トリッカーズ モールトンのプレメンテナンスの方法と重要性について

今回このブログでお話ししていくのは、トリッカーズ モールトンのプレメンテナンスの重要性とその具体的な方法について。

モールトンを綺麗に長く履きたいと考えているあなたにとってとっても重要な内容になるはずです。

 

先日トリッカーズ モールトンを手に入れたので、実際にプレメンテナンスをしてみました。

あかパンダ
その時の写真を使いながらわかりやすくメンテナンスの方法も解説していきます。
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トリッカーズ モールトンを購入したらプレメンテナンスをしよう

トリッカーズのモールトンを購入したら必ずプレメンテを行いましょう。

といっても、これはトリッカーズに限った話ではなく革靴全般に言えることです。

 

プレメンテとはプレ・メンテナンスの略。

pre(=以前の、あらかじめ)+maintenance(手入れ)、つまりは革靴を履く前にする手入れのことを指します。

 

モールトンのプレメンテナンス方法について

モールトンに限らず、革靴のプレメンテナンスの方法は同じです。

  • 汚れを落とす
  • 栄養を入れる
あかパンダ
基本的にはこれだけです。

 

後ほど実際にモールトンにプレメンテナンスを施しながら具体的な流れを解説しますが、やっていることを簡単にいえばこの2つです。

 

トリッカーズ モールトンのプレメンテがなぜ重要なのか

どの革靴でもプレメンテナンスは重要なのですが、トリッカーズの場合には特に重要です。

 

トリッカーズの革靴は革が硬い

まず、トリッカーズは革が硬いことで有名です。

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履き心地が固く、「履き始めは地獄」なんていわれることも(その分履き込んで足にフィットすると最高の履き心地に!)。

どんなにプレメンテを頑張っても硬いのは硬いのですが、多少革を柔らかくすることは可能です。

 

履き心地を良くして、革が早く足に馴染むようにする意味でもプレメンテが重要です。

 

革靴の栄養が足りていないことも

革靴は陳列棚や倉庫に置かれ、栄養が不足した状態であなたの元へと届くことも少なくありません。

 

栄養が足りないと履きジワの原因になりますし、最悪アッパーに穴が開くことも。

革が硬くなるので、前に述べた履き心地が悪くなることにもつながるのです。

 

プレメンテナンスなしでモールトンを履くと・・・

まとめると、プレメンテなしでモールトンを履くとこんなことになります。

  • 革が硬くて履き心地が悪い
  • 意図しない履きジワがついてしまう
  • アッパーに穴が空いてしまう

 

流石にこれは少し大袈裟ではありますが・・・。

あかパンダ

しかし、せっかく購入したトリッカーズのモールトンなのですから一番良い状態で履いてあげるようにしましょう。

 

写真で見る「トリッカーズ モールトン」のプレメンテナンス

では、トリッカーズ モールトンのプレメンテナンスを行っていきます。

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今回プレメンテナンスをしていくのはこちらです。

あかパンダ
レビュー記事もあるのでよければご覧になってください。

 

プレメンテナンスで使う道具について

  1. 靴ブラシ類
  2. リムーバー(汚れ落とし)
  3. 布(フランネル生地を使用)
  4. デリケートクリーム
  5. 靴クリーム
  6. ペネトレイトブラシ

プレメンテナンスで使う道具たちはこちら。

 

①番のブラシ類は「ブラッシング用」と「クリームの浸透用」の2つ準備しましょう。

②番のリムーバーは汚れ落としだけでなく、ツヤ出しなどの効果もあるオールインワンタイプ。

また、③番の布は着なくなったTシャツなどのハギレを利用しても大丈夫です。

あかパンダ
この記事の最後におすすめのメンテナンスグッズをまとめたのでよろしければあとでご覧ください。

 

①プレメンテナンスの前にモールトンの靴紐を外しておく

プレメンテナンス前にモールトンの靴紐を外しておきましょう。

 

  • 靴紐にクリームが付かないように
  • メンテナンスがしやすいように

この2つの理由から靴紐をとっておきましょう。

地味に大切な項目です。

 

②ブラッシングとリムーバーで汚れを落とす

靴紐をとったら、汚れを落としていきます。

まずはブラッシングとリムーバーを使った2種類の汚れ落としをしていきます。

 

まずはブラッシング。

モールトンのアッパーについたホコリを靴ブラシで落としていきます。

 

細かな部分に関しては小さなブラシがあると便利です。

また、アッパーのホコリを落とすブラシに関しては毛足の長い馬毛ブラシを用意するといいでしょう。

 

次に、リムーバーを使って汚れを落としていきます。

ここで落とすのは古い靴クリームなど。

ブラシングとは違ったベクトルの汚れを落としていきます。

 

布にリムーバーをつけて、汚れを落としていきます。

一度につける量は指の先に乗るくらい。

 

これを使って隅々まで靴の汚れを落としていきます。

 

リムーバーを使った後の布がこちら。

あかパンダ
このように古くなったクリームを拭き取っていきます。

 

③靴クリームでモールトンに栄養を入れる

靴クリームを使って、モールトンの不足している栄養を補給してやります。

靴クリームだけでもOKですが、今回はデリケートクリームも使っていきます。

 

デリケートクリームを塗っていく

「デリケートクリーム」は革の保湿に特化したクリームです。

基本的にこのあと使う「靴クリーム」と成分は同じ(基本的に油分と水分)なのですが、配合割合が大きく異なります。

 

デリケートクリームは油分に比べて水分が多いのが特徴。

革の保革に特化したクリームなのです。

 

指で少量とってモールトン全体に塗っていきます。

 

右・左と塗ったら、右・左と布を使って余分なクリームを拭き取ります。

 

靴クリームを塗っていく

「デリケートクリーム」の次に「靴クリーム」を塗っていきます。

 

「靴クリーム」は水分よりも油分の多いクリーム。

革靴の油分補給や補色、艶を出すために使います。

 

このクリームは「ペネトレイトブラシ」を使って塗っていきます。

指で塗ってもいいですが、ペネトレイトブラシを使うことで手を汚さず細かなところまでクリームを塗ることができます。

 

一度に取る量は米粒一粒くらい。

また右足・左足と順番に塗っていきます。

 

その後は「豚毛のブラシ」でブラッシングをして靴クリームを浸透させていきます。

革の毛穴にクリームを擦り入れるようなイメージです。

 

ブラッシングだけではクリームが残ってしまうので、布で余分なクリームを拭き取っていきます。

あかパンダ
クリームが残ったままにしておくとカビなどの原因になることも。

 

④靴紐を通してプレメンテナンス終了

あとは靴紐を通せばメンテナンス終了です。

靴紐の通し方は色々とあるのでお好みで。

 

私は元通りの方法で口紐を通しましたが、平行に靴紐を通す方法などもあります。

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あかパンダ
この記事で解説しているので、興味があればマネしてみてください。

 

まとめ:トリッカーズ モールトンのプレメンテナンスの方法と重要性について

トリッカーズ モールトンのプレメンテナンスの重要性と、具体的な方法についてお伝えしてきました。

  • 革が硬くて履き心地が悪い
  • 意図しない履きジワがついてしまう
  • アッパーに穴が空いてしまう

プレメンテナンスをサボって履き続けるとこんなことに・・・。

 

今回お伝えした方法で、ぜひプレメンテナンスをしてみてください。

モールトンはブーツタイプなので、メンテナンスが少し大変です。

あかパンダ
しかし、30分もあれば十分終わるはず。

 

モールトンのプレメンテナンスで使用したアイテムまとめ

  1. 靴ブラシ類
  2. リムーバー(汚れ落とし)
  3. 布(フランネル生地を使用)
  4. デリケートクリーム
  5. 靴クリーム
  6. ペネトレイトブラシ

①靴ブラシ・⑥ペネトレイトブラシ

 

②リムーバー

 

③布(フランネル生地)

 

④デリケートクリーム

⑤靴クリーム