色々なブランドとコラボしてくれる我らがドクターマーチンですが、今度のコラボは強烈です。
カナダ・バンクーバー発のバッグブランドであるHerschel Supply (ハーシェルサプライ)とコラボ。
2型のシューズを発表しました。
大学時代にHerschel Supply (ハーシェルサプライ)のバッグ“Little America(リトルアメリカ)”を愛用していた筆者は「おお!!」と興奮せずにはいられませんでした。
ドクターマーチンがハーシェルとコラボ
2021年10月9日より、ドクターマーチンとハーシェルサプライのコラボシューズが発売されました。
フットウェアのブランドであるドクターマーチンと、バッグを中心に展開するハーシェルサプライ。
決して交わることのなかったであろう2ブランドのコラボに興味津々です。
リトルアメリカ(Herschel Supply公式サイトより)
ハーシェルサプライは筆者にとって思い入れの深いブランドです。
大学1年生のとき、入学式に背負って行ったのがハーシェルサプライのリトルアメリカでした。
当時のハーシェルサプライ(とはいっても2015年とかですが・・・)はこれほど知名度がなく、「知っている人は知っている万人受けはしないブランド」みたいな立ち位置でした。
それがドクターマーチンとコラボするだなんて・・・。
ハーシェルとはどんなブランドか?
Herschel Supply公式サイトより
さて、いくらハーシェルサプライの知名度が高くなってきたからといって、ナイキやアディダスのように一般化していないこともわかっています。
なので、少しハーシェルサプライというブランドについてお話をさせてください。
「もう知っているよ」という方は読み飛ばしていただいて大丈夫。
Herschel Supply(ハーシェルサプライ)の由来
Herschel Supply公式サイトより
Herschel Supplyはなぜ、“ハーシェルサプライ”なんでしょう?
現在、ハーシェルサプライはカナダのバンクーバーに本拠地を置いています。
創業は2009年。
ジェイミーとリンドン・コーマックの兄弟によって設立されました。
“ハーシェルサプライ”の名前は2人の生まれ育った、カナダの小さな町の名前から取られたようです。
ハーシェルサプライのメインストリームはバックパック
Herschel Supply公式サイトより
バッグ・アパレル・小物と色々なプロダクトを展開するハーシェルサプライですが、メインとなるプロダクトはバックパックです。
Herschel Supply公式サイトより
代表作は私も愛用していた「リトルアメリカ」。
クラシカルな雰囲気を持っていながら、アーバンなコーデに取り込んでも違和感がありません。
ハーシェルサプライの他のバッグパックも同様で、昔ながらのどちらかいうとオールドルックな見た目にモダンな要素が入っています。
今回はドクターマーチンとのコラボシューズの紹介ですが、バックパックを探していたという方は、ハーシェルサプライのリュックも見てみてはいかがでしょう?
Herschel Supply (ハーシェルサプライ) の公式オンラインストア。カナダ発のデザイン性の高いバッグやトラベ…
ハーシェルサプライ×ドクターマーチン コラボ
今回のハーシェルサプライとドクターマーチンのコラボですが、2点のシューズがラインナップしています。
- REEDER HERSCHEL 5 ホール シューズ
- COMBS II HERSCHEL 8 ホール ブーツ
REEDER HERSCHEL 5 ホール シューズ
一足目のコラボシューズは「REEDER HERSCHEL 5 ホール シューズ」。
ドクターマーチンとしては珍しい5ホールシューズです(代表的なモデルは3ホールと8ホール)。
素材も普通のドクターマーチンとは違っていて、革素材が一部にしか使われていません。
使われているのは耐久性に優れる「CORDURA® バリスティックナイロン」と防水性に優れる「スリッパリーWPレザー」。
アッパーはCORDURA® バリスティックナイロンが基本になっていて、履き口部分やかかとの部分にはスリッパリーWPレザーが使われています。
パッと見で思った感想は、「異素材の組み合わせが上手いな」でした。
異なる素材を違和感なく一足に落とし込むことができていると思います。
また、アウトドアチックな仕掛けも面白いと思いました。
そう感じたのは「ループ部分」と「ソール部分」の仕掛けから。
ループ部分ですが、上部の2つ分が金属素材になっています。
ここに白黒の編み込みタイプのシューレースが合わさることで、アウトドアな雰囲気を生み出しています。
ソール部分にも注目です。
普通のドクターマーチンよりも厚めのソールは溝が深く、グリップ力も高そう。
それから“プルタブ”にも注目です。
普通は黒字に黄色の文字で刺繍がしてあるプルタブですが、ハーシェルサプライコラボモデルは赤字に白の刺繍になっています。
わかりにくいですが、プルタブの下には「Herschel」のロゴも入っています。
カラー変更やソールのみの新規開発ではなく、完全新規で作られていることからも相当力が入っていることがわかります。
COMBS II HERSCHEL 8 ホール ブーツ
続いて、2足目は「COMBS II HERSCHEL 8 ホール ブーツ」。
8ホールブーツタイプのドクターマーチンです。
ただし、素材は5ホールと同じく「CORDURA® バリスティックナイロン」と「スリッパリーWPレザー」。
8ホールになるとまた異なった雰囲気に見えますね。
ソールも5ホールと同じで、ボリュームのある特別仕様。
8ホールの方がよりハードユースができそうな雰囲気です。
8ホールだけにあるディティールとしては、前方のプルタブ。
それから赤のプルタブと「Herschel」のタグが離れているのも見逃せません。
5ホール・8ホール共通なんですが「ドクターマーチン×ハーシェルサプライ」の特別仕様の化粧箱でシューズが届きます。
これはテンションが上がる嬉しい仕様ですね。
ハーシェルサプライとドクターマーチンの意外な共通点
ここまで、ハーシェルサプライとドクターマーチンのコラボアイテムを見てきましたが、意外な共通点が見えてきた気がします。
ドクターマーチンといえば、無骨なワークブーツでありながら空気の入ったクッション性のいいソールを持っています。
本来なら共存しない2つの容姿ですが、それが奇跡的に絶妙なバランスで共存しているのがドクターマーチンというブランドの真骨頂。
一方、ハーシェルサプライも冒頭で述べたように、クラシカルでありながらもアーバンな雰囲気を併せ持つという、バランス感覚に優れたブランドです。
ハーシェルサプライは裏地で遊ぶブランドでもあります。
Herschel Supply公式サイトより
リトルアメリカですが、メインポケットへアクセスするためにカバーをあげると、このようにピンク地の生地が露出します。
シンプルな表地からは想像ができません。
ここも2つの共存するはずのない要素をうまくひとつにまとめる“バランス感覚”の成せる技でしょう。
ドクターマーチンとハーシェルサプライ。
イギリスとカナダ、1960年と2009年という、国も時代も全く異なる2つのブランドですが、もしかすると似た何かを持っているのかもしれないと感じました。
ハーシェルサプライコラボのドクターマーチンはここで買える
今回のハーシェルサプライコラボですが、販売はドクターマーチン公式オンラインショップと実店舗のみとなっています。
サイズによってはすでに欠品が出ているようなので、気になったらすぐに公式オンラインショップを見てみることをおすすめします。
ドクターマーチン公式オンラインショップは「送料無料」「サイズ交換無料」なので、店頭に足を運ばなくともネットで安心して購入できます。
イギリスの革靴ブランドDr.Martens(ドクターマーチン)。革靴の定番として日本はもちろん世界中で人気の高いブランドです。 しかし、ドクターマーチンを買おうと思った時にサイズ感がわからなくて不安だという方も多いので[…]
ドクターマーチンのサイズ感で迷ったあなたは、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。