初めてのTricker’s(トリッカーズ)はカントリーブーツだった筆者。約1年ぶりにもう一足トリッカーズを買い足すことにしまして、選んだのは短靴タイプのBURTON(バートン)でした。
今回はそんなトリッカーズ、バートンについて詳しくレビュー。
既に一足トリッカーズを持っているのでモデルでの違いなんかも詳しく書いていきたいと思います。
これからトリッカーズを購入しようと考えている方はぜひ参考にしてくださいね。
2足目のTricker’s(トリッカーズ)はBURTON(バートン)を購入しました
今回は大好きな英国の革靴ブランド『Tricker’s(トリッカーズ)』の「BURTON(バートン)」を購入したのでそのレビューを中心に選び方なんかにも触れていきたいと思います。
バートンですが、本当は購入するつもりがありませんでした。元々狙っていたのはParaboot(パラブーツ)のシャンボードかアヴィニョン。しかし、丁度トレンド真っ只中のこの2足はなかなか入荷しません。私の足のサイズが25cmということで人気のサイズなのもあるとは思いますが…
と、いうことで楽天市場を彷徨っていると丁度入荷していたのがトリッカーズのバートンでした。
最近メンズファッション誌に多く取り上げられるようになってきまして、これからきそうだなとも思っていたんですよね。並行運輸品(二次流通品)を選んで、さらに楽天市場のセールも利用して安く購入。相当お得にバートンを購入することができました。
【基本】トリッカーズのバートンはこんな革靴
では、ここでがトリッカーズのバートンがどんな革靴なのか話してきましょう。英国最古の歴史を持つトリッカーズの革靴の中でも非常に歴史の長いモデルなんです。
英国最古でノーザンプトンでロイヤルワラントなトリッカーズ
「Tricker’s(トリッカーズ)」というブランドを語る上で外せない単語が3つ。
それは
- 英国最古
- ノーザンプトン
- ロイヤルワラント
です。
トリッカーズは英国最古の革靴ブランド。その歴史は1829年にまで遡ります。
そしてトリッカーズというブランドが生まれたのは革靴の聖地として世界的にも有名なノーザンプトンです。J.M.WESTONやALDENなど革靴好きなら絶対に知っているであろう名だたるブランドがこのノーザンプトンで生まれました。
さらに、トリッカーズはイギリス王室御用達の証でもある「ロイヤルワラント」を獲得しています。なんでもチャールズ皇太子のお気に入りのブランドなんだとか。
バートンは上流階級の狩りのために誕生したモデル
今回私が購入した「バートン」をはじめ、ブローグシューズである「モールトン」や「ストウ」は元々上流階級が狩りに行く時に着用するのを想定したモデル。
ブローグは元々水はけを良くする目的で付けられたそうです。さらに耐久性の高いダブルソールや水のソールへの侵入を防ぐストームウェルトなど実用性を高めるための工夫が随所に見られます(後ほど詳しく説明しますね)。
トリッカーズ バートンは税込102,300円ナリ
そんなトリッカーズのバートンですが、トリッカーズ公式での価格は10万飛んで2,300円ナリ。大台に乗った感があります。
非常に高いですが、二次流通を活用すればずっと安く購入することができます。
購入方法については後で詳しく解説しますが、楽天市場などを利用すれば簡単に手に入れることができます。ただし、安いメリットもあればデメリットもあるので注意してください。
【レビュー】トリッカーズのバートンのファーストインプレッション
では、ここからはトリッカーズ、バートンのファーストインプレッションレビューをしていきたいと思います。
ちなみに箱に入ったトリッカーズはこんな感じ。靴の収納袋なども入っていてさすが高級革靴という感じです。
トリッカーズのカントリーブーツよりもバートンは幅広な印象
私は今回購入したバートン以外に、同じくトリッカーズのモールトンという革靴を持っています。なのでそのモールトンと比較してみようと思います。
まず、モールトンと比較すると、バートンは幅広な印象を受けました。見た目でもモールトンよりも少しふっくらしてカジュアルな印象です。また、比較してみるとより甲高でもあるようです。トリッカーズのカントリーブーツと比較すると(ブーツと短靴では一概に比較できませんが)、バートンの方がカジュアルな印象を受けました。
美しいバートン、ブラックカーフレザーの表情
私がトリッカーズの好きなポイントのひとつが色のネーミングががおしゃれであること。黒もただ単にブラックというネーミングではなく、「ブラックカーフ」という名前。
バートンのカラーは全部で5色でこんな風になっています。
- ブラックカーフ(黒)
- エイコンアンティーク(黄色に近い茶)
- マロンアンティーク(焦茶)
- シーシェイドタン(茶色)
- エスプレッソバニッシュド(ほぼ黒の茶)
(日本語で表現するとすごくダサいですね・・・)
どれも絶妙ないい色なので、ぜひトリッカーズの公式サイトで見て欲しいと思います。
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私が購入したブラックカーフに関しては、メダリオン(アッパーの革の装飾の部分)こそ他の色のように目立ちはしませんが上品でとても良いと思います。
革の光沢もいい意味で控えめ。非常に高級感がありました。
ちなみにこれは軽くポリッシュで光沢を出した状態。いつまででも眺めていられる。美しい…。
ダイナイトソールとストームウェルトで雨や雪でも履けるかも
トリッカーズのバートンは元々狩りに行くための靴なのでその名残が見て取れます。
まずはブローキング。水はけを良くするためのもので装飾の役目も担っています。
アッパーとソールの間に噛ませてあるのが「ストームウェルト」。アッパーとソールの間はどうしても空間が空いてしまうので、水が入り込まないように防ぐ役目があります。革靴なので公におすすめはしにくいんですが、多少の雨や雪ならへっちゃら。
そして「ダイナイトソール」。バートンの場合にはレザーソールと選択式です(ちなみにレザーソールの方が公式だと5,000円くらい安い)。ストームウェルトと合わせて雨や雪の時の心強い味方になってくれます。
買ったからわかったトリッカーズ バートンの失敗しない選び方
トリッカーズに憧れている方は、後悔しないので絶対何かしらのモデルを買った方がいいです。筆者は「モールトン」と「バートン」を持っていますが、どっちも素晴らしいですね。買ってよかった。
でも、カラー選びやソールの選び方などで失敗する可能性はあるので実際にトリッカーズを購入しているからわかる「バートンの失敗しない選び方」を紹介したいと思います。
トリッカーズ、バートンのカラーはお好みのものを
バートンのカラーは先にも紹介した5色。これはお好みのものをどうぞ。
しかし、注意点が1つ。トリッカーズですが思った以上に色味の経年変化が少ないです。私がカントリーブーツの方で購入した「エイコンアンティーク」も色味が全然変わっていません。
なので、経年変化に時間がかかることを念頭に置いてバートンのカラー選びをされるのをおすすめしたいです。
筆者は1年中履けるダイナイトソールをおすすめします
東北に暮らす筆者的にはバートンのソールは「ダイナイトソール」一択。レザーソールは雪道では自殺行為だからです。
また、雪が降る地域で暮らしていなくても梅雨や当然の雨はレザーソールの大敵。少し値段は高くなる可能性もありますが「ダイナイトソール」なら間違いありません。
公式では値段の差がありますが、二次流通ではほぼ価格の差がありませんので、そちらを利用してみるのも手かと。
筆者は二字流通を利用してトリッカーズ、バートンを購入
ちなみに筆者は冒頭でも述べた通り、二次流通のトリッカーズ バートンを購入しました。
購入価格は約45,000円。公式価格が102,300円なので半額以下です。
ただ、安いメリットもありますが、デメリットもあります。それはサイズによっては在庫が全然見つからないこと。こればっかりは運です。
楽天市場などを定期的にのぞいてみてサイズがあったら迷わず購入を!人気なのですぐに売り切れてしまいます。
以上、Tricker’s BURTONの購入レビューでした
以上、トリッカーズ、バートンの購入レビューでした。
バートンが欲しいと思っていた方なら購入して後悔は感じないと思います。値段の高さなんかよりも「どうやって合わせよう!?」「どうやって育てよう!?」が先に来ます。
今回も非常に有意義な散財になりました。
過去の私もそうでしたが、最初のトリッカーズで悩まれる方は「バートン」にするか「ストウ」or「モールトン」にするかで悩まれると思います。
そんな方のために「モールトン(ストウと違いはないそう)」のレビューもリンクを貼っておきますのでぜひご覧ください。
この度、憧れのTricker’s(トリッカーズ)の革靴を購入しました! あかパンダ もうテンションマックスです!! …