【超基礎】革靴の靴磨き方法をやさしく解説【手順・道具・ポイント】

こんにちは、ブロガーのあかパンダ(@akapandablog)です。

今回は、革靴の靴磨きのやり方について解説です。

難しそうな靴磨きですが、紹介する手順通りに行えば失敗することはありません。

 

革靴の靴磨きのメリットは2つあります。

  1. 革靴の状態を綺麗に保てる
  2. 革靴の寿命が伸びる
あかパンダ
今回紹介する方法で靴磨きをするだけで、あなたの革靴が綺麗に長持ちします。
革靴の靴磨きについては、この記事を読むだけでOKです。
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靴磨きで用意すべき道具について

革靴の靴磨きで使用する道具は7つです。

  1. 靴ブラシ(汚れ落とし用)
  2. 汚れ落としローション
  3. クロス(ハギレなど)
  4. 靴クリーム
  5. ペネトレイトブラシ(なくてもOK)
  6. 靴ブラシ(靴クリームを馴染ませる用)
  7. 靴用ワックス(なくてもOK)

このうち、ペネトレイトブラシは指が汚れるのが気にならなければなくてもOK。

ぴーちゃん
靴用ワックスも、より光沢を出すために使うのでなくてもOKです。

靴磨きに必要な道具としてはあえて書きませんでしたが、シューキーパーも1つあると重宝します。

あかパンダ
履きジワが伸びてケアがしやすいですし、持ち手として機能します。
なくても靴磨きはできますが、革靴を長く履くために必要なので持っておきましょう。

靴磨きの手順は7ステップ

<Before>
<After>
  1. 【準備】靴紐を取りシューキーパーを入れる
  2. ブラッシングでホコリを落とす
  3. 汚れ落としローションで汚れ落とし
  4. 靴クリームを塗る
  5. 靴クリームをブラシングで浸透させる
  6. 余分なクリームを布で拭き取る
  7. 靴用ワックスで光沢を出す
ぴーちゃん
この7つの手順で靴磨きを行っていきます。

使用する道具についても文中で紹介していきます。

 

①【準備】靴紐を取りシューキーパーを入れる

靴紐の通し方は忘れないように注意

靴磨きを行う前に、まずは靴紐を外しておくこと。

あかパンダ
“細部までケアえるように”と、“靴クリームなどを巻き込まないように”という2つの意味合いがあります。
靴紐は元通りにも出せるよう、通し方を覚えておきましょう。
不安なら写真を撮っておくのも良い方法です。
靴紐を取って、細部までケアが行えるようにする。また、靴クリームが靴紐に着くのを防ぐ目的も。

シューツリーは保管の時だけでなく、靴磨きの時にもぜひ使いましょう。

靴の形が整い、履きジワ部分など細部までケアが可能です。

ぴーちゃん
クリームなどで手が汚れるのを防ぐ「持ち手」としての効果もあります。

 

②ブラッシングでホコリを落とす

素早く動かすのがポイント

ブラッシングで革靴の表面についたホコリや砂を落とします。

使いやすい靴用のブラシで構いませんが、おすすめなのは毛足の長い馬毛のブラシ。

細部から汚れを掻き出すことができます。

  1. かかと付近からブラシングをスタート
  2. 革靴のサイド部分(汚れの溜まりやすいコバとアッパーの間は重点的に)
  3. つま先の部分をブラッシング
  4. 革靴の逆サイドをブラッシング

こんな流れでブラッシングを行うと、磨き忘れも防げて効率的です。

あかパンダ
コツはブラシを移動させるのではなく、靴を動かすこと。素早くブラッシングができます。

 

③汚れ落としローションで汚れ落とし

汚れ落とし・保革・ツヤ出しがができる優れモノ

汚れ落としローションでブラッシングで落ちなかった革靴の汚れを落とします。

前回の靴磨きで使ったクリームやワックスも落としていきます。

あかパンダ
必ずブラッシングを行ってからローションを使うこと。砂やホコリが残っていると靴に傷がついてしまいます。
人差し指にちょこんと乗るくらいで十分
汚れたら適宜面を変えて

指にクロス(ハギレでOK)を巻き、ローションで汚れを落とします。

ぴーちゃん
あまり量を取る必要はありません。少しずつ足していくイメージです。
布が汚れてきたら汚れていない面に変えながら汚れを落とします。
砂やホコリが残っているとこの作業で革靴に傷がつくことも。汚れをしっかり落として、靴をすっぴんの状態にしよう。

▲汚れ落とし・保革・ツヤ出しができる、同タイプのローション。簡易的なケアならブラッシング+ローションで済んでしまう

 

④靴クリームを塗る

靴クリームを塗っていきます。

靴クリームの目的は靴の栄養である油分と水分の補給。

あかパンダ
革がしっとりと柔らかくなり、強度も上がるため非常に重要な工程です。

使用するのは「靴クリーム」「ペネトレイトブラシ」

クリームは指で塗っても大丈夫なので、指が汚れても大丈夫ならペネトレイトブラシを用意する必要はありません。

指で塗った方が、指の温度でクリームが浸透するメリットもあります。

ぴーちゃん
黒の革靴ではない場合、靴の色よりも明るい色の靴クリームを選ぶようにしましょう。
少量のクリームを薄く伸ばしていくイメージ

ペネトレイトブラシで革靴全体にクリームを塗っていきます。

ローション同様に、少ない量のクリームを伸ばしていきます。

ぴーちゃん
足りなくなったらその都度足していきましょう。
靴の栄養である油分と水分を補給する、靴磨きの中で最も大切な工程。少量を指やペネトレイトブラシで塗り広げていく。

 

⑤靴クリームをブラッシングで浸透させる

指やペネトレイトブラシで塗った靴クリームを、豚毛ブラシで革に浸透させていきます。

豚毛ブラシは張りがあるのでこの作業にぴったりです。

あかパンダ
革靴内部にクリームを浸透させるイメージで力強くブラッシングを行います。
  1. かかと付近
  2. 革靴のサイド部分
  3. つま先の部分をブラッシング
  4. 革靴の逆サイドをブラッシング

磨き忘れがないよう、汚れ落としのブラッシングと同じ流れでするのがおすすめです。

 

汚れ落としと同じブラシを使うのは絶対にNG。

ぴーちゃん
クリームに汚れが乗って、最初からやり直しになってしまいます。
豚毛ブラシでクリームを浸透させるように強めにブラッシング。汚れ落としで使ったブラシを使うのはNG。

⑥余分なクリームを布で拭き取る

上の写真は豚毛ブラシで靴クリームを浸透させた革靴です。

少し光沢が出ていますが、余分なクリームが乗っている状態なので布で拭き取っていきます。

 

やさしく全体をサーっと磨く
光沢が出て綺麗に仕上がった

クロスを指に巻き、靴全体を拭いていきます。

力をあまり入れずにやさしく拭くと、途中から光沢が出てきます。

あかパンダ
もし、この光沢で満足なら靴磨きは終了です。ここまでで十分靴磨きの目的は果たしています。
布を指に巻き、余分なクリームを落とす。やさしくサーッと拭くだけでOK。

 

⑦靴用ワックスで光沢を出す

ワックスは缶に入っている
ワックスは極少量でOK

もっと革靴に光沢を出したいという場合には、「鏡面磨き」という方法があります。

しかし、時間がかかるのと多少の慣れが必要なので、ここでは失敗しない方法を紹介。

  1. 指に布を巻き、鏡面磨きにも使う靴用のワックスをごく少量取る
  2. 靴のトゥ部分から薄く薄く塗っていく
  3. サイド→かかと逆サイドと塗る
  4. 靴のトゥ部分に水を2・3滴落とす
  5. ワックスを付けずに②③を行う

この方法で失敗せずに革靴にツヤを出すことができます。

あかパンダ
ポイントは、薄く薄く塗り広げることをとにかく意識すること。

 

革靴に光沢が出て、周りのものが少し写り込むくらいになりました。

鏡面磨きをする際にも使えますし安価なので、気になったらワックスも購入しておくのがおすすめです。

▲鏡面磨きで光沢を出しやすいKIWIのワックスです

革靴の靴磨き終了

ぴーちゃん
革靴の靴磨きが終了しました。
革靴に栄養が入ってしっとりとしましたし、全体的にツヤも出ていい仕上がりだと思います。
今回紹介した手順ですが、慣れれば15分程度で十分終わるメンテナンスです。
あかパンダ
習慣にして、革靴を綺麗な状態に保ち寿命を伸ばして長く履いてあげてください。

ステップアップ!鏡面磨きに挑戦してみよう

時間と手間がかかるので今回の記事では紹介しませんでしたが、「鏡面磨き」という面白いテクニックがあります。
あかパンダ
今回の記事中で登場した靴用ワックスを使って、革靴の表面をまるで鏡のように綺麗に仕上げる方法です。
見た目が美しくなるのはもちろん、傷を隠したり傷から革靴を守る効果もあります。
慣れるまで、鏡面磨きだけでも30分近く時間がかかってしまうでしょう。
しかし、それだけの価値があるテクニックです。
鏡面磨きの方法

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履き始めのプレメンテナンスも大切

革靴は履き始めのケアも大切です。
購入したばかりの革靴でも栄養が足りていないことがあり、そのまま履いてしまうとさまざまな問題が出てきます。
ぴーちゃん
購入した革靴はプレメンテナンスを行ってから履くのがおすすめです。
今回紹介したメンテナンス方法で栄養を補給してあげましょう。

靴磨きの頻度について基準はあるか

靴磨きの頻度について明確な基準はありません。

汚れたり、表面の革が乾燥してきたタイミングで行うべきでしょう。

あかパンダ
私の場合には、1ヵ月に一度程度のタイミングで行っています。

最低でも1~2ヵ月に一度は靴磨きを行うようにして、あなたのライフスタイルに合わせた靴磨きを心がけましょう。

 

履いた後の30秒ケアで革靴の寿命は長くなる

30秒の最強ケア

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家に着いた後、たった30秒でできることですが革靴の寿命をグッと伸ばす最強のケアがあります。

上の画像で想像はつくでしょうが、そのケアとはズバリ「ブラッシング」です。

あかパンダ
根拠と私が実践している方法を解説しているので、ぜひ読んでみてくださいね。

 

【まとめ】革靴の靴磨き方法をやさしく解説

今回は基本となる靴磨きの方法を記事にしました。

7つの手順に分けて靴磨きを解説しましたが、1つひとつの手順を順番にこなせば、誰でも綺麗に靴磨きができるはずです。

 

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あかパンダ
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