今回はドクターマーチンの靴磨きを初めてする彼女と一緒に靴磨き。ベテラン!?の私が方法を解説しながら、少しづつ靴磨きを進めていきます。靴磨きをこれから始めるあなたも、方法を学びたいあなたも大丈夫。画像をたくさん使って、出来るだけ丁寧に解説していきますね!このブログの通りに進めれば、きっとあなたの靴もピカピカになってくれるはずですよ!
磨くのはドクターマーチン1460 8ホールブーツ
こちらが今回磨く彼女の私物の”ドクターマーチン1460 8ホールブーツ”。ドクターマーチンの定番で、ドクターマーチン公式オンラインショップの正規輸入品だと2万5,000円程度、並行輸入品の場合1万2,000円ほどで購入できるコスパ最高のドクターマーチンです。
ドクターマーチンによく使われているレザーは、”スムースレザー”という種類のものです。革の表面が厚くコーティングされているので汚れにくく水にも強い、初心者にもおすすめの素材です。
デメリットは革特有の経年変化が感じにくいこと。逆にいうと、綺麗な状態を保ちやすいです。
さて、一見綺麗に見える今ドクターマーチンですが細部をみると・・・
ホコリも乗っていますし、傷もあります。それからシワも。あと気になるのが傷です。
先端の部分に何かにぶつけたような筋状の傷が。それとイエローステッチも少しくすんでしまっていますね。イエローステッチはドクターマーチンのアイコン。ここが綺麗になると一気に新品みたいに見違えるんです。
ドクターマーチンの靴紐は絶対に外しておきましょう
靴磨きの前にまずすべきこと、それは靴紐を解いて外すことです。なぜ靴紐を外すかですが、もちろん細部の汚れを落としやすくするため。
靴紐の通っている”羽”と呼ばれている部分と、”ベロ”の部分にはホコリが溜まりがちです。普段なかなか靴紐を外すことなんてないですから仕方ないですけどね。こういう機会に綺麗にしておきましょう!
まずはドクターマーチンのブラッシング
馬毛のブラシを使って、靴全体のブラッシングを行います。これで毛穴やシワの奥のホコリを落とすのです。これからクリームを塗ったりするので、ホコリが残っているとその上からクリームを塗ることになってしまいます。
それから、普段も革靴を履いた後にブラッシングをするのがおすすめです。革の表面にホコリが付いていると、ホコリに革の栄養が奪われてしまいます。なので靴の輝きが失われやすくなってしまうんです。
ドクターマーチンの顔であるイエローステッチは簡単に綺麗になる
くすんだイエローステッチですが、簡単に綺麗にすることができます。今回使ったのは汚れ落としと綿棒の2つだけ。
ステインリムーバーという革靴用の汚れ落としを使っています。綿棒は家庭にあるものでもちろん大丈夫。このステインリムーバーは強力な革靴の汚れ落としです。今回はイエローステッチの汚れ落としで使っていきます。
ステインリムーバーをこぼさないように綿棒につけて・・・
ゴシゴシと汚れたステッチを磨いていきます。綺麗になるまで繰り返し磨きましょう。白い綿棒だと汚れが取れたのがわかりやすいです。汚れたら面を変えて磨きましょう。
最終的にイエローステッチはここまで綺麗になりました。すごいでしょ!
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ドクターマーチンのアッパーを綺麗にしよう
次はアッパー(革靴の表面)の汚れを落としていきます。なんだか少し汚れが目立ちますね。それに光り方も不均一であまり綺麗には見えません。
”タン”の部分にも少し汚れが。普段なかなかメンテナンスできない部分です。レザーローションを使って汚れを落としていきましょう。
※使っている商品が廃盤になったので、似た別の商品のリンクを貼っておきます!
コロンブスから出ているレザーローションと、Tシャツのハギレを使って汚れを落としていきます。このレザーローションは、汚れ落としの他にも保革などの効果もある優れもの。汚れを落とす力はそこまで強くないんですが、その分革へのダメージを気にする事なく使用することができます。
先ほど使ったステインリムーバーは強力な汚れ落とし効果がありますが、洗浄力が強すぎて使いすぎは皮が痛むのです。ほどほどの洗浄力があるレザーローションはとても重宝します。
Tシャツなんかのハギレにローションを垂らして・・・(自分の場合には1円玉くらい垂らします)
アッパー全体を磨いていきます。
タンの部分も忘れずに磨きましょう。これとっても大切です!
これで汚れが落ちて綺麗になりました。もうぱっと見で変化がわかりますね。光り方が違います。
靴クリームでドクターマーチンの傷が消える!
使うのはコロンブスから発売されている靴クリームです。
靴に合った色のクリームを傷に塗っていきます。今回は筆者がこの作業を行なっております!指が汚れるので女性は少し注意が必要かも。指につけずに、布なんかで同じことをしてもOKです。
少しだけ指にとって、傷にギュッと押し付けながら塗り込みます。
あとは布で拭き取れば完了!一度ではなかなか傷が消えないこともあります。その場合によっては、何度かこの工程を繰り返しましょう!体感では3回もやれば大抵の傷は目立たなくなるはずです。
見やすいようにビフォーアフターの画像を用意しました。
Before
左足の外側部分のアッパーです。
白い擦り傷が何本か入ってしまっています。
After
シュークリームで補修をすることで、傷が完全ではありませんが目立たなくなりました。
靴クリームを使う上で1つ注意です!せっかく綺麗にしたイエローステッチが汚れないよう、気をつけて作業しましょう!イエローステッチについても簡単に落とせますが、最後の最後にイエローステッチが汚れると精神的に来るものがあります。
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さて、靴磨きも大詰めに入ります。次はツヤ出しです!ドクターマーチンの純正靴クリームを使って、ピカピカに仕上げますよ!
その名も”ワンダーバルサム”!!強そう。
ドクターマーチン純正靴クリームで簡単にツヤ出し
今回使用するのは、ドクターマーチンから発売されている純正の靴クリーム。”ワンダーバルサム”という名前で、クリームと塗る用のスポンジが一緒になっている便利な商品です。ドクターマーチンの純正アイテムですが、ドクターマーチン以外でもツルツルしたレザーであればピカピカに仕上げることができます。ビジネス用の革靴なんかにも使って問題ないです。
付属のスポンジを使ってクリームを塗っていきます。クリームとは言いつつもほぼ固形なので、スポンジでクリームを拭うという感じです。
スポンジでクリームを塗ると、すぐに光沢が出てきます。これはもはや新品よりもピカピカかも!
ポイントはしっかりとアッパー全体に塗りこむこと。塗りにくい狭い部分は、スポンジのヘリを使って塗っていきましょう。
左側がワンダーバルサムを塗ったドクターマーチン。光り方が全く異なることがわかると思います。ピカピカっていうか、もはや”ビカビカ”です。
塗っただけで終わりではありません。最後に余分なクリームをハギレで拭っていきます。このままだとちょっと下品な光り方ですからね。
拭ったドクターマーチンがこちら。左側のドクターマーチン、ピッカピカですよね。いやらしさもないです。
ドクターマーチンの靴磨き完了!
靴紐を通しました!これで靴磨きは完全に終了でございます。大変お疲れ様でした!
所要時間はおよそ1時間といったところ。これを長いと見るか短いと見るかはその人次第。でも、このおかげで好きな靴と長く一緒に居られるのです。メンテナンスで靴の寿命が5年、10年と伸びると考えれば悪くないのでは!?
初心者でもドクターマーチンの靴磨きは大丈夫です!
フルメンテナンスでドクターマーチンがピカピカに生まれ変わりました。できれば1ヶ月に一回くらいはメンテナンスをしたいところ。難しい時には、簡単なメンテナンスをするだけでも違いますよ!
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