英国革靴の最高峰Tricker’s(トリッカーズ)。
革靴好きなら誰しも憧れるブランドではないでしょうか。
今回はそんなTricker’sのサイズの選び方についてお話ししていきましょう。
筆者もサイズ感に悩みながらネットショップでトリッカーズを購入した一人。
この度、憧れのTricker's(トリッカーズ)の革靴を購入しました! あかパンダ もうテンションマックスです!! 購入したのは同ブランドを代表するモデル、MALTON(モールトン)のカラー[…]
皆さんの参考になるよう、ジャストサイズのトリッカーズを手にする方法をまとめていこうと思います。
トリッカーズのサイズ感を掴もう
靴とその他のファッションアイテムには大きな違いがあります。
靴はサイズ感を間違えると疲労や怪我の原因にまでなるのです。
ましてや、トリッカーズの革靴は高額。
ゆっくりと経年変化していくので、見た目の変化や履き込んでフィット感が増していくのを楽しんで欲しい。
とにかく、ジャストサイズで購入してトリッカーズを長く愛用して欲しいのです。
トリッカーズサイズ感の特徴について
トリッカーズにはいくつかサイズ感の特徴があります。
これを踏まえたサイズ選びがジャストサイズを選ぶ鍵になるでしょう。
トリッカーズはイギリスの革靴なのでサイズは“UK”
日本製の革靴の代表にREGAL(リーガル)があります。
REGALを履いたことがある方ならご存知でしょうが、サイズ感はcmで表されていますよね。
しかし、トリッカーズの革靴たちのサイズ感はcmでは表されません。
「UK」という表記で表されるのです。
でも、安心してくださいこのあと「JPサイズでUKサイズのトリッカーズを選ぶ」でサイズ選びの方法を丁寧に解説していきます。
Tricker’sは“LAST”のサイズが少ない
革靴にはそれぞれ“LAST(ラスト)”というものがあります。
日本では元々木で作られるものが多かったため、単に“木型”と呼ばれることも。
ラストは革靴を作る際の雛形であり、靴を何足作ろうが同じラストを使う限り同じサイズのものが出来上がるというわけ。
トリッカーズというブランドですが面白い特徴がありまして、実はブランドで管理しているラストの数が非常に少ないのです。
そのため、一足購入してサイズ感を把握すればそれを基準にして次から買い物ができてしまうのです。
コラム的に覚えておいていただけるときっと役立つ時が来ると思います。
製法によるサイズ感の変化
革靴は経年変化をするものです。
その変化は外観だけでなく、サイズ感にも現れます。
トリッカーズの革靴の多くに用いられているのはグッドイヤーウェルト製法。
この製法の特徴はインソールの下に敷き詰められたソールが次第に沈み、足の形に合っていくことです。
履き込むごとにソールが沈み、アッパーの革が少し伸びてあなたの足に最適な形に育っていきます。
JPサイズでUKサイズのトリッカーズを選ぶ
靴のサイズ選びは慣れ親しんだサイズ感で購入するのが一番です。
聞き慣れない「UKサイズ」も私たちが慣れ親しんでいる「JPサイズ(cmのこと)」に互換することができます。
こちらが「JPサイズ」と「UKサイズ」が対応するようにした表になります。
JPサイズ | 24cm | 24.5cm | 25cm | 25.5cm | 26cm | 26.5cm | 27cm | 27.5cm | 28cm |
UKサイズ | UK5.5 | UK6 | UK6.5 | UK7 | UK7.5 | UK8 | UK8.5 | UK9 | UK9.5 |
聞き慣れないサイズであっても、こうしてcm(センチメートル)に直してやれば安心して購入することができるわけです。
おすすめはジャストなサイズ感のトリッカーズ
「製法によるサイズ感の変化」でもお話ししましたが、トリッカーズは履き込むとあなたに合ったサイズ感に変化していきます。
ソールがあなたの足の形に合わせて沈んで、アッパーも多少伸びます。
足に馴染んでいくこの経年変化こそが革靴の醍醐味。
経年変化を楽しんでいただくためにもぜひ、ジャストサイズを選んでください。
特にネットでの購入だとジャストサイズを選べるか不安だという方も多いでしょう。
そんな方は次に紹介する方法を試してみてください。
Tricker’sをジャストサイズで購入するなら気をつけたいショップ選び
トリッカーズをジャストサイズで購入するなら、ショップ選びにも気をつけましょう。
サイズ交換をしっかり対応してくれるショップなのか確認してから購入して欲しいのです。
基本的には普段履いている革靴のサイズを確認し、それをUKサイズに変換してサイズを選べばOK。
ただし、ブランドごとの微妙なサイズ感の違いはやはり存在します。
万が一のことも考えるのなら、購入前にサイズ交換をしっかり対応してくれるお店なのかどうか確認しておきましょう。
トリッカーズ公式サイトはもちろんサイズ交換に対応しています。
ただし、セール品などは返品できないので注意が必要です。
また、並行輸入品を上手に使って安く購入したいという方は、私も実際にトリッカーズを購入したCLOUD SHOES COMPANYがおすすめ。
「返品・サイズ交換保証」が500円で販売されており、靴と一緒に購入することで返品またはサイズ交換を保証してくれます。
トリッカーズの場合値段も高額なので、お守りとして利用すると安心です。
トリッカーズの名作を2種類に絞って紹介
ここで、トリッカーズの革靴についておすすめのモデルをご紹介させてください。
私はトリッカーズといったら装飾の入ったフルブローグシューズを真っ先に思い浮かべます。
なので、この2種類に絞ってご紹介したいと考えています。
Tricker’s:STOW(ストウ) & MALTON(モールトン)
まず、一足目は私も所有しているMALTON(モールトン)です。
似た形のモデルにSTOW(ストウ)というものもありますが、トリッカーズの長い歴史の中でほぼ同じブーツを指す言葉になっています。
くるぶしを覆うサイズ感で装飾も美しく、非常に所有感が満たされる革靴です。
おすすめは写真の「ACORN ANTIQUE」カラー。
派手な印象を受けるかもしれませんが、意外にもどんなパンツにも合う万能選手です。
Tricker’s:BURTON(バートン)
おすすめのトリッカーズ2足目はBURTON(バートン)。
先に紹介したモールトンやストウのディティールを短靴にしたようなディティールが特徴です。
こちらはブーツタイプではないので夏は少し暑いかもしれませんが、3シーズンを通して履くことができる万能選手。
脱ぎ履きが楽な点も大きなメリットでしょう。
手軽にトリッカーズの雰囲気を楽しんでみたいというあなたに特におすすめしたい一足です。
Tricker’s(トリッカーズ)サイズ感の悩み解決!ジャストサイズの選び方
今回はトリッカーズのサイズ選びについて記事をまとめました。
せっかくの高額の買い物ですので、購入の際にはぜひジャストサイズを。
一度購入すればトリッカーズはラストの種類が少ないので次回からは迷わずに購入できます。
最初の一足は不安かもしれませんが、ぜひ勇気を持ってトリッカーズのある生活を満喫してください。