初めてBerwick(バーウィック)の革靴を購入してみたレビュー

 

今回は新しい革靴ブランドの靴を購入してみました。「Berwick1707(バーウィック)」、スペインの革靴ブランドです。

初めて購入したバーウィックのレビューを今回はしていきたいと思います。

 

 

初めてBerwick(バーウィック)の革靴を購入してみた感想

皆さんはBerwick(バーウィック)をご存知でしょうか。日本でメジャーな革靴といえばREGALやスコッチグレインなどでしょうか。まだバーウィックについて知っている方は少数だと思います。

しかし、革靴界隈ではコストパフォーマンスに優れた本格革靴という、初めて本格革靴を購入する方のエントリーモデル〜普段使いまで広く支持されているブランドです。

私はまだ一度も購入して履いたことがなかったので、購入してみることにしたのでした。

 

 

Berwick(バーウィック)とは一体どんなブランドなのか

まずはバーウィックがどんなブランドかご紹介しましょう。ここではカンタンに解説をしますが、より詳しく知りたい方は下の記事を準備したのでぜひ読んでみてください。

Berwickとは?

今回は日本でも徐々に知名度を上げてきている「バーウィック(正式名称を“Berwick1707”という)」について紹介していく。   「バーウィック」は比較的若い靴ブランドである。 日本ではコストパフォーマンスに優れたシュ[…]

 

 

Berwick1707は1991年にスペイン アルマンサで誕生したブランド

https://berwickjapan.co.jp/より

バーウィックの正式名称は「Berwick1707」といいます。名前に“1770”が含まれていますが、別に1707年に創業したとか、そういうわけではありません。

 

https://berwickjapan.co.jp/より

この数字はバーウィックの本拠地であるスペイン南東部アルマンサにルーツがあります。アルマンサの戦いで功績を挙げ、ヨーロッパ中にその名を知らしめた“バーウィック公爵”に敬意を払い「Berwick1707」というブランド名を付けたそうです。

ブランドの創設は1991年と革靴ブランドの中では歴史が浅いバーウィック。しかし、実に魅力あふれる革靴を低価格で販売しています。

 

 

Berwick1707とグッドイヤーウェルト製法

https://berwickjapan.co.jp/より

創業当時のバーウィックは今のような本格革靴ではなく、モカシンタイプの革靴を多く作っていました。しかし、1996年、ブランドとして大きな方向展開を行い、「グッドイヤーウェルト製法」を取り入れた本格革靴の生産を行うようになります。

これが大きなブランドとしての転換期であり、日本でも“上質なのに値段は良心的な革靴ブランド”として受け入れられるきっかけとなります。

 

革靴の製法についてはこちら

こんにちは、ブロガーのあかパンダ(@akapandablog)です。 今回は革靴の製法についての解説。   革靴は製法によって全てがガラッと変わるんです。 主要な革靴の製法7つを取り上げて、それぞれ[…]

 

 

Berwick(バーウィック)の革靴の特徴について

https://berwickjapan.co.jp/より

1991年とそのほかの歴史のある革靴ブランドと比較するとまだまだ若いバーウィック。しかし、筆者はこのブランドの革靴を購入したことはありませんでしたが、非常に好感を持っていたブランドでした。

その理由がバーウィックの革靴の特徴にあります。

 

 

グッドイヤーウェルト製法の革靴を効率的に

グッドイヤーウェルト製法を採用したのは、バーウィックの大きな路線変更でした。グッドイヤーウェルト製法はハンドソーンウェルテッド製法というオールハンドメイドの製法を部分的に機械に置き換えて効率化を図った製法です。それでも手間がかかり、靴のソールを交換して長く履き続けられるので高級革靴でも取り入れられている製法です。

バーウィックはそんなグッドイヤーウェルテッド製法にレーザー裁断を組み合わせました。レザーを効率的に裁断し、靴作りを行うことでレザーのロスを少なくしたのです。これは靴の価格を抑えるととともに、革の無駄を無くすことにつながります。人件費を少なく抑えることにも寄与しています。

 

 

グッドイヤーウェルト製法だけでないバーウィックの特徴

https://berwickjapan.co.jp/より

他のメーカーが伝統を大切にする中で、バーウィックは機械化によって新しい時代の革靴の生産方式を揃えました。そしてバーウィックがとった材料の入手方法も実に理にかなっています。それは素材の大量調達です。

上質なレザーも大量に仕入れることで原価を抑えることができます。さらに機械による工程がバーウィックの場合には様々な需要に応えられるだけの豊富なモデルを用意することができます。

これにより、価格からはちょっと想像ができないくらいのクオリティの革靴が私たちの手元に届けられるのです。

 

 

購入したBerwickの革靴について

さて、それでは今回購入したバーウィックの革靴を紹介しましょう。起毛したスウェードを使ったストレートチップの革靴です。品番は「DB4145_3010SBDA」というそうです。

価格は33,000円。ちょうど楽天市場でセールをしていたのとポイント還元が高かったのも幸いして実質約2万円という価格で購入することができました。

 

 

バーウィックの化粧箱や内容物について

革靴好きなら化粧箱や付属物なんかも気になりますよね。まず、バーウィックの化粧箱ですが、このような茶色の味のある箱です。表面はツルツルで、あくまで印刷で味を出してあります。

 

梱包は十分。ちょっと過剰では!?というくらい保護されて革靴が届きました。

 

そして靴の収納袋が1つ。左右独立しているわけではなく、1つの袋で2足の革靴を収納するタイプです。

革靴を持って出かける機会には恵まれないのですが、靴の収納袋は旅行などの際にバッグインバッグ的に使うのに最適です。素材がやわらかいのでバッグの中で暴れず、中身も傷つかずに収納できます。

 

 

バーウィックの値段は適正だと思うか

値段は33,000円。購入時の価格は約2万円なわけですが、この値段設定は非常に安く感じます。そう感じる理由は、まずは革質です。正直スエードはあまり革の価格での違いが分かりにくいのですが、採用されているスエードは非常に柔らかくきめも細かい印象を受けました。

 

続いてソールですが、ダイナイトソールが使われています。トリッカーズなどにも使われていて、個人的にはすごく好きなソールです。歩きやすいのはもちろん、固い地面を歩くときのコツコツという音がとても好きです。そして製法はもちろんグッドイヤーウェルテッド製法。機械化されたといってもその工数は200を超えるそうです。

33,000円という価格は納得できますし、約2万円で購入できたのは破格だと感じました。

 

 

バーウィックのシルエットや履き心地はどうか

まずはシルエットについてですが、とても美しいと思います。特徴のあるポイントこそありませんが、逆にそれが良いです。無駄がなく工業製品的な革靴の美しさがあると思います。

主役にはなれないかもしれませんが、コーデをおしゃれに見せる引き立て役になってくれると思います。

 

また、履き心地に関しては想像以上に大満足です。まだ足に馴染んでいないにも関わらず、まるで吸い付くようなしっとりとした履き心地。これはスエードの柔らかさも影響しているのかもしれません。購入後1日履いても靴擦れなどはなく、非常に快適でした。日本人の足に合うのではないかと思います。

 

 

バーウィックの革靴を初めて購入しての感想

バーウィックの革靴は期待以上の革靴でした。たとえば、パラーブーツなら“シャンボード”。トリッカーズなら“ストウ”のようにブランドごとに定番のモデルがあるものです。それらはコーデの主役にもなりえるものですが、逆にいうとそういう革靴はその主張をどうコーデに落とし込むか少し頭を悩ませることもあります。

 

しかし、バーウィックは非常に良くできた革靴ですが、引き立て役に回ってくれる存在です。さらに、機械を使った大量生産ができるため値段が安くモデルの数も多いです。コーデに合うものを様々な種類の中から選ぶことができます。革靴好きでもコーデのメインをパンツやアウターにしたいこともあるでしょう。なんだかんだ必要な質実剛健ないつもの革靴を探すときに非常に頼りになるブランドでした。

ここまで書いて思いましたが、日本のブランドでいえばREGALに近いかもしれません。それくらいコスパに優れて素晴らしいです。

 

Berwick(バーウィック)の購入方法

RakutenFashionより

バーウィックの購入は全国のバーウィック店舗や公式オンラインショップから購入できます。

 

ただ、筆者のおすすめはRakutenFashionです。理由はカンタンでセールが行われていたり、ポイント還元があったりで公式よりもだいぶ安く購入できるチャンスが多いから。

リンクを貼っておくので、皆さんもぜひお気にいいrのバーウィックを探してみてはいかがでしょうか?

 

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