革靴を修理に出すタイミングはいつ?状態チェックの方法も合わせて解説

こんにちは、ブロガーのあかパンダ(@akapandablog)です。

人間は不調を感じたら病院に行きますよね。革靴も不調が出てきたらリペア(修理)に出すわけです。

人間と違うのは、状態をきちんとチェックしないと修理が必要かどうかがわからないこと。

 

あかパンダ
お気に入りの革靴も、履き続けていればどんなに手入れをしていても修理が必要になってきます。
ぴーちゃん
革靴の修理が必要なタイミングと、状態のチェック方法についてお話ししていきます。
革靴の修理をどのタイミングで出せばいいかわからないという方は、この記事を読めば悩みを全て解決していただけます。
 【こんな悩みを解決】
・革靴の状態をチェックする際、どんなポイントを見ればいいのか
・革靴を修理に出す目安はいつか

 

革靴は修理が必要か定期的に状態をチェックすること

革靴のいいところは、補修をしながら長く履くことができるところ。

普段から定期的な靴磨きを習慣にしていれば、アッパーのケアは問題ないはす。

ただ、ソールのすり減りや穴あきなど自分ではどうしようもない補修箇所が出てくることも。

あかパンダ
愛着が湧いた一足を捨てるのは忍びないですよね。

だから、ときたま革靴の状態をチェックして、長く付き合えるよう修理が必要なところがないかチェックするのが大切なんです。

 

ぴーちゃん
ジャストタイミングで修理に出せば、余計な補修が必要ありません。定期的な状態チェックはお財布にも優しいのです。

例えば、革靴のヒール部分の交換。

ヒールは「トップリフト・ヒールリフト」という2層構造で出来上がっています。地面に触れるトップリフトがすり減っただけであれば交換は安価ですが、ヒールリフトまですり減ってしまうと、修理代は高くなってしまいます。

革靴を長く履くためにも日頃の「状態チェック」が大切。ジャストタイミングで革靴を修理に出せば余計な修理代がかからず、財布にも優しい。

 

革靴の状態チェックではここを見よう!

  • トップリフト
  • アウトソール
  • ライニング(内側)

革靴の状態チェックではこの4つのポイントを確認しましょう。

普段、靴磨きを趣味にしている人でも意識しなければなかなかチェックしない点です。

あかパンダ
一般的な名称ではないので、それぞれのポイントが革靴のどの部分に当たるのか写真を使って解説していこうと思います。

革靴の「トップリフト」とはこの部分

革靴のかかと部分は3重構造になっています。

上の画像では、茶色→濃い茶色→黒のようにヒールの色が変わっています。

  • “茶色”部分:アウトソール
  • “濃い茶色”部分:ヒールリフト
  • “黒”部分:トップリフト
ぴーちゃん
それぞれの部分には以上のような名前がついています。
黒の部分を「トップリフト」と呼びます。
地面と接する部分なので、ラバー素材が使われている場合も多く、歩きやすさにも直結する部分。
あかパンダ
この部分が削れすぎると、姿勢が悪くなることもあるそうです。

 

革靴の「アウトソール」とはこの部分

「アウトソール」の名前は、前の章で「トップリフト」についての解説をしているときにも出ました。

一般的に革靴のソールと呼ばれる部分を「アウトソール」といいます。

あかパンダ
この部分も実際に地面と接する部分です。また、普通に履いていると目に見えない部分です。
履けば必ず少しずつ削れていく部分なので、定期的な確認が必要。
「靴磨きの時に必ずアウトソールの確認をする」など、ルールを決めておくのがいいでしょう。

 

革靴の「ライニング」とはこの部分

「ライニング」とは革靴の内側部分のこと。

アッパー部分の裏地になっている部分のことを指します。

この部分は靴の脱ぎ履きなどで痛んでいきます。

あかパンダ
ライニングが革でできている革靴に関しては、靴磨きの際にこの部分にもデリケートクリームを塗り保革することで長持ちします。

 

革靴の修理(リペア)が必要なタイミングはここでわかる!

革靴で、定期的に修理が必要かどうか確認しておきたい部分は「トップリフト」「アウトソール」「ライニング」の3つです。

ここからは具体的にこの部分がどのような状態になったらリペアが必要なのかをお話ししていきたいと思います。

ぴーちゃん
具体的な数字や基準を出すので、あなたの革靴に当てはめていただけるはずです。

 

トップリフトの修理が必要なタイミングについて

上の写真はアウトソール・ヒールリフトの違いが同系色のためわかりにくくなっていますが、三層構造になっています。

ヒールの一番下にある少し白っぽい部分が「トップリフト」。

「トップリフト」の交換目安は、“かかと後ろ部分のトップリフト(この部分が一番削れやすい)が残り1/3くらいになったら”です。

ぴーちゃん
ヒールリフト部分まで削れてしまうと、交換時にヒールリフトとトップリフトを合わせて交換するようになります。
ップリフトの交換時期は、一番削れやすい“かかとの後ろ部分”が残り1/3くらいになったら。ヒールリフトまで削れてしまうと修理代がかさんでしまうので注意。

 

アウトソールの修理が必要なタイミングについて

アウトソールの交換が必要なタイミングを見極めるには、「親指の付け根に当たる部分を押してみる」ことです。

押してみた際に、ビクともしなければまだ交換は大丈夫。

押した際に凹むようであれば、ソールがすり減ってウェルト部分が見えそうになっているサイン。交換が必要になります。

 

また、アウトソールのつま先部分は削れやすいポイントです。

右側はドクターマーチンという革靴で、特殊な構造をしているのであまり参考にはなりませんが、ソールのつま先部分が多く削れているのが確認できるかと思います。

あかパンダ
つま先部分が削れすぎると、アッパーとソールを縫い付ける“ウェルト”まで削れてしまう可能性があります。

アウトソールのつま先部分は、全体の半分程度削れたらソール交換のタイミングと考えて良いでしょう。

親指の付け根に当たる部分を押してみた際、凹んだらアウトソールを交換するタイミング。また、つま先部分が半分程度削れた際にも交換のタイミング。

 

日頃のケアも

こんにちは、ブロガーのあかパンダ(@akapandablog)です。 今回お話していくのは革靴のレザーソールの手入れ方法について。 あかパンダ ソールの手入れは歩き心地や履き心地、靴の寿命にも関わってくる重要な[…]

レザーソールは適度な水分・油分が含まれている状態が一番頑丈。

日頃のメンテナンスで長持ちします。

あかパンダ
具体的な方法については、上の記事をご覧ください。

 

ライニング(内側)の修理が必要なタイミングについて

「ライニング」ですが、歩行時や脱ぎ履きをする際に擦れる部分には穴が空きやすいです。

特に気をつけるべきは、

  • かかとの当たる部分
  • 小指が当たる部分

の2つのポイント。

“かかとの当たる部分”は穴が空いていないか目で確認しましょう。

“小指が当たる部分”に関しては、靴に手を入れて触ってみるのが良いでしょう。

ぴーちゃん
穴が空いていたら修理のタイミング。新しい革や布を貼って補修することができます。
ライニングは破れている部分がないか見て確認。つま先部分などは手で触れて確認する。

 

【まとめ】革靴は適正なタイミングで修理に出せばコストを抑えられる

今回は革靴の修理が必要なタイミングの見極め方と、具体的なチェック方法をお話ししてきました。

定期的に修理が必要でないか確認するのが、無駄な修理代を払わずに革靴を長く履く上で大切なポイントです。

 

あかパンダ
私の場合、月に1度革靴の靴磨きを行いますが、その際に修理が必要なポイントがないかどうかチェックをしています。

ついつい忘れることも多いので、ルールを決めて革靴に修理が必要な場所がないか確認するのがおすすめです。

 

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