私は去年から社会人として働き始めました。
働き始める前、何か安くて良い革靴はないかと物色している時に発見したのがKENFORD(ケンフォード)という革靴です。
実際に1年間履き込んで思ったのは、ケンフォードこそ初めての革靴として最適だということ。
アンダー1万円で革靴を選ぶのならケンフォードが最強です!
断言できる!
1万円以下最強の革靴ケンフォードとは?
リーガルHPより
KENFORD(ケンフォード)は革靴で有名なREGAL(リーガル)などを展開している、リーガル・コーポレーション(元:日本製靴)からオリジナルブランドとして発売されている革靴です。
リーガルは1902年から続く、日本の革靴メーカーの老舗中の老舗。
そんなリーガル・コーポレーションのオリジナルブランドとしてケンフォード誕生したのは1986年のことでした。
リーガルの”丈夫で履きよく”を受け継ぎながらも、リーガルよりもリーズナブルな価格でデビューします。
ケンフォードはリーガルの弟分?
もちろん、リーガル・コーポレーションの主力である”リーガル”のDNAを受け継いでいるからこそケンフォードは”弟”と呼ばれているわけです。
ではどんなDNAを受け継いでいるんでしょうか。
リーガルの靴はリーガルコーポレーションの掲げる本物の革靴作りの精神と徹底した品質管理の元、ひとつひとつ熟練の職人によって作られています。
また、使用されている素材にも妥協はありません。
安価なケンフォードですが、使用されている革や布、ゴム部分まで全ての素材はリーガルコーポレーションの厳しい基準をクリアしたものが使われています。
十分な性能と耐久性があるかの品質検査もしっかりと行われています。
ケンフォードはリーガルのDNAを受け継いだ、まさに弟のようなブランドなのです。
素材も職人の向き合い方も同じ。
じゃあなぜケンフォードはリーガルに比べてこんなに安いんでしょうか。
ケンフォードとリーガルの違いはなに?
リーガルHPより
リーガルもケンフォードも職人の心がこもった靴であることに間違いはありません。
ぜひ一度、店頭に行ってリーガルとケンフォードの靴を見比べてみてください。
おそらくほとんど違いがわからないと思います。
あとで詳しく話しますが、なんせ元CAの方が「ファーストクラスでケンフォードを履いている人がいても違和感がない」と言っているくらいです。
それほどクオリティが高いケンフォードですが、安いのには理由があります。
それは、ケンフォードのソールに秘密があるんです。
リーガルのソールは交換をすることが可能ですが、ケンフォードのソールは交換することができないのです。
ソールの接着方法が重要です。
ケンフォードの驚きの価格のワケはソール
リーガルHPより
ケンフォードには「セメンテッド製法」、リーガルには「グッドイヤー・ウェルト製法」が使われています。
ケンフォードのセメンテッド製法
ケンフォードのソールは、「セメンテッド製法」という方法でアッパーとソールが接着材によって接着されています。
これは簡単な構造なので量産が可能、その分安価に靴を提供できるというわけです。
しかし、リーガルなどに使われている製法とは異なりソールを交換して履き続けるというのが難しいという欠点もあります。
リーガルのグッドイヤー・ウェルト製法
リーガルHPより
一方、リーガルなどに使われているのが「グッドイヤー・ウェルト製法」です。
こちらはセメンテッド製法に比べると量産が難しい構造になっています。
しかし、ソールを交換することで何度も繰り返し履くことが可能なため長く愛用することがができるようになっています。
ケンフォードよりも、リーガルの方が優れてる?
リーガルHPより
もし、「私は長く革靴を履きたいんだ!」という方がいたらリーガルの方が優れているでしょう。
ソールは歩けば歩くだけすり減っていきますから、ソール交換ができるリーガルの方が有利ということです。
しかし、コストパフォーマンスを考えるとケンフォードに軍配が上がるでしょう。
リーガルと比べるとケンフォードは1万円以上安く購入することができます。
私は現在ケンフォードを約1年にわたって履いていますが、まだまだ履けそうです。
上に画像を貼ってありますが、ソールの交換には結構な金額がかかります。
もし、靴を消耗品という風に考えるのであればケンフォードの方が優れているでしょう。
アッパー部分は靴磨きで綺麗な状態を保つことができます。
ソールがなくなる最後の瞬間まで、きっと美しく履いていくことができるでしょう。
なぜケンフォードを最初の革靴に選ぶべきなのか?
ここで本題です。
タイトルにもありますが、最初の革靴にはなぜケンフォードを選ぶべきなんでしょうか。
気に入ったモデルが見つかる!豊富なモデルで飽きがこない
リーガルHPより
ケンフォードは種類がとても豊富です。
通常ならば種類を絞って大量に生産することでコストを抑えます。
しかしケンフォードは種類が豊富なのに安いのです。
フォーマルなストレートチップはビジネスシーンはもちろん、冠婚葬祭様々なかしこまった場面で使用することができます。
シンプルなプレーントゥはビジネスでも私服でも活躍してくれるでしょう。
冬にはブーツタイプのケンフォードもおすすめですし、他の人と違う靴がいいならモンクストラップなんてどうでしょう?
飽きることは無さそうです。
ファーストクラスもOK?CAも認めたデザイン性
the360.lifeより
ケンフォードは高見えする靴です。
とても1万円以下には見えません。
革もしっかりとしたものが使われていますし、ステッチも綺麗です。
リーガルで培われた職人技がしっかりと活かされています。
その証拠に、the360.lifeさんの「履いて、すべって、切断してわかった 絶対に後悔しない1万円紳士靴[見た目編]」という記事の中では元CAの方が絶賛しています。
女性の目からしっかりしたものに見えるのならば、紳士妙技に尽きるというものです!
1年実際に履き込んで確かめた堅牢性
写真は私が1年間履いたストレートチップタイプのケンフォード。
1年間の間、購入した3足の革靴をローテンションにして履くようにしていました。
私は雑誌の出版社に勤務しているので、広告の営業に回ったり取材に出かけたりと結構な距離を歩きます。
それでも1年程度じゃ全く問題なさそうですね。
「簡単!ケンフォードの靴磨き方法まとめ【仕事はピカピカの革靴で】」にも書いているように、靴磨きなどのメンテナンスは定期的に行っています。
でも2ヶ月にいっぺんとかそんなレベルでしか靴磨きができていません。
しかし、それでも十分綺麗さを保ってくれますよ!
こちらは靴底。ソールのすり減りはご覧の通り。
かかとの部分が少し減ってきています。
ソールの交換ができないのは残念ですが、仕事用の靴と割り切って履くなら最高の相棒です。
破格!何と言ってもケンフォードは値段が安い
私は楽天を使ってケンフォードを購入しました。
入社時に購入した3足の革靴のうち2足はケンフォードでした。
店頭でも販売していますが、安さで言えばネットが圧倒的。
それに種類も豊富です。
私は店頭でケンフォードを購入しようと試着しにいきました。
しかし、お目当のストレートチップのケンフォードの在庫がなく諦めました。
帰ってネットをのぞいて見るとストレートチップのものはもちろん、Uネックのケンフォードなど自分好みのものが見つかりました。
楽天ではケンフォードが2足で17,800円という破格の値段で売っているショップも存在します。
私もそのショップを利用しましたし、レビューもいいのでおすすめです。
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サイズですが、革靴としては若干大きめです。
リーガルも同じ傾向があるようで、リーガル・コーポレーション製の靴の特徴なんでしょう。
もしかすると、日本人の足の形に合わせてワイズ(厳密には違いますが、靴の横幅だと思ってください)が大きくできているからかもしれません。
スニーカーのサイズからだと、1.5〜2センチほど落として購入するのがおすすめです。
上のリンクにはサイズに関するレビューもたくさんあったので、のぞいて見るのがおすすめです。
1万円以下で選ぶ初めての革靴はケンフォードで決まり!
リーガルHPより
私自身、最初のビジネスシューズとしてケンフォードを購入してとても満足しています。
実は私は「ドクターマーチンを300足売ったブロガーがその魅力をまとめてみた」なんて記事を書いてしまうくらい靴が好きです。
でも仕事に使う靴ってどうしても実用性が第一に来てしまいます。
高い革靴を購入して、ソールを交換しながら長く履きたいですが新入社員の私の給料ではとても…
もう少しの間ケンフォーどに頑張ってもらいたいと思っています。
でも妥協でケンフォードを選んだわけではないですよ。
格好いいなって思ったからケンフォードを選んだんです。
お値段以上の品質とデザインはお約束できます。
それから、ケンフォードを長く綺麗に履くためにも靴磨きはしっかり行いましょうね!