まとめ:なぜKENFORDの革靴はREGALの半額で買えるのか

安くて品質のいい革靴が欲しいというのなら、これほど良い選択肢はないと思います。

 

ちなみに、楽天市場などでケンフォードを調べると公式よりも安く購入できることも。

筆者が利用しているおすすめのショップのリンクも貼っておくので、参考にしていただければ幸いです。

 

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