こんにちは、ブロガーのあかパンダ(@akapandablog)です。
今回お話していくのは革靴のレザーソールの手入れ方法について。
レザーソールの手入れは難易度が高いと思われる方も多いですが、そんなことはありません。
レザーソールの手入れ方法については、この記事を読むだけで大丈夫!
“レザーソール”と“ラバーソール”
一般的な革靴に使われているソールは大きく分けると
- レザーソール
- ラバーソール
に分けられます。
画像は靴工房 村田靴店より
ラバーソールはゴムでできています。グリップ力が強く、雨の日であっても安心して履くことができます。また、レザーソールに比べると、メンテナンスが必要ないというメリットも。
画像はスニークオンラインショップより
レザーソールのメリットは屈曲性が高く、足にフィットすること。非常に快適な履き心地です。
しかし、レバーソールにないデメリットとして、定期的なメンテナンスが必要である点が挙げられます。
レザーソールのケアが非常に重要である理由
- レザーソールがすり減りやすくなってしまう
- ソールがひび割れてしまう
- 屈曲性が失われてしまう(履き心地が悪くなる)
特に注目して欲しいのは、「すり減り」と「ひび割れ」です。
革は適度な水分と油分を含んだ状態が一番強度が上がります。レザーソールの手入れをしないでおくと、革靴の寿命も短くなってしまうのです。
レザーソールのケアをするとどんなメリットがある?
- 履き心地が良くなる
- 革靴の寿命が伸びる
- ソールのリペアタイミングに気付ける
①レザーソールのケアをすると履き心地がよくなる
栄養のないカサカサの状態だと、屈曲性が落ちて革靴特有のフィット感がなくなってしまいます。
これではレザーソールのメリットがなくなってしまいます。
レザーソールのケアでしっかりと栄養を補給することで、歩きやすい革靴に戻ります。
②レザーソールのケアで革靴の寿命が大きく伸びる
乾燥したソールは削れやすいですが、栄養が入ったソールは引き締まり摩耗しにくくなります。
レザーソールのケアを行えば磨耗しにくくなるので、ソール交換の回数を少なく抑えることができます。
靴の寿命を大きく伸ばすことができるのです。
③定期的なレザーソールのケアで修理の時期に気づける
自動車の定期点検が故障の予防につながるように、革靴のこまめなメンテナンスで無駄のない修理ができるようになります。
後者の方が圧倒的に大きなコストがかかります。
定期的なケアを行っていれば革靴の状態を把握することができるので無駄な出費を抑えることができるのです。
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【3ステップで誰でもできる】レザーソールのケア方法
ここからはG.H.BASS LOGANというローファー のレザーソールを、実際にケアしながら手入れ方法を解説したいと思います。
- 布、またはブラシ(ブラシの場合にはソール専用のものがあると良い)
- レザーソールコンディショナー
今回は「Boot Blackのレザーソールコンディショナー」を使っていきます。
靴用品を扱う各社から名前は違っても同様の商品が発売されています。
- レザーソールの汚れを落とす
- レザーソールコンディショナーを塗る
- 余分なレザーソールコンディショナーを拭く
この3ステップでケアを行います。
ステップ1:レザーソールの汚れを落とす
まずはレザーソールの汚れを落としていきます。
ブラシを使って落とすか、気なくなったTシャツなどのハギレなどを使ってもOK。
ステップ2:レザーソールコンディショナーを布で塗り込む
レザーソールの汚れが落ちたら、レザーソールコンディショナーの登場です。
さらさらとしたローション状なので、布を使ってソール全体へ塗り広げます。
キャップを取り外し、レザーソールへ直接レザーソールコンディショナーを垂らしていきます。
垂らしたレザーソールコンディショナーは布でソール全体へ塗り広げていきます。
すると、ソール全体の色が変わって濃く変わっていくかと思います。
ステップ3:乾いた布でレザーソールを拭きあげる
レザーソールコンディショナーを塗り終わったら、乾いた布を使って、余分なコンディショナーを落としていきます。
写真の左側が手入れ後のレザーソール。栄養が入り色も濃くなっていますし、触ってみると反発感のある少しもちもちした感触。
このまま履くと滑りやすいので、日陰干しである程度ソールが乾いてから履くのがおすすめです。
このように、レザーソールのメンテナンスは実はとても簡単に行うことができるんです。
レザーソールのビフォーアフター
上の写真はBeforeの写真。
ソールが乾燥して白っぽくなっているのがわかるかと思います。触ってみるとサラサラとした乾燥した感じ。
メンテナンスをすると、ソールはこのように変わります。
こちらがAfter。
栄養が入ってソール全体の色が濃くなりました。
触ってみるとしっとりもちもちとしていて、目が詰まっているような感じ。
ぜひ、ソールが乾いた後に履き比べていただければと思いますが、レザーソールのメンテナンス前との履き心地は雲泥の差です。
レザーソールのケアに使用したアイテムについて
今回使用したのは「Boot Blackのレザーソールコンディショナー」。
値段は約1,600円ですが、後述する通りレザーソールのケア自体そんなに頻繁に行うものではないので長く使えます。
レザーソールのケアはどれくらいの頻度で行うべき?
革靴の履く頻度などにもよるので、一概に“これくらいの頻度でケアを行うべき”というものはありません。
よく履く革靴であれば、2・3ヵ月に一度はケアが必要でしょう。
一番は、定期的にソールをチェックして、乾燥している場合にはそメンテナンスを行うこと。
また、どんなに履いていない靴でも、半年から1年に一度はメンテナンスが必要です。
レザーソールをケアして革靴を長く履こう
レザーソールは革靴の中で一番酷使されるパーツです。
お気に入りの革靴と、少しでも長く一緒に過ごすためにソールのケアは欠かせません。
ぜひ、レザーソールのケアをしたことがない方はこれを機会に挑戦してみてください。革靴にさらに愛着が湧くはずです。
レザーソールコンディショナーの購入はこちらから
レザーソールのケアのためのローションが様々なメーカーから発売されています。
見た目や容量、手を汚さすに塗れるなどブランドによって個性豊か。
しかし、レザーソールに栄養を与えるという意味では違いはありません。
▲M.MOWBRAY ソールモイスチャライザー
日本のブランド、M.MOWBRAYのレザーソールケアアイテム。コストパフォーマンスに非常に優れています。
▲Collonil ソールトニック
老舗のシューズケアブランドCollonilのレザーソールケアアイテム。手を使わず塗ることができるので、手軽にケアが行えます。
あかパンダ 革靴が大好きなブロガー、あかパンダ(@akapandablog)です。 このブログでは革靴のメンテナンス方法を多く取り扱っています。 革靴のケアをする際に参考にしてもらいやすいよう、今まで解説してき[…]