今回はこれから初めてのブーツを購入しようと考えているあなたにおすすめのブランドについて紹介していきたいと思います。
結論からいってしまえば筆者のおすすめは「Dr.Martens(ドクターマーチン)」です。
初めてのブーツにおすすめなのは一体どんなものか、そしてなぜドクターマーチンをおすすめするのか順を追って説明していきましょう。
初めてのブーツを選ぶ人へ、ブーツの選び方をわかりやすく解説
まずは基本的なブーツの選び方からお話ししていきましょう。
「これだ!」と気に入ったものを選んでほしいところですが、初めてのブーツ選びには見た目以外にも気をつけてほしいことがいくつかあります。
初めてのブーツは履きやすく、歩きやすいものを
ブーツはスニーカーと違って脱ぎ履きしにくく歩きにくいもの。ブーツは元々足を怪我から守るものなので、歩くやすく脱ぎ履きしやすいスニーカーとは対極の位置にある靴の種類です。
なので、せめて初めてのブーツは歩きやすく、なるたけ脱ぎ履きも楽なものを選ぶのをおすすめします。また、レザー素材は定期的なメンテナンスが必要なので手間が少ないものを選ぶとよりスニーカーとの差が縮まって管理しやすいはずです。
大切なのはスペックとファッション性のバランスを考えること
RED WINGより
ぶっちゃけた話、現代社会においてブーツの過剰なスペックは逆に履きにくさにつながることも。ブーツの中には安全性を高めるためにトゥ(ブーツの先)に鉄板が入ったものなんかもあります。
当時の過酷な状況で仕事をする労働者には必要なものでしたが、現代においては重くて硬いだけ。もちろん、クラシックなブーツにも魅力はあります(実際に筆者もクラシックなブーツが好きで何足も愛用しています。)。
有名ブーツブランド4つの特徴について
ここではブーツ初心者のあなたもきっと聞いたことがあるであろう有名ブーツブランド4つについて、簡単に解説をしていきましょう。
合わせて、各ブランドのアイコンになっているブーツをサンプルとして紹介します。
有名ブーツブランド①:RED WING(レッドウイング)
ワークブーツの王道といったらやはり「RED WING(レッドウイング)」でしょう。最も有名なブーツは上の画像にもある「アイリッシュセッター」です。
RED WINGより
レッドウイングのブーツはどれも頑丈なのが特徴です。革も硬めのものが多く、履き始めは靴擦れなどもあるかもしれませんが、しっかりと足をプロテクトしてくれます。ソールを何度も考案して空き続けることができる製法が使われているので、手入れ次第で長く愛用することもできるでしょう。
有名ブーツブランド②:Timberland(ティンバーランド)
「Timberland(ティンバーランド)」は元々ハイキングや登山用のウェアやブーツを展開していたブランド。日本ではストリートやヒップホップのイメージが強いかもしれません。
ブランドのアイコンになっているのは上の画像にもある「イエローブーツ」。起毛したレザー素材(ヌバック)が使われているのが特徴で、マットな風味を味わえるほか傷にも強い特徴があります。
ただ、ヌバック素材は汚れが付きやすいほか、独特なメンテナンスを必要とするので筆者的にはあまりブーツ初心者にはおすすめしたくないところです。
有名ブーツブランド③:CHIPPEWA(チペワ)
森林伐採用のブーツが原点のブーツブランド「CHIPPEWA(チペワ)」。非常にタフでクラシックな作りを得意とするなど、同じアメリカのブーツブランドレッドウイングに近い位置付けのブランドです。
最も有名なのは上の画像にもある「エンジニアブーツ」。
スチールトゥが入った非常に本格的なスペックで、バイク乗りの愛用者も多いブーツブランドです。また、ブーツの作りも非常に丁寧で、紹介した中では高額な部類ですが相応の所有感を得られるブーツブランドでもあります。
有名ブーツブランド④:Dr.Martens(ドクターマーチン)
英国を代表するワークブーツブランド「Dr.Martens(ドクターマーチン)」。“歩きやすいブーツを作る”というマーチン博士のコンセプトの元で生まれただけあってブーツの中でも最高峰の歩きやすさを誇ります。
最も有名なのは「8ホールブーツ」。ミュージシャンの愛用者も多く、元々がワークブーツなだけあってタフな作りです。さらに、レザーも多少雑な扱いでも光沢を維持してくれるので手がかからない点も魅力です。
有名ブーツの中からドクターマーチンをおすすめする理由
ここまで挙げた4つのブーツブランドの中に初めてのブーツ候補があった方も多いのではないでしょうか。
どれも世界的に評価されているブランドですが、私はその中でもドクターマーチンをおすすめします。
どれを選んでも歩きやすいのはドクターマーチンならでは
ドクターマーチンのブーツに使われているソールは「エアクッションソール」と呼ばれるものです。これはソールに空気が入っているという、スニーカーでいえばエアマックスのような機能。
スニーカーより“も”歩きやすいとはいえませんが、「スニーカー並みに歩きやすい」ことは保証します。
RED WINGより
他のブーツブランドではモデルによってソールの種類が異なることも。しかし、ドクターマーチンのブーツはほとんどのモデルでこの「エアクッションソール」を採用しているので、どれを選んでもOKな安心感があります。
ドクターマーチンはとってもタフ。元々ワークブーツとして作られたものなので、頑丈ですし長く愛用できるしっかりした作りになっています。 そんなドクターマーチンは雨や雪の日には履いても大丈夫なのでしょうか?だって革靴は本来、[…]
ドクターマーチンに使われているレザーは手入れも簡単
ドクターマーチンのブーツの多くは「スムースレザー」というレザーを採用しています。これは革の上に厚いコーティングをした素材で、少し汚れてもブラッシングするだけで綺麗になる優れものです。
流石にメンテナンスフリーではありませんが、他のブーツよりは綺麗に維持する手間が圧倒的にかかりません。
今回はドクターマーチンの靴磨きを初めてする彼女と一緒に靴磨き。ベテラン!?の私が方法を解説しながら、少しづつ靴磨きを進めていきます。靴磨きをこれから始めるあなたも、方法を学びたいあなたも大丈夫。画像をたくさん使って、出来るだけ丁寧に解説[…]
値段も手頃で最初の本格ブーツにピッタリ
ドクターマーチンの8ホールブーツ(正式名称:1460 8hole)の値段は26,400円。他のブーツと比べると破格の安さです。
本格ブーツは値段が高いですが、所詮履物なのでブーツは履き潰してなんぼ。履き込んでクタッとした表情が格好いいいのです。
まずは気軽に履けるドクターマーチンを履き込んでみて、ブーツのファッションやメンテナンスについて知るのも面白いのではないでしょうか。
まとめ:【初めてブーツを選ぶ人へ】有名ブーツの中からドクターマーチンを選ぶ理由
それでは今回の記事のまとめです。
筆者が初めてのブーツにおすすめするのは「ドクターマーチン」。
- ほとんどのブーツが空気入りのソールで歩きやすい
- メンテナンスの手間が少ない
- 値段が安く、手軽にブーツの魅力に気づける
ドクターマーチンでブーツの勉強をして、その上で他のブーツブランドを購入してみるとさらに世界が広がるでしょう。
筆者はドクターマーチンが大好きですが、決してNo.1のブーツブランドではないと思います。しかし、奥深いブーツの世界に踏み込むのにこれ以上最高のブランドはないと思っています。
世界的に有名なワークブーツブランド「Dr.Martens(ドクターマーチン)」。 今回は「どんな歴史を持っているのか」、「Dr.martens(ドクターマーチン)がどんなブランドなのか」についてお話ししていきます。 […]